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#3 沖縄100Kウルトラマラソン2024への道 7/31~8/6 走行距離77km&『忍耐』に関するコラム

#2 沖縄100Kウルトラマラソン2024への道 7月に走った285kmの練習の総括&『卵』に関するコラム

2023-07-31

こんにちは。馬術競技からマラソンに転向した、100km自己ベスト9時間1分の現役北大理系大学院生かめ (D1)です。 2024年12月スタートの沖縄100Kウルトラマラソンへ向けて練習しており、記事を書きながら日々の練習内容を振り返ることにしています。

 

今週の練習内容

  • 7/31 (月):懸垂
  • 8/1 (火):80分ジョグ
  • 8/2 (水):120分プチ起伏走
  • 8/3 (木):80分ジョグ
  • 8/4 (金):懸垂
  • 8/5 (土):80分ジョグ&学内バイト
  • 8/6 (日):120分起伏走 腹筋ローラー

『ケガ無く無事に終える』を目標に1週間練習を行いました。ベースペースが平均4’45″/km程度でかなり良い調子です。高温&多湿の状況下でもこのペースで問題なく走れています。気温が下がり、湿気が無くなれば、同じ感覚で4’35″/kmぐらいで楽々ジョグ出来るかもしれません。無理せずゆっくりと積み上げていく。4’35″/kmでの余裕を持った巡航を必ずしも今年中に実現する必要はない。夏は来年もやって来る。暑い夏は走力を効率的に鍛える最高の季節なので、コレを如何に活かすかよく考えて練習を組みたいと思います。

本日8/6の練習はオフ。雨と雷のダブルパンチで走るのをキャンセルする見送ることに。昨日8/5に北大の学内バイトで一日中立ち仕事をしました。その疲労もかなりまだ残っていたので、走ったとしても質の高い練習はおそらくできなかったでしょう。バイト中、テーブルの角に尾てい骨をぶつけて酷く痛めてしまいました。骨を休め、来週からまた練習できるよう態勢を整えて参ります。

 

『忍耐』に関するコラム

今年1月、北海道神宮で引いた幸せおみくじ

先週の記事では『卵』についてコラムをお送りしました。今週は『忍耐』をテーマに話していこうと思います。

 

自分が苦手としているものの一つに『待つ』というモノがあります。順番を”待つ”、連絡を”待つ”、商品の配送を”待つ”などの待つ。昔からとにかく待つのが苦手。シイタケやマツタケなどキノコと同様、大々々々々嫌いです。いったい何が嫌なのか? (時間がもったいない) と思っちゃうんです。レストランで列に並び順番を待つなら、その時間で他のレストランへ行って食べてしまいたい。Amazonから商品が送られてくるのを待つぐらいなら、スーパーで売られている代用品にてササっと済ませてしまいたい。要するに私はせっかちなんです。待っていたらウズウズしちゃって居ても立っても居られなくなる。”早く”用事を片付けたいから待つのを忌避して生きてきました。

大昔、彼女がいた旧石器学部時代、彼女から「ディズニーランドへ行きたいなぁ~」と夢の国デートをせがまれたことが。そこで「行こう!」と言っておけば彼女の機嫌を損ねなかったのに、「順番待ちするの嫌だから行きたくないなぁ~」と反射的に返した。ディズニーなんて夢の国でも何でもないと思っていました。大層なアトラクションの前で何時間も立って待つだけの場所。せっかちな私が足を踏み入れたらストレスが溜まっていく一方。もはや生理的に受け付けないのがディズニーやユニバなどのエンタメ施設。彼女、めちゃくちゃ悲しんでいましたね。そのせいでフラれたのかどうかは今や知る由もありませんが、”順番待ちすらできないカレシ”と付き合いたくない気持ちには同情できた。私が仮に女子であっても、一緒に列に並んでくれない彼氏と付き合いたくはありません。待っている間、二人で何かゴニョゴニョ話をするのが楽しいのに、ただ効率性だけを重要視されてはデートがスタンプラリーのように無機質になる…

このように、今までスラロームの要領で是が非でも『待つ』を回避してきました。しかし、とうとう忍耐を覚えねばならぬ試練が私に訪れました。それが、2023年後半から行くOxford留学の手続きです。自分ではどうすることもできない時間的空虚感に苦しめられたこれまでの半年。いったい何を待ったのか?Oxford大学事務局の受け入れ手続きをひたすら待ち続けたのです。下の図⇩をご覧ください。コチラはOxford留学手続きのこれまでの経緯を示しています。

Oxford留学手続きのこれまでの経緯

海外留学をしようと思えば、渡航を希望する半年ほど前から手続きを開始する必要があります。渡航先機関の受け入れ手続きや受入研究者との研究内容のすり合わせに半年ほど時間が必要だからです。Oxfordの研究者から受け入れ許可を頂いたのが3月。渡航開始予定日 (9/26) の半年前に許可を貰えた👍。4月・5月はOxfordの研究者と渡航中の研究内容について話し合います。何をやるかも凡そ定まり期待で胸が膨らんできました。しかし、その後が辛かった。Oxford事務局の受け入れ手続きが2か月間、全く進まなかったのです。迫りくる渡航予定日、値上がりを続ける往復渡航費 (*Oxfordより、手続きが完了するまで航空券の手配を待つよう言われていました)、己のイライラが頂点に達して何度かトイレで吐き散らしました。

自分のせいで手続きが進まないなら自分を責めるだけでいい。行動を改善すれば事態を打開できるならそんな簡単なことはない。しかし今回の場合、いくら自分を責めた所で問題は何も解決しません。ただ待つしかない。Oxfordの手続きが無事に終わるのを静観するしかありませんでした。良くないことに、受け入れ手続きをして下さっていたOxford事務局の事務員さんが夏季休暇へ入ってしまいました。休暇の期間は不明とのことで、受け入れ手続きがいつ完了するか分からなくなってしまったのです。それでも待つしかありません。自分が代わりにOxfordで受け入れ手続きをするわけにもいきませんから。(もう勘弁してくれよ…)とストレスで蕁麻疹ができました。ただでさえ待つのが嫌いなのに、それを2か月もやり続けるなど苦行極まりありません。コレならディズニーで彼女と一緒に3時間順番待ちする方がマシ。2か月 (24時間×30日×2か月=1,440時間) vs.3時間ですから、480倍もの時間を待つならディズニー地獄に耐える方が楽。

そろそろ耐えられなくなってきたとき、ふと

かめ
そういえば正月、神宮でおみくじ引いたなぁ

と思い出しました。これまで従来型の100円おみくじを買っていたのに、今年は奮発し200円払って幸福おみくじを買ったのです。(何が書いてあったっけな)とおみくじを見直してみると…

第六十九番 吉

運勢
「果報は寝て待て」ということばがある。今は思い通りに状況が動かず、いささか焦りがちの気分だが、ここで無理に自我を通せばますます思わしくない結果を招く。
やがて巡りくる好機にそなえて、英気を養い、将来の計画をじっくり練るがよい。
無理な動きはせっかくの実力を無駄にする。「急がば回れ」。運勢吉。

とありました。「待てない、待ちたくない、もう嫌だー!」と喚き散らしていた自分にブスっと突き刺さる文言だらけ。神様は留学手続きを敢えて手間取らせ、「この機会に『待つ』を覚えなさい」と私にチャンスをくれたのです。半年以上も前に引いたおみくじが今の伏線だっただなんて。

”焦ってもどうにもならないや”と良い意味で諦め達観しました。「なるようになる。ならなきゃそれはその時さ」と『黙って待つ』決断を下した。イライラしても意味ありませんからYouTubeでヴァイオリンを聴くことに。可愛い芸大生のチャンネルを見つけ、50曲ぐらい聴いて心を洗った。YouTube視聴の息抜きとして専門分野の勉強もやった。真剣に勉強するのは辛いが、趣味として勉強をするなら楽しい。睡眠時間も増やしました。これまで6時間しか寝ていなかったのを7~8時間まで伸ばしました。そうしたら次々とポジティヴな夢を見るようになってきたのです。

  • イギリスの街を歩いている夢
  • 自身の論文がNatureの姉妹紙に掲載された夢
  • 博士課程の早期修了に成功して天高く胴上げされる夢

など心躍るものばかりでした。その勢いに乗じたのでしょうか、8月初旬、Oxfordから手続きが完了した旨を知らされました。留学開始日は2023年10月1日、留学終了日は翌年3月31日と半年間の留学が決まったようです。待った甲斐がありました。”果報は寝て待て”とは真実ですね。神様はやはり偉大だなぁ。私のようなせっかちな人間にも待つことの大切さを教えて下さる。今回の一件で自分の『忍耐力』を劇的に向上させられました。次回、何かで待たされる時も、1か月ぐらいなら平気な顔で待てるような予感がします。

かめ
ディズニーデート、行きたいなぁ。誰か一緒に行ってくれる人、いないかなぁ (いないよなぁ…)

 

『忍耐』に関するコラムは以上。来週は『体力』の話題でお送りします。

 

来週の予定

来週は以下のメニューを消化します。

  • 8/7 (月):オフ (成分献血44回目)
  • 8/8 (火):80分ジョグ
  • 8/9 (水):120分プチ起伏走
  • 8/10 (木):80分ジョグ&腹筋ローラー
  • 8/11 (金):懸垂
  • 8/12 (土):80分ジョグ
  • 8/13 (日):120分起伏走

今日みたいに悪天候なら練習をせずオフにし、良いコンディションの日に良い練習を行い実力を高めることに専念したいです。

#4 沖縄100Kウルトラマラソン2024への道 8/7~8/13 走行距離65.2km&『体力』に関するコラム

2023-08-13

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