こんにちは!馬術競技からマラソンに転向した北大工学系大学院生ランナーのかめ (D1)です。2023年6月11日午前4時スタートのいわて銀河100kmマラソンでサブ9 (9時間切り)を狙っており、日々の練習内容を記事にまとめながら振り返ることにしています。
今週の練習計画
- 3/27 (月):オフ
- 3/28 (火):85分ジョグ
- 3/29 (水):75分ジョグ
- 3/30 (木):120分起伏走
- 3/31 (金):オフ
- 4/1 (土):85分ジョグ
- 4/2 (日):180分ロングジョグ
今日の練習
85分ジョグ 4’56”/km
👟ライトレーサー4冷たくて強い北風にグッと耐え続けた朝ランでした。あまり巡航ペースが上がってこず、(こんな日もあるかな)と今日楽に感じるペース帯で淡々と距離を踏みました。
明日は180分ロングジョグです。 pic.twitter.com/NdfPZMSUtP
— かめ@6/11いわて銀河100km (@hokudaineguse) March 31, 2023
新年度の始まりはとんでもなく寒い朝。5時の気温は摂氏6度。5m/sの北風が容赦なく吹きつけ体温を奪っていきました。寒いから厚着をして走ったものの、それでも防寒対策は不十分。3か月半前の沖縄100Kを思い出して(あの時も寒かったよな~)としみじみ回想していました。走れば暖かくなるかなと思って寒さにずっと耐えていたのですが、結局最後まで体が冷たいままで終始辛かったです。巡航ペースが普段よりキロ10秒ほど遅く、実際、走りながら(今日は全然上がらないなぁ…)とモヤモヤを抱えながらの朝ランでした。こういう時は無理にペースを上げない方が練習後に残るダメージが少ないもの。今日のコンディションで楽に走れるペース帯を探して距離を踏んでいきました。
今日と違い、明日は風が弱く日差しのある暖かい絶好のコンディション。180分のロングジョグでウルトラ完走に向け持久力を養います。明日は余裕があっても180分以上の走り込みは止めておくつもりです。今週ようやく週間走行距離が100kmを超えそうで、これから益々体の状態にも気を配っていかねばなりませんから、冒険をせず少しずつ距離を伸ばして段階的にレベルアップする計画です。明日180分間問題なく走れたら来週末は200分のロングジョグを行います。最終的に
- 240分(4時間!)のロングジョグ
- 2日連続200分ロングジョグ
この2つを問題なくこなせるようにしてから決戦後・北上に向かいたいです。ウルトラまであと10週間しかありません。この10週間を如何に使うか、どうすれば最大の練習効果を引き出せるかを考え続ける毎日であります。
今日から大学院博士課程の1年生。自分が”研究者を目指す”だなんて数年前は想像だにしなかったけれども、高校や大学の知り合いの多くは私を見て(研究者向きなんじゃないかな)と思っていたみたい。私、一度物事にハマったらその対象を徹底的に突き詰めていく癖があります。その癖を最もよく活かせるのが研究の世界なんですよね。まぁ、プロ野球選手と同様、「研究者になりたいです!」と宣言したって研究者になれるわけではありません。博士修了時にポストが空いているか、家族の健康状態がどうかなど色々な要素が絡みますから、博士終了直前までは希望職を『研究者』だけに絞らず色々な選択肢を持っておくつもりです。現状では国研への就職:民間企業への就職=6:4ぐらいの可能性。果たして自分が2~3年後にどんな選択をするのかちょっとワクワクしています^ ^
好きな神社『伊勢神宮』に関するコラム
おとといの記事では鹿島神宮について書きました。今日は神社シリーズ第二弾として『伊勢神宮』に関するコラムを書きます。
実家の近所の神社と北海道神宮を除外すれば、今まで一番多く参詣した事のある神社は『伊勢神宮』ということになります。過去に参詣した回数は4回。7月に5回目の参詣をするつもりなので、そこでまた最多記録を更新します。伊勢神宮、本当に大好きなんです。大好きな理由を象徴するエピソードがあるのでその話にどうか付き合って下さい。
私が初めてお伊勢参りをしたのは大学3年生の3月のこと。当時付き合っていた彼女と伊勢志摩地域を旅行することになり、名古屋方面から賢島へ行って英虞湾観光をしたのち訪れました。伊勢神宮は本来、外宮(げくう)→内宮(ないくう)の順に参拝しなくちゃなりません。しかし、両方お参りする時間がなくて内宮だけ参拝することに。近鉄を五十鈴川(いすずがわ)で降り、そこから路線バスで内宮へ。途中から全日本大学駅伝のアンカー区間をバスが走り、ランニング好きの私としては大興奮な旅路でした。20分ほどで内宮へ着き、バスを降りると上の写真のような大鳥居が見えました。彼女と並んで一礼し、宇治橋を右側通行で渡ります。橋の反対側にも鳥居があり、そこでも彼女と一緒に一礼します。鳥居をくぐり、神域へ一歩足を踏み入れた瞬間、体中が不思議な感覚に包まれました。どうも『誰かから見られている』気がしたのです。ストーカー被害に遭っていた訳ではなく、誰かから温かい目で見守られている感覚。その見守られ度合いは本殿へ近づくにつれてどんどん強さを増していった。ピークは本殿と正対した時。二礼・二拍手・一礼を済ませて顔を上げたその瞬間、天照大御神から「頑張ってきんさいよ」とエールを送られ体中にパワーがみなぎったのです。本殿から遠のき、宇治橋を再度渡って対岸に到着しました。その瞬間、例の『見られている感覚』が消失し、「さっきは神様に見られていたんだな」とココで確信したわけです。
今まで他の神社でこんな感覚に陥ったことなど一度たりともありません。伊勢神宮だけ(あっ、見られているな)と察知するほど強い霊力を感じました。”霊力”といっても決して恐れる必要はない。あの温かな眼差しには心が安らぐ思いがし、夏にフカフカの芝生の上で本を読んでいる時みたいに(あ~、気持ちがいいなぁ…)と寝てしまいそうになるのです。あの『見られている』感覚を味わいたくて、半年~一年に一度は伊勢神宮へ行くように。二度目の参詣以降は外宮にも訪れています。内宮と同様、外宮でも『見られている』感覚を味わえるのです。ただ内宮と違い、外宮では心ではなくお腹が満たされるような感覚がある。それもそのはず、外宮にいらっしゃる豊受大御神は天照大御神の食事の面倒を見る神様なんです。いつ行ってもお腹がいっぱいになり、その状態で内宮へ向かうことができる。人をこれほど幸せにしてくれる神様なんて日本でも外宮ぐらいにしかいないのではないでしょうか?
伊勢神宮に関しては、ご利益を期待するというより『何かの決意表明をする』ため頭を下げに行っています。
- 二度目の参拝(学部四年次の冬):”大学院修士課程の2年間、フルスロットルで頑張ります”と宣言するため
- 三度目の参拝(大学院修士一年次の夏):祖母が亡くなり、”天国のばあちゃんが喜ぶよう真っ直ぐ生きていきます”と宣言するため
- 四度目の参拝(大学院修士二年次の夏):”研究者になります”と宣言しに行くため
このように、神様に何かを宣言して退路を断つためにお伊勢参りをしているのです。日本の最高神に宣言した以上は簡単に撤回できません。手を抜いたら北海道神宮の神様経由ですぐ天照の知る所となりますから、気を抜かず毎日緊張感を持って過ごすことで宣言を現実のものとします。反対に、こうした強い気持ちがないとあんな辺鄙な所へわざわざ行こうとも思わないはず。伊勢神宮は色々な意味で試される場所。決意の固さや神様との相性の良さなど様々な観点から神様にふるいにかけられるわけです。
伊勢神宮についてのコラムは以上です。明日は神社シリーズ最終作として『広島東照宮』について書きます。
明日の練習予定
明日は180分のロングジョグ。”できる”と既に分かっている練習を100%以上の達成度でこなし、翌週以降のハードトレーニングで飛躍する土台を築きます。