質問その3:『青春駆ける』の見どころ/お気に入りの場面は?
- 国体にまつわる様々な描写
- 困難に対し、何を考え、どう行動するか?
- 恋愛シーン (高1・高2・高3編)
この3つです
『青春駆ける』の執筆にあたり、国体に関する出来事には特に力を注ぎました。どうして出ることになったのか、国体予選中はどんな気持ちだったのか、国体本戦の競技中に何を見、何を考えていたのかなど、記憶を掘り起こせるだけ掘り起こしてみて言葉で描き出しました。国体にスポットライトを当てたのは、私の乗馬人生が国体を中心に回っていたといっても過言ではないから。とんでもなく密度の高かったあの日々について、私が感じたのと同じ熱量を感じられるよう文章にしたのでぜひ読んで欲しいです(*≧∀≦*)
大学馬術部へ念願の入部。ウマ漬けの毎日を獲得しました。部活では自身と組織とのすれ違いに懊悩し、最終的には馬術部を退部する決断を下す。”辞めよう”と決断するまで何日も何日も悩みました。しかし、”乗馬を嫌いになるのだけは避けなきゃいけない”と苦渋の選択を下したのです。退部後、これまで趣味で続けてきていたランニングを本格的にやる事にします。目標はマラソン3時間切り。届きそうにないと思われた目標へ挑戦した方が面白いと思ったから。なんと、翌年には早くも達成してしまいます
駆け続けなきゃいけないなんて苦しいじゃないかと思われがち。ですが、逆に言えば、駆け続けている間は必ず命を繋げます。私にとって『駆ける』とは、生への安心感を得る行為なのです。”今日も走れる。なら大丈夫だ👍”と胸をなでおろすことができる。本当はじっとしていても安心感を得られればいい。私の体はそうは出来ていないのでこれからも駆け続けるでしょう
質問その4:私にとって『乗馬』とは?もう乗馬、やらないの?
乗馬は自らの全てを投影してくれるピカピカの鏡。ありとあらゆる等身大の自分をリアルタイムで見せてくれます。カッコいい自分、喜んでいる自分など、観たい自分だけが映るのならば都合が良いけれどもそうはいかない。競技で思い切り大失敗して痛い目に遭う自分も映す。乗馬をやればやるだけ鏡の鏡面が大きく・綺麗に。それに伴い自己理解がおのずと進んでいくのです
私は馬がとにかく好き。乗るのも好きだし触るのも好き。傍から見るだけでも心が癒される。できるだけ馬とかかわっていたい。馬なしでは生きていられない。自分にとって馬は不可欠。
私には一つ、目標があります。叶えられるか分かりませんが、もう一度国体のダービーに出て表彰台へ立ちたいんです。ダービーは自分が最も多く出てきた種目。勝ちを逃した、あと一歩の所で失敗したなど、たくさんの思い出が詰まっています。あの青春の日々に新たな思い出を新しいページに書き足してみたい。あわよくば優勝!ダービーの金メダルが欲しい!