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2021年に読んだ117冊の本と読んで良かったランキングベスト3

9月:8冊

  1. 戦争と平和2(8/29~9/5, 海外文学)
  2. 戦争と平和3(9/6~9/10, 海外文学)
  3. 戦争と平和4(9/10~9/15, 海外文学)
  4. 「空腹」が人を健康にする(9/15~9/16, How To)
  5. スティル・ライフ(9/17, 現代小説)
  6. シン・ニホン(9/18~9/20)
  7. 日本一やさしくて使える会計の本(9/21~9/24, How To)
  8. 21 lessons(9/22~9/30, 歴史・哲学)

 

一日全速力で100ページ読み進めても読了までに3週間以上かかる小説、それがロシアの文豪・トルストイ作の戦争と平和である。

ナポレオンのロシア侵略を題材に繰り広げられる歴史ドラマは、今まで読んできたどの作品をも上回る圧倒的なスケールだった。

戦争と平和を読み終えた後、我が下宿の本棚にあるHow To本が如何にも希薄に映ってしまった。

また、本を理解しながら読むスピードが格段に上がり、今までそのボリュームゆえに読むのを諦めていた本に手が届くようになった。

【世界文学の最高傑作】トルストイの戦争と平和を24日かけて読んだ感想

2021-08-16

 

10月:5冊

  1. 百年の孤独(10/1~10/9, 海外文学)
  2. 田舎教師(10/10~10/13, 日本文学)
  3. ソロモンの指輪(10/14~10/17, 海外文学)
  4. 若き数学者のアメリカ(10/18~10/21, 現代小説)
  5. ヴィルヘルムマイスターの修業時代(10/22~10/26, 海外文学)

 

10, 11月はつくば出張のため読書時間が激減してしまった。

そんな中でも百年の孤独からは溢れんばかりのエネルギーを頂戴した。

話に切れ目が全くなく、一つの家系をめぐる物語を100年にわたって描き尽くした作品。

最初は日常と非日常が混濁したマジックリアリズムの世界になかなか没入して行けなかったのだが、ひとたび世界観を受け入れてしまえば貪るようにフィニッシュできた。

 

11月:5冊

  1. 葉隠入門(10/31~11/2, 日本文学)
  2. 斜陽(11/3~11/5, 日本文学)
  3. 浮雲(11/6~11/8, 日本文学)
  4. 春琴抄(11/9~11/10, 日本文学)
  5. 卍(11/12~11/15, 日本文学)

 

海外文学を多く読み、そろそろ日本人が書いた本も味わいたくなった。

そこで、11月は日本文学ばかり買って読んでいた。

11月に読んだ5作品は全部当たりの名作であり、その中でも春琴抄は特に印象に残る逸品だった。

盲目の女師匠を愛するがあまり、師匠の顔についた傷を見ないで済むよう自ら盲目になった弟子…著者の谷崎潤一郎はただのエロ親父だと思っていたけど、こんな絶対美の世界も見せてくれるなんて全く思っても見なかった。

かめ
谷崎さんすげぇ…と感心していたのもつかの間、次の卍は超ハードな同性愛の話でした…笑

 

12月:5冊

  1. 白痴 上(11/22~12/5, 海外文学)
  2. 白痴 下(12/6~12/10, 海外文学)
  3. アンナ・カレーニナ 上(12/10~12/16, 海外文学)
  4. アンナ・カレーニナ 中(12/17~12/23, 海外文学)
  5. アンナ・カレーニナ 下(12/24~12/27, 海外文学)
  6. 電気化学概論(12/28~12/31, 研究)

 

あまりにアンナ・カレーニナが好きすぎて、4月(光文社)に買ったのとは別の出版社の本(新潮社)を買って読んだ。

一年に二回、アンナと対話し、私の結婚適性はゼロだと悟らされた。

やっぱり女性の気持ちは分からない。なんでソコでそう考えてそんな事を言ってしまうの?

私はブログで頻繁に「彼女が欲しい」と漏らしているが、何かの間違いで彼女ができたとして、はたして上手くやって行けるのだろうか?

 

読んで良かった本ランキングベスト3

2021年に読んで良かった本ランキングベスト3は以下のような結果となった。

1位:アンナ・カレーニナ (新潮文庫Ver.)→圧倒的一位。2021年はアンナに翻弄されっぱなし。
2位:喜嶋先生の静かな世界→私の研究室生活を輝かせてくれた、読書満足度の非常に高い一作。
3位:戦争と平和→読み終えたは良いものの、まだ全く消化しきれていない。今後何度も読み返すべき作品。

新書を乱読するのもいいけれど、印象に残ったり人生の教訓を得られたりするのは分厚くて読むのに時間のかかる作品である。

来年はどんな本と出会えるだろう…?読書という低コストで楽しめる良い趣味を見つけられて、地味で淡々とした学生生活に一輪の花を咲かせられた。

 

最後に

2021年に読んだ全117作品と読んでよかった本ランキングベスト3は以上である。

2022年は冊数ではなく、一つの作品の理解度にこだわっていく。

目標としては、

  • 新潮社出版のドストエフスキー&トルストイ&谷崎潤一郎作品を全巻制覇
  • その中で特に気に入った作品を5回繰り返し読む
  • 著者の解説本も購入し、文化的背景や著者の思想についての知見を得る

このような形となる。

まぁ、読書はあくまでも趣味なので、息抜きとして楽しめる程度に突き詰めていけたらいいなと考えている。

 

以上です。

2 件のコメント

  • いくら書籍を読んでも、女性の心は難しいもので机上の空論になりがちですよね

    • そうですね…
      本ばかり読んでおらず、デートなど実地訓練を積むべきなのは承知しています。

      ですが、中高一貫男子校に通っていた事もあって女性の考え方をよく理解できず、いくら彼女が欲しいと思っていてもガールフレンドすら作れない有様です。

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