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vol.2 小学5年生、乗馬にハマる|青春駆ける ~馬術に情熱の全てを捧げた10年間の成長の足跡~

乗馬が受験勉強の息抜きに

小学4年生の4月ごろから学習塾に入りました。最初は学校帰りに週に2~3回ほど通っていた記憶があります。塾通いを開始したのは中学受験に合格するため。中学受験で賢い中学へ行けばいじめもない/少ないだろう、と。ただ残念なことに、私をいじめていたワルの一味も同じ塾に通っていました。私の方が成績上位だったのでクラス自体は異なったものの、”同じ時間に同じ塾へ居る”というだけで少々辛かった。奴らと同じ中学へ行かないために本気で勉強を頑張りました。記憶力の良さをフル活用して社会科はすこぶる得意だった。しかし、頭脳パズルのような算数や、登場人物の心情を答えさせる国語にはかなり苦戦。苦手をどうにか克服しなくちゃ上位の中学へは行けません。

  • なんとしてもいじめから解放されたい
  • いじめてきた奴らより上の中学へ行って奴らを黙らせてやりたい

と歯を食いしばって勉学に邁進。苦手だった算数については塾の教材にプラスして、親に市販の算数の問題集まで買ってもらって演習量を確保。人の3倍ほど努力を重ねてようやく偏差値が少しだけ上がった。遊び盛りの小学生にとって室内での勉強は苦痛極まりありません。勉強する暇があったら馬に乗っていたかったほど。

5年生になると平日は全て塾で潰れてしまいました。唯一、乗馬クラブで息をつける週末までも月イチでテストが。上がらない成績、迫りくる受験とネガティヴ要素が積み重なった。馬に会える毎週末が待ち遠しくて仕方がありませんでした。小4では学校からの逃げ場として役立ってくれていた乗馬。小5ではそれに加え、受験勉強の息抜きの場として無くてはならぬ大切なものに。(馬に会うため一週間頑張る!)とどうにか踏ん張っていられました。まぁ、たまに師匠のI先生から恐ろしいレッスンを受け震え上がるも、狭い教室に詰め込まれて勉強するより何倍も楽しかったです。

成績が上がらぬ私に対して発破をかける目的でしょうか?ある日、母親から「中学入学後も乗馬を続けたいか?」と突然質問されました。答えは一択、Yesです。「うん、続けたい」と答えました。すると母親、「なぎさ (広島なぎさ中学校)以上の学校に受かったら続けさせてあげる」と言いました。当時、私の学力はなぎさ中学校に通るか通らないか五分五分といった感じです。このままでは中学以降、乗馬を続けられない可能性が浮上。「そりゃ困るよ!」と駄々をこねるも、お金を出して貰っている側から命令されては聞くしかない。「分かったよ…」と渋々頷き、”成績を上げるため猛勉強する”と親に誓ったワケであります。

結果的になぎさ中学へ合格して乗馬を続ける権利をGETします。一方、進学したのはそれより上位の中高一貫男子校。なぎさ中学は中高一貫の共学。男子校生になってから (なぎさへ行っておけばよかったなぁ…)と強く後悔することに…

 

~vol.3 小学6年生編に続く~

vol.3 小学6年生、乗馬と向き合う|青春駆ける ~馬術に情熱の全てを捧げた10年間の成長の足跡~

2023-08-24

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