【爆走必至!】アシックス・メタスピードスカイ 詳細レビュー|サイズ感や走行感、メタレーサーとの比較を交えて

私は北大院生サブスリーランナーである。

この記事では、2021年3月31日にアシックスからリリースされた最新作、メタスピードスカイのレビューを書いていく。

このシューズを買った理由は以下の記事に書いたのでそちらを参考にして欲しい。

【アシックス】メタスピードスカイを買いました

2021-03-31

本記事では、

  • 開封の議
  • メタスピードスカイと走ってみた
  • メタレーサー&グライドライド&アディゼロジャパン5との性能比較

上記の構成でお話ししていく。

 

それでは早速始めよう。

走行感や他のシューズとの比較は記事のだいぶ下の方にある。その部分だけ読みたいという方は、目次欄から適当な項目をクリックしてジャンプして頂きたい。

津軽海峡を越えてシューズが届いた!

私は、再配達の手間を省くため、近所の集配所へ荷物を取りに行く形で通販を利用している。

そして、普段と同様、「集配所に荷物が届きました」という連絡がスマホに入り、私は待ってましたとばかりにダッシュで受け取りに行った。

店員さんからシューズ入りの段ボール箱を渡された時、あまりにも軽すぎて「コレ、ホンマに中身入ってますか笑?」と聞いてしまいそうになった。

エボライドを受け取った時も商品の軽さに驚いたけど、メタスピードスカイ入りの箱は次元の違う軽さであった。

 

いざ開封!

シューズとの対面が待ちきれなくて、あわや集配所で開封してしまいそうになった。

しかし、そこをグッとこらえて家まで抱えて持ち帰った。

鼻息荒く段ボール箱を開封し、ついにシューズ本体の箱が見えてきた。

かめ
あ~、楽しみやなぁ!!!

一度深々と呼吸して、えいやっ!と箱を開けた。

かめ
えっ、めちゃめちゃカッコイイやん…

サンシャイン池崎のように「イェェーーェェイ!!」と歓喜の雄叫びを上げようかと待ち構えていたのに、あまりの端正な外見に喜ぶどころか感動してしまった。

アシックスには”野暮ったいダサいけど頑丈なシューズを作っている企業”っていう印象があるが、メタスピードスカイはアシックスらしからぬ超スタイリッシュなデザインであったのだ。

これならデザインで敬遠する方はいなさそうだし、むしろあまりのカッコ良さに欲しがる方が多くいらっしゃるのではなかろうか。

 

シューズを持ってみると、信じられないほど軽かった。

公式発表では25.5cmで199gらしいが、26.5cmで180gを切っているとの情報もあり、見た目と実際の重さのギャップがとてつもなくあるのはとりあえず間違いない。

ちなみに、もしメタスピードスカイが180gを切っていれば、名器・ヴェイパーフライNext%よりも軽量性で上回るようである。

180gって、もしかするとターサーエッジより軽いんじゃないか…?やっぱアシックスはすごいわ。

あと、箱を開けた瞬間から絵の具のような匂いがプンプンした。

こんな匂いのするシューズは初めてだけど、着色料にも何か新素材が使われているのだろうか…?

 

様々な角度からメタスピードスカイの写真を撮ってみることにした。

まずはアッパー⇓

網目がすごくきめ細かくてフィット感が高そうだし、指が透けて見えるほどだから通気性が非常に高いんじゃないか?

初代エボライドのアッパーはかなり分厚かったからシューズの中で足が蒸れてしまっていたのだが、メタスピードスカイのアッパーはすごく薄いため夏に履いても全く問題なさそうである。

つま先の補強は内側からバッチリしてあるし、これなら破れことはないだろう。

これだけ柔らかいなら、多少狭めの構造であっても問題なく足にフィットしてくれるのではないだろうか。

 

かめ
シュータンはどう?

最近の流行に乗ったのか、かなり薄いデザインとなっている。

シュータンは薄い方が靴紐で足にフィットさせやすいので、これはランナーにとって嬉しい設計である。

Nikeやアディダスのシューズのようにシュータンが一体化しているわけではないのだが、これだけ薄ければ足としっかり調和してくれるだろうから一体化していなくて問題ない。

むしろ、一体化していない方がシューズに足を入れやすいため、私はメタスピードスカイの作りの方が好きである。

 

かめ
踵はどんな感じかな?

アシックスの他モデルと同様、踵部分が良い感じに絞り込まれている

これなら履いて走った時のフィット感がすごく良さそうだ。

踵がカポカポすると気になって気になって仕方がないため、こうしてしっかりと踵部分を作り込んでくれるのは非常にありがたい。

どこのメーカーとは言わないが、Nikeのシューズは踵が緩すぎて走る気力が萎えてしまうため、踵までこだわって作ってくれるアシックスは私の中で最も信頼しているメーカーである。

 

ヒールカウンターがあるわけではなく、踵上部より下部の方が若干硬くなっているだけのようだ。

ヒールカウンターの代わりにカーボンプレートがグラつきを抑える役割を担っているのだろうか?

それとも、Nikeを意識し極限まで軽量化した結果、ヒールカウンターまで削る事に決めたのだろうか?

個人的にはヒールカウンターがあった方がグラつきが減ると予想しているため、安定感に特に注目して走行してみたいと思った。

 

かめ
ミッドソールはこんな感じです⇓

新素材であるフライトフォームブラストターボカーボンプレートを挟み込んでいるらしい。

カーボンプレートは外側からは確認できないけど、プレートの効果は走ってみたら分かるんだろうな。

ミッドソールはまるで発泡スチロールのようにモチモチしていて柔らかい。

こんなにプニプニしていて安定するのだろうか…アシックスの事だから大丈夫だとは思うけど、そこはちょっとだけ心配になった。

 

かめ
最後にアウトソールを見てみようか

本作はASICS GRIP(アシックスグリップ)という素材が使用されている。

この素材はメタレーサーにも使用されており、グリップ力耐摩耗性高次元で両立されている優れたマテリアルである。

私は走り心地が合わなくてメタレーサーを手放した経験があるが、メタレーサーで唯一アウトソールは好きだった。

  • 最初から抜群のグリップで力を逃がさないでいてくれたし
  • 沢山走ってもあまり削れないし
  • 削れたとしても金太郎あめのようになっているおかげで同じグリップ力を発揮してくれたので

メタスピードスカイもアウトソールの耐久性はかなり期待できそうである。

 

ん?踵に何か書いてあるぞ。

かめ
”a”って書いてあるのか。さすがにダサいから虎とか翔とか書かないよな笑。

 

履いてサイズ感を確認してみた

メタスピードスカイはオンラインショップのみでの販売だったため、とりあえず普段アシックスのシューズで選んでいるサイズと同様の26.5cmをチョイスした。

そして、足を通してみて、サイズ感は全く問題ないことを確認できた。

アッパーが薄いおかげでフィット感が非常に良いし、メタレーサーで窮屈さを感じた前足部も足の指を動かせるぐらいスペースがある

オンラインショップで靴を買うとサイズ感が分からないため、シューズと合うか合わないかがギャンブルのようになってしまって困るのだが、幸いなことにメタスピードスカイは私の足にピッタリとフィットしてくれて安心したし、おまけに凄くカッコいいから気分を一気に高ぶらせてくれた。

4/9から全国のアシックス直営店で販売が始まる。私はいち早く手に入れたかったのでネットショッピングしたのである。

 

読者さんのシューズ選びの参考になるかと思い、私が過去に履いた経験のあるシューズとそのサイズを以下に記載しておく。

私の足長の実測値は両足とも25.8cmで、

  • アディゼロジャパン4,5:26.5
  • ウエーブライダー23:26.5
  • GT-2000 7:26.5
  • ペガサス37:26.5
  • メタレーサー:26.5
  • ライトレーサーTS7:26.5
  • 初代エボライド:26.0
  • 初代グライドライド:26.0

このようなシューズ&サイズを過去に履いた経験がある。

ライドシリーズは捨て寸が多めに設定されているため26cmが丁度良く、それ以外のシューズは26.5cmでおおよそ問題なく使用できていた。

本作はライドシリーズ以外のアシックス製品(たとえばGT-2000)をイメージして頂けると適切なサイズ選びができるであろう。

 

部屋の中で歩いてみた

かめ
フカフカやん!なんやコレ!

まるで裸足で柔らかい芝生の上を歩いている感じで、とにかく気持ち良いったらありゃしない。

(コイツはクッション性抜群なんだろうなぁ)とワクワクしたのと同時に、(コレでもし反発しなかったらめっちゃ走りにくいだろうな笑)と少しだけゾクっとした。

一体どんな走行感なのだろうか…本当に楽しみである。

 

軽く行進してみると、足がとんでもない勢いで前に戻ってきた。

かめ
えっ、ちょっと待って。行進しているだけなのにどうしてこんなに反発するの?本気で走ったらどうなっちゃうの…?

 

外に出て軽くジャンプしてみた。

かめ
跳ねる!すんごい跳ねる!ヤバイって!ヤバイって…
メタスピードスカイ
何が野梅ねん
かめ
うわっ!急にしゃべり出してびっくりしたわ。しゃべるならしゃべるって言うてくれな。寿命が2時間縮まったわ…
メタスピードスカイ
ビックリさせてすまん。オレもはよしゃべりとうてウズウズしとってん。で、野梅って何やねん。
かめ
野梅ちゃうわ。”ヤ・バ・イ”や。
メタスピードスカイ
おぉ、そっちのヤバイか。すまんすまん。やっと理解できたわ。それにしても最近の日本語はホンマ複雑やなぁ…
かめ
お前、アシックスの製品とちゃうんかい。アシックスは日本の会社やで。
メタスピードスカイ
オレはベトナムで作られたからニホンゴアンマリワカランネン
かめ
(コイツ面倒くさいなぁ…)にしては関西弁上手いやん。一体どこで勉強したん?
メタスピードスカイ
オレ、ベトナムの空港から出荷される前、空港のCAさんにお願いして大阪弁ガイドブックをシューズボックスに入れて貰うてん。で、飛行機で日本に運ばれてくる時、コンテナルームの外から漏れ入ってくる明かりを頼りに一生懸命勉強して覚えたんやで。すごいやろ。しっかり褒めてくれや。
かめ
お前の乗ってきた飛行機、密閉性大丈夫なん?めっちゃガバガバやんけ。
メタスピードスカイ
まぁ、LCCやさかいそんなもんやで。細かい事は気にすんなや。
かめ
いや、気にするわ笑!!

外で5kmぐらい走ってみた

メタスピードスカイの走行感を確かめるため、外で5kmほどランニングしてきた。

ペースはEペース(ジョギング)からRペース(ほぼ全力)まで幅広く設定し、それぞれのペース帯でシューズと対話しながら楽しんできた。

幸いなことに(?)外は雨で路面がぬれていて、シューズのグリップ性能を確かめるのに最高の環境が整っていた。

まずはEペースから走り始めた。

 

Eペース(5’00″/km)

かめ
え…どういう事?
メタスピードスカイ
どういう事ってどういう事やねん
かめ
だってさ、おかしいやん。トランポリンやもん!ボインボイン跳ねるし、着地衝撃が全くないし。何だかすんごい楽しいんやけど^^
メタスピードスカイ
喜んでもろうてホンマよかったわ。せやけどまぁ、オレは全く本気出してへんで。もうちょいスピード上げてみ?もっとボインボインするで。
かめ
よっしゃ!!ちょっとペース上げるで。
メタスピードスカイ
おうっ!

 

心地よいペース(4’30″/km)

かめ
いや、やっぱおかしいわ笑。何でこんな跳ねるの?
メタスピードスカイ
すごいやろ。
かめ
ホンマすごいわ。ちょっとスピード上げてみると、さっきよりかは若干硬めのトランポリンになった気がする。あと、キロ4分半でも着地衝撃が全くないような気がするんやけど気のせいやろか。
メタスピードスカイ
分厚いミッドソールが衝撃を全部吸収してもうるんろうなぁ。それより、スピード上げてみてブレへんか?そこだけちょっと心配やわ。お前、さっき散々”ブレないか心配ですぅ~”って書いとったやろ?
かめ
それがなぁ、全然ブレへんねん。グライドライド履いてこのペースで走ったら若干ブレを感じるんやけど、メタスピードスカイはブレるどころかしっかり接地できるわ。もっとペース上げてみてええか?オレ、お前をマラソンで使お思うとんねん。
メタスピードスカイ
おぉ!マラソンでつこてくれるのか!それは嬉しい話やで。どんどんペース上げてかめへんよ。一緒に爆走しよう!!

 

Mペース(4’00″/km)

かめ
ホンマ、笑いが止まれへんわ。なんやねんコレ。めちゃくちゃ進むやんけ。思っとったより跳ねへんし、このペースったらむしろアディゼロジャパン4の方が跳ねる気する。ソフトに接地できるし、一歩一歩が楽に繰り出せるし…最高やで、メタスピードスカイ!
メタスピードスカイ
極上の誉め言葉をおおきになぁ。ベトナムから出荷されてきた甲斐があったわ…。ちょっと走っただけったら判断でけへんかもしれなけど、現時点ではマラソンに使いたいと思うか?
かめ
うん、多分使うわ。クッション性はピカイチし、反発力も申し分ない。この程度の努力感でMペースが出せるならめっさ楽だろうし、お尻やハムストリングスを酷使するようなエグい反発ないもんで最初から最後までイーブンで刻めるんないかな。あ、もちろん、ちゃんと練習した上での話な。
メタスピードスカイ
お前、この間までアディゼロジャパン5でマラソン走る気ったんやろ?ジャパン5よりもこっちの方がええって事か?
かめ
せやなええどころかレベチ(レベルがちゃう)やで。メタスピードスカイを持っるのにあえてジャパン5をレースに使う未来がオレには全く見えへん。スピード強化を狙った10kmレースならジャパン5を使うかもしれへんけど、記録狙いのレースならお前一択わ。
メタスピードスカイ
ところで、カーボンプレートはどんな効果がありそうなんや?
かめ
①重心移動をガイドする効果、②分厚くて柔らかいミッドソールによるブレを抑える効果、あとは③前足部の反り上がりを維持する効果、パッと思いつくのはこの3つやな。
かめ
プレート自体がしなって反発する…みたいな事はないはずやわ。履く前に軽くシューズを折り曲げてみたんやけど、全然曲がる気配せぇへんかったし。反発自体はミッドソールが出してくれて、プレートが入っとるおかげでミッドソールを分厚くできたんやとオレは思うで。もしくは、プレートを入れるためにはある程度分厚いミッドソールが必要だったんか…いずれにしても、フライトフォームブラストターボとカーボンプレートのコンビネーションは素晴らしいわ。
メタスピードスカイ
「かめさんがこうやって褒めてましたよ」って後でアシックスさんに連絡しとくわ。あと、さっきからええ事ばっかり言ってくれてこっちはウキウキなんけど、何か欠点の一つでも言ってくれへんのかな。あまりに褒められすぎると段々不安になってくるねん。
かめ
こっちも一生懸命欠点探しとるんやけどな、なんせ全然見つからへんねん。もっとペース上げたら何か分かるかもしれんから、次は閾値ペースまでスピードアップするで。
メタスピードスカイ
そんならまぁえぇわ。もうちょいペース上げてこか。

 

Tペース(3’45″/km)

かめ
ちょっと待ってくれ。
メタスピードスカイ
どした?
かめ
オレ、いま、キロ4分ぐらいの努力感なんけど、何か知らへんけど3’45″/km刻めてんねん。Mペースを出した時の努力感も4’20″/kmぐらいったから(変やなぁ)とは思とったけど、3分台ってこないに楽に走れるものったっけ?
メタスピードスカイ
それはお前が一生懸命練習してきたおかげで心肺機能が爆上がりしるだけなんとちゃうんそないに感覚ちゃうか?
かめ
お世辞は嬉しいねんけど、全然ちゃうわ。ちゃうちゃうちゃうんちゃうや。

かめ
昨日、ジャパン5で不整地ジョグし、そ時最後アスファルトの上で3分台までビルドアップして練習を終えたんけど、ジャパン5では(疲れとったのもあるけど)結構頑張らなきゃ3分台を出されへんかった。それがどうや、メタスピードスカイなら(さぁてと、スピード上げようかな)とちょっと力を込めただけですぐにTペースまでなるんや。衝撃やでお前。ホンマヤバイわ。
メタスピードスカイ
野梅んか。
かめ
せや、”ヤバイ”んや。
メタスピードスカイ
ほなら、インターバルペースやったらどうなるんやろか?Tペースぐらいの感覚で走れてしまうんかな?
かめ
試してみてええか?
メタスピードスカイ
もちろんやで!だってもうお前のシューズやもん。
かめ
せやな。そしたら3分半ぐらいまで加速するで!

 

Iペース(3’30″/km)

かめ
さすがにTペースの感覚では走られへんな。やけど、ジャパン5や匠戦5をつこて3分半ペースで走るより遥かに楽に走れるわ。
メタスピードスカイ
具体的な数値でいうたらどんくらいの努力感やねん
かめ
3’40″/kmぐらいやな。ある程度頑張らなIペースは出せへんわ。やけどまぁ、体感ペースがキロ10秒違うって相当やで?もしかしたら何かの間違いで3分半ペースで10km走れてしまうかもしれへんわ。
メタスピードスカイ
それは野梅な。月末に10kmレースあるから楽しみやな^^
かめ
ホンマに”ヤバイ”なぁ。あと、Tペースの時に言おか思うとったんやけど、硬めのトランポリンっていうよりは、パンパンに膨らませた風船を足の裏につけて一歩一歩ボインボイン跳ねてるような気がするんやわ。
メタスピードスカイ
その風船は割れへんのか?
かめ
割れそうで割れへんねん。また、”パンパンに膨らませてる”ってとこがミソで、使ったエネルギーがほぼ全部推進力に変換されているような感じがするんや。
メタスピードスカイ
それは薄底シューズみたいってことか?
かめ
ちいと違う。エネルギーリターン率が高いのは薄底シューズと一緒やねんけど、薄底よりも段違いでクッション性が高いし、足への負担が小さいおかげで走るのが本当に楽しいんやわ。
メタスピードスカイ
楽しんでもらえてシューズ冥利に尽きるで~^^。ところで、グリップ性はどうや?路面ビチョ濡れやけど、滑らんか?
かめ
そういえば路面濡れとったな。それを忘れるぐらい全く滑らんかったわ。かかとで着地してからつま先が離れるまで地面を掴んで離さへん。雨の日のレースも安心やな。
かめ
ただ、アッパーが薄いから雨水が通るし、靴下は濡れるわな。でも、それはしゃ~ない。雨降ってたらどのシューズでも程度の差はあれ濡れるもんやし、メタスピードスカイだけがとりわけ悪いわけちゃう。オレはあんまりきにせぇへんよ。
メタスピードスカイ
安心したわ~。最後にRペース行こか。全力出したらどんな感じになるんかレポートしてもらいたいねん。
かめ
おう、分かった!

 

Rペース(3’15″/km)

かめ
か急に跳ねだしたぞ!もしかして、ここからがメタスピードスカイが本領発揮するペースっちゅう事か?今までとは全くちゃう感覚…うまく言葉で表現でけへんけど、こんなんアリなん?!シューズにバネ入ってしん!!
メタスピードスカイ
今まであえて黙っとったんけど、実はオレ、フルマラソン2時間30分を切るような超トップランナー向けのシューズやねん。こないだのびわ湖毎日見たやろ?あのレースで川内さんが2時間7分台の自己ベストを出しとったけど、あの時履いとったのがわいのプロトタイプやねん。海外でもサブ10ランナーが続々とオレを手に入れるし、実はわいはこれぐらいのペース帯から本気出す男やねんで。
かめ
てことは、ギリギリサブスリーできるぐらいのオレなどアウト・オブ眼中って事なんか?
メタスピードスカイ
ちゃうちゃう。オレはお前みたいなランナーにもゃんと対応しるよ。さっきキロ4分のMペースめちゃめちゃ走りやすいって言ってくれたやろ?オレは(オレ的には)いペースにも対応できるし、川内さんみたいにすごい人が履けばキロ3分でフルマラソンを完走する事だって出来るねん。
メタスピードスカイ
ただ、フルマラソンを5時間とか6時間で走る人にはオススメでけへんかな。それぐらいの走力の方ったらGT-2000やゲルカヤノの方が耐久性やサポート性能の点でよっぽどオススメできるわ。履けない事はないと思う。ゆっくりでもトランポリンみたいな走行感を楽しめるし、お前みたいな中級者が履けば従来型シューズよりはるかに楽に走れるのは間違いない
かめ
要するに、履いていて楽しいし、上を目指そうと思えばどこまでも一緒に行けるシューズって事やな?
メタスピードスカイ
せや。
かめ
サブ4狙いでも使えるんやな?
メタスピードスカイ
せや
かめ
さすがに実力的にこのペースで長い距離は走られへんけど、このペースでハーフやフルを走れちゃう人からすれば強力な味方になってくれそうね。オレもいつかこのペースで5km走れるようになりたいわ。それぐらいの力がついた時はお前とレースに出ようと思う。そ時はよろしゅう頼むで、メタスピードスカイ!
メタスピードスカイ
まかせとけ!楽しみにしとるで!

他のシューズとの性能比較

読者の皆さんにメタスピードスカイの性能を伝えるため、

  • メタレーサー
  • グライドライド(ロングラン用シューズ)
  • アディゼロジャパン5(現時点でのレース用シューズ)

これら3つのシューズと比べてみた。

比較項目は、①クッション性、②反発力、③どちらが楽に走れるかの3つである。

まずはメタスピードスカイとメタレーサーを比較する。

以下では、メタスピードスカイをスカイと省略する。

メタレーサーとの比較

クッション性

クッション性は圧倒的にスカイの方が上回っている。

 

メタレーサーのミッドソールは軽量性に優れているフライトフォームである。

確かにターサージールよりは足を守ってくれるのだが、なんせメタレーサー自体が厚底シューズではないため、薄底シューズよりは柔らかいけど、(うわっすげ~!!)と感動するようなクッション性は感じない。

一方で、スカイは超極厚の新素材・フライトフォームブラストターボである。

モチモチなミッドソールがあらゆる衝撃を吸収してくれるし、しかも肉厚であるため抜群のクッション性を誇っている

スカイを一度履いてしまえば、きっとメタレーサーですら薄底シューズのように感じられてしまうだろう。

 

反発力

反発力もスカイの方が圧倒的に上回っている。

 

メタレーサーは反発力で勝負というよりかは走行効率性を売りにしている。

一方で、スカイは、”ストライド走法向け”とアシックスが打ち出しているように、反発力を武器にヴェイパーフライと真っ向勝負に挑んでいる。

最初からコンセプトが違うのもあってか、反発力で言えばメタレーサーはスカイの足元にも及ばない

スカイはどんなに鈍感な人でも感じられるであろう驚異的な反発であるため、履いていて楽しいし病みつきになってしまう。

 

どちらが楽に走れるか

走行効率を売りにしているメタレーサーだが、個人的にはメタレーサーよりもスカイの方が楽に走れると感じた。

 

メタレーサーよりもスカイの前足部の方が反り上がりがシャープであり、そのおかげで地面を蹴り出す時のふくらはぎの使用具合がスカイの方が楽に感じられたのである。

また、スカイはボンボン反発するおかげでどんどん足を前に運んで行けるし、メタレーサーよりもスカイの方が軽いため足回りも快適である。

私の中では、スカイはメタレーサーの完全上位互換である。

メタスピードスカイがリリースされた今、あえてメタレーサーを選ぶ理由が見つけられない。

【アシックス】メタレーサーの長所と短所

2020-08-25

 

次にグライドライドとの比較を行う。

 

グライドライドとの比較

クッション性

クッション性は良い勝負である。

 

グライドライドはスカイと遜色ない肉厚ミッドソールを搭載している。

しかも、クッション性に優れているフライトフォームプロペルが使用されているため、一歩一歩がモチモチしていてとっても気持ちが良いのである。

スカイのクッション性もかなりすごいが、クッショニングモデルのグライドライドはさすがに上回る事が出来ないだろう。

とはいえ、レーシングシューズにこれだけのクッション性がある事自体が驚異的なのであるから、アシックスの技術力には目を見張るばかりである。

 

反発力

反発力はスカイの圧勝だ。

 

グライドライドはキロ3分台まで上げると沈み込むような感覚があり、しかもそこまで足を跳ね上げてくれるわけではない。

だが、スカイは割れそうで割れないパンパンに膨れ上がった風船の如く、強く強く足を跳ね上げてくれるため、走っていて非常に快適なのである。

セーフティモデルとレーシングモデルを比較するのはさすがに酷だろう。

では走行効率ではどうだろうか?

 

どちらが楽に走れるか

走行効率性では完全に互角である。

グライドライドが足首周りのエネルギー消費量を大きく抑えてくれるかと思えば、スカイだってライドシリーズ譲りの反り上がりや反発力でエネルギーを効率良く前への推進力に変えていってくれるのだ。

私は(グライドライド以上に楽に走れるシューズなどないだろう)と勝手に考えていたのだが、まさかレーシングシューズでこれほど楽に走れるシューズが登場するとは夢にも思わなかった。

メタスピードスカイ、本当に面白いシューズである。

【アシックス】グライドライドの長所と短所|サイズ感も交えてレビューします

2021-02-21

 

最後に、従来型シューズの代表としてアディゼロジャパン5との比較を行う。

 

アディゼロジャパン5との比較

クッション性

クッション性はもう勝負にならない。

比べるまでもなく、スカイの圧勝である。

ジャパン5は着地のたびに脛や前腿にダメージがたまる感覚があるのに対し、スカイはそれが全くないし、自分が本当に走っているのか疑ってしまうほどソフトな接地感覚なのである。

最近の厚底シューズってみんなこんなものなのだろうか?

これじゃあもう誰も薄底なんて履かないよなぁ…

 

反発力

反発力も話にならず、スカイの圧勝である。

ジャパン5は自分の足で走っている感覚が満載な一方、スカイは”シューズに代わりに走ってもらっている”と錯覚してしまうほど強烈な反発があるのである。

スカイはまるでマシーンのようである。

今までとは全く違う、新世代を切り開く驚異的な一作となりうるであろう。

 

どちらが楽に走れるか

言うまでもなく、スカイである。

クッション性と反発性のおかげで快適に走れるし、しかもジャパン5よりも軽いからスカイの方が(メタレーサーとの比較と同様)足回りも良いのである。

地面にちゃんと接地している感覚を味わいたいならジャパン5もアリかもしれないが、スカイも地面がそんなに遠くないように感じられるため、私はジャパン5からスカイにスムーズに移行していけると予想している。

めちゃくちゃ厚底なのに、沈み込まず楽に走れる点が、メタスピードスカイの不思議な所である。

【adidas】アディゼロジャパン5 シューズレビュー|スペックと走行感

2020-08-22

 

欠点紹介

欠点を絞り出すとすると、絵具っぽい臭いが強烈なため、一緒の部屋にいると気分が悪くなってしまうという所だろうか。

このレビューを書いている時、一緒の部屋にいたメタスピードスカイがあまりに臭くて頭が痛くなり、思わず窓を開けてベランダに出てもらったぐらいである。

一度水洗いしたらだいぶ匂いがおさまったので、今の所は私の目に欠点が何一つ映らないシューズである。

メタスピードスカイ、色々な意味で本当に恐ろしいシューズである。

 

まとめ

以上をまとめると、メタスピードスカイは

  1. アシックスらしからぬ端正なデザイン
  2. 軽さはヴェイパーに匹敵し、アッパーのフィット感は最高である。
  3. ミッドソールはフライトフォームブラストターボカーボンプレートのコンビネーション。
  4. アウトソールはASCIS GRIPという耐久性とグリップ性に優れている素材を使用。
  5. クッション性と反発力は異次元である。とはいえハムやお尻にくるような感じはなく、接地感は割れそうで割れないパンパンに膨れ上がった風船を踏みつけている感じ。
  6. メタレーサーの完全上位互換グライドライドに3段階ぐらいえげつない反発力を付けた感じ従来型シューズとは話にならないほどの差がある
  7. どんな走力の方が履いても恩恵を受けられる。また、上を目指そうと思えば世界トップクラスまでいける。

このような性能を持った一作である。

唯一の欠点は、絵の具の匂いが強烈にする事である。

しかし、それも一度水洗いすれば収まったから、私的には完全無欠のシューズという見方である。

 

このシューズを普段から使っているとこのシューズでしか走れなくなってしまうと思われる。

なので、普段のトレーニングではジャパン5などのような従来型シューズを使用し、レース直前&レース本番でメタスピードスカイを使用すると最大限の効果を発揮できると考えられる。

私の場合、

  • ジョグ:ウエーブライダー23
  • ロングラン:グライドライド
  • Mペースより速いランニング:ジャパン5

こういう風な形でシューズを使い分けているから、このシューズローテーションは今後も維持していこうと思っている。

レース3日前までは上記3種類の靴を履いて脚力を鍛え、2日前の最終練習でスカイを履き、スカイの感覚に体を慣らし、その感覚を持ったまま本番で爆走するという戦略を採用したい。

 

長くなってしまったが、メタスピードスカイのレビューは以上である。

このシューズを買おうかどうか迷っている方の参考になればいいなと思い、記事の執筆を終えることにする。

【36分33秒】メタスピードスカイで10000mタイムトライアルをやりました

2021-04-30

3 件のコメント

  • かめさん
    解りやすいレビューありがとうございました。
    私は主にエボライド(初代、2)を愛用しています。亀さんのエボライドのレビュー、とても参考になりました。
    確かにエボライド、キロ4 までとても快適です。
    私、以前はキロ4 が限界でした。しかし最近、インターバルではキロ3分台で走ることもあります。
    この用途に「ハイパースピード」はフィットするのか?とても気になっています。
    つきましてはハイパースピードについても、かめさんお得意の「シューズとの対話形式」でレビューして頂けませんでしょうか。
    ご検討のほど何卒よろしくお願い致します。

    • ぴかさん

      コメントありがとうございます。
      エボライドの記事が参考になったとの事で、かなり嬉しく思っております^ ^

      実は、私がいま一番気になっているシューズがハイパースピードなのです。
      ですから、次に何かシューズを買うならハイパースピードだと思います。
      ただ、ハイパースピードを買う前に、手持ちのスピード練習用シューズ(アディゼロジャパン5)をすり切れるまで使おうと思っています。
      私の家にはシューズをたくさん置ける場所がありませんし、大学院生という身分上、靴をホイホイ買い換えられるお金の余裕もないからです。

      ハイパースピードを買うのは6月中ごろになります。
      ニューシューズを買ったら必ずレビューしようと思っておりますので、それまではどうかご辛抱下さい。

      • かめさん
        お返事ありがとうございます。
        かめさんのご都合、よく理解できます。
        小遣いパパの私もランニングシューズは4足で回すことにしています。現在、ゲルカヤノ26 、グライドライド、エボライド、エボライド2の4足で回しています。
        グライドライドを履き潰して1足
        (6月頃?)
        ゲルカヤノ26 を履き潰して1足
        (9月頃?)
        購入する権利が発生します。
        1枠はメタスピードスカイで確定。
        もう1枠の有力候補がハイパースピード。
        そんな感じです^ ^

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    馬術競技からマラソンに転向した北大工学院のM1|国体馬術競技優勝&8回入賞|10000m36’33”|マラソン2°47’50”|100kmレース10°19’17”|英検準一級|TOEIC785点|ラン歴5年|乗馬歴10年|英語の学術論文2報(電気化学)|月間2万PVのブログ運営中|コメントやご相談はTwitterのDMまでお願いします。