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#15 沖縄100Kウルトラマラソン2024への道 『プラス思考』に関するコラム

#14 沖縄100Kウルトラマラソン2024への道 『生き急ぎ』についてのコラム

2023-10-29

こんにちは!馬術競技から陸上競技に転向した、100km自己ベスト9時間1分の現役北大理系大学院生かめ (D1)です。 2024年12月スタートの沖縄100Kウルトラマラソンへ向けて練習しており、記事を書きながら日々の練習内容を振り返ることにしています。

先日は『生き急ぎ』について考えました。今日は『プラス思考』についてのお話です。

 

イギリス留学は不幸続き。オックスフォードでまだ一度も良い目に遭ったことがありません。「帰りたいなぁ…」と早くもこぼす。こんな辛い思いをするためだけに半年と300万円を費やしたくない。幸福度はダダ下がりする一方。遂にはもうこれ以上不幸な気持ちになれない所まで落ち込みました。

このように何となく続いていた不幸状態を一変させる本と出会いました。それが喜多川泰さんの『運転者』という作品です⇩

本著で一番勉強になったのは「プラス思考」についてです。プラス思考というと”悪いことが起きた後に無理して出来事をプラスにとらえる”思考だと今まで思っていました。しかしこの本を読み、従来の私の認識が全く間違っていたと気づかされたのです。本当のプラス思考とは、【何が起きてもプラスに変えてやるぞ!】と意気込む能動的な姿勢のこと。ハプニングが起き、気分が落ち込んでから心を立て直すのではなく、いつでも立て直せる用意をしたうえでドンと構えて座っていること

 

オックスフォード到着以来、思い出したくもない惨憺たる出来事に遭い続けてきたように思います。

  • 初週に泊まった宿に大きなクモの巣が張ってあったり部屋のカギが閉まらなかったり
  • 訪問した研究室で1か月間も実験をさせてもらえなかったり (今でも実験に取り掛かれる目途は立っていない)
  • ホストファミリーの咳払いの頻度が多すぎて頭がおかしくなったり

と、悲劇に遭うたび気分が落ち込み何もする気が起こらなくなりました。毎日毎日 (帰りたい…)と願っていた。まだ一か月さえ経っていないにもかかわらず、留学の残り滞在期間をアプリで数え始めたぐらいですから。

『運転者』を読んで以来、”よくもまぁこんなに沢山ネガティヴなイベントが起き続けたなぁ…笑”と不遇を逆に面白がってやることに。オックスフォードに留学生は数多く住んでいるけど、流石にこれほど多頻度で悲惨な目に遭った人はさほど多くはないはず。神様、仏様。本当にありがとう。おかげでブログに記せるネタが次々とストックされていく^ ^。もっとハプニングを寄こして欲しい。今の自分なら如何なる出来事もプラスに変えられる気がするからさ。

マイナスの出来事をプラスに捉える。たとえ嫌な思いをしたとしても、 (コレでむしろ良かったんじゃないか?)と開き直ってみる。幸福度がたとえー100になったとしても、逆符号の”+”へと即座に変換すればいいだけの話。プラスな時間が増えるに越したことはないから変換を続ける。プラスのイベントは無論、プラスにしか捉えない。”どんな風にプラスなのか?”などと難しく考えず無条件でプラスに。そうしたら身の回りで起きる全ての出来事が運命のいたずらのように思えてきました。「神様、ほんと意地悪だなぁ…笑」と、アマテラスによる様々な所業が何だか可愛らしく映って見えます。人生を楽しむ最大の秘訣は”能動的”なプラス思考にあるのかもしれません。気分が滅入ってからプラスに変えようとする”受動的”なプラス思考でなく、ハナから不運を想定しておき「絶対にプラスにするぞ!」と腕まくりをして待ち構える感じ。

 

笑顔も幸せを呼び込んでくれます。【笑う門には福来る】、コレは本当にそうだと思う。笑っていつでも上機嫌でいたら運気の変わった瞬間が分かるから。”あっ、何だかノッてきたぞ♪”と怒涛の勢いで人生が変わる。

私が過去に同様の経験をしたのが中三で臨んだ岐阜国体。広島県の代表選手として馬術競技で優勝を目論んでいたころ。夏休み、国体優勝を目指してハードな練習をしました。最初は (何でこんなにしんどい練習をせなアカンねん…)と辛くて堪らなったもの。俯いていても仕方がない。「あー、ホンマ辛いわぁ。ま、しゃーないわな^ ^」と無理にでも苦境を笑い飛ばす。すると練習が楽しくなってきた。面白くなると集中力が上がる。集中できると練習の質が高まる。必然的に上手くなる。信じられない勢いで次々とスキルを身につけた。気が付いたら10月、首から金メダルを下げて満面の笑みで表彰台の一番高い所に立っていました……[青春駆ける・中学3年生編]

よし、これからはいつでも笑っていよう。最低でも真顔。苦しい顔は決して作らない。プラス思考との掛け合わせで365日・24時間いつでも幸福な状態を作り出す。せっかくの留学、楽しまなくちゃ損。思い通りにならない逆境も笑い飛ばして楽しんでやろう。日本に帰ったら思う存分エネルギーを爆発させて研究を進める。世界を「あっ!」と言わせるような破壊的インパクトのある研究をしてみせるから。

これまで真顔で生きてきた自分が笑顔でいるのは難しいです。試しに一日中笑顔で居てみた所、夕方には眼の下の筋肉が痙攣するほど疲れていました笑。翌日も無理に笑い続けたら、今度は目の上の筋肉まで疲れてきました。どんだけ自分、笑ってこなかったんだ… 不機嫌を巻き散らして生きていたのでしょうね。笑顔は筋トレ。人生をより幸せに生きるための手頃な自重トレーニング。逃れるわけにはいきません。たかがこの程度の痛みに耐えられなきゃどうして楽しく生きられるってんだ。笑顔が似合う大人になりたい。イギリス人、とにかく笑顔が素敵な人が多いので、留学中にイギリス流の笑顔を身に着け帰国するつもり。

 

 ”プラス思考”については以上。来週は『休息』について述べます。

#16 沖縄100Kウルトラマラソン2024への道 「休息』に関するコラム

2023-11-12

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