私は活字中毒の理系北大生である。
あまりにも本が好きすぎて、月に10冊読書している。
また、私は本屋さんも大好きである。
大好きな理由は以下の記事にたっぷりと書いたので興味のある方はご覧頂きたい。
さて、この記事では、私が日頃通っている札幌駅近郊の本屋さん・三省堂書店をご紹介する。



三省堂書店|ショップガイド|札幌ステラプレイス – STELLAR PLACE.NET
ただ紹介するだけでは面白くないので、以下では、
- アクセス:札幌駅から本屋へ行くまでの時間を表す指標
- 静かさ:本選びのため立ち読みする際に重要となる指標
- 癒し度:書店で流れているBGMでどれだけ心が安らぐかを表す指標
- 品揃え:買いたい本と巡り合える確率を表す指標
- 本の見つけやすさ:目当ての本の探しやすさを表す指標
- 商品の購買意欲かきたて度:どれだけその本を欲しくなるかを表す指標
- レジの回転速度:待機時間を表す指標
以上7項目で三省堂書店を徹底評価する。
良い所だけではなく悪い所もしっかり受け止めた上で利用するのが良いと思うので、本屋に忖度することなく言うべきところはちゃんと主張していこうと思っている。
それでは早速始めよう。
三省堂の個人的な評価
アクセス・・・A⁺



まず、三省堂のアクセスは抜群である。
三省堂は札幌駅と隣接する建物の中にあるため、本屋にたどり着くまでに外に出る必要がない。
雨が降っている時は傘を差さずに行くことができるし、雪が降るほど寒い季節でも外気に触れずに到着できる。
書店では決して短くない時間を立つことになるから移動に体力を奪われてしまうと立ち読みのパフォーマンスが落ちてしまうのだが、三省堂に行く時は体力MAXの状態で書店に入れるため本を吟味することができる。
静かさ・・・B⁻



一方で、静けさの観点からは良い印象はない。
そこらじゅうで子供の叫び声が聞こえるというほど騒々しいわけではないが、5分間に一度は絶対に集中力が途切れる何かしらの出来事が発生するから立ち読みには不適である。
そして、エスカレーターからも「エスカレーターを利用する際には手すりにつかまり、黄色の線の内側に立ってください」というアナウンスが延々と聞こえてくるため、私はエスカレーターのそばの売り場で全く集中することができない。
次の記事とその次の記事で紹介する丸善&ジュンク堂と紀伊国屋ではエスカレーターのアナウンス音がないため、雑音に精神をかき乱されるという点で静かさは低評価とした。
癒し度・・・B⁺



私が書店に癒しを感じるポイントは2つある。
- 書店のBGMが脳に染み渡るかどうか
- 本棚の間隔が狭いかどうか(狭ければ狭いほど癒される)
この2点によって私は書店に癒しを感じるのだ。
三省堂の場合、書店のBGMはかなり癒される。
存在感を感じるほどのボリュームではないものの、気がついたらすごく気持ちが軽くなっているため良い塩梅なのだろうと思われる。
また、本棚の間隔もちょうど良い。
おそらく、あまりにも狭くし過ぎたら地震で棚が倒れた時に危険だから狭くしないのだろう、と私は考えているが、私みたいな書店マニアは本に押しつぶされて死ぬことを本望としているためもっと狭くしてもらって何の問題もない。(焼死は溺死は嫌だが、本による圧死なら何の問題もない)
ここでB⁺としたのは、次とその次の記事で紹介する書店の方がもっと癒されるためである。
三省堂書店でも十分満足であるが、他の二つが素晴らしすぎるためBランクを付ける事にした。
品揃え・・・C⁺



品揃えに関してはやや不満。
どのカテゴリーに関しても中途半端な印象があるし、他の本屋にはあった本でも三省堂にはない、、、なんて事が頻繁に発生するのである。
特に洋書の品揃えが最悪である。
大学受験用書籍の隣にコソっと申し訳程度に置いてあるのだが、あれぐらいならむしろ置かない方がマシなのではないだろうか。
中途半端に全カテゴリーを網羅するなら、ある程度分野を絞り、そのカテゴリーの本を充実させた方が良いと思う。
娯楽施設のひとエリアにある書店にこれだけの事をお願いするのは高望みなのかもしれないが、駅に隣接しているという最高のアクセスを活用してひと工夫してみても面白いのではなかろうか。
本の見つけやすさ・・・B⁺



品揃えがイマイチという事で、本は割と見つけやすい。
ただ、一つの列に棚が6段ぐらいあるため、電子端末で本の場所を特定したとしてもどの段にあるのか見つけられない事があるのがマイナスポイント。
見上げるほど大きな棚に囲まれるのは本マニアとしては至福であるが、いざ本を見つけるとなった時には少々困ってしまうのだ。
もう少し本が見つけやすければいいのになぁ…と、三省堂に行く時はいつも思う。
商品を買いたくなる度・・・B



店員さんには本当に申し訳ないが、三省堂では購買意欲があまり掻き立てられない。
たとえ良い本に出会ったとしても、購買意欲が多くの雑音にかき消されてレジへの足取りが非常に重たくなってしまうのだ。
私は三省堂で過去に数十冊の本を買ってきたが、大学の教科書を買ったとき以外、(ああ、いい買い物をしあ)と心から思えたのは本当に数回程度である。
私は本自体が好きなので、心の底からその本を選んだことに後悔する事はないのだが、どうしても購入満足度が低くなってしまうのは、私と三省堂書店との相性が悪いという事なのかもしれないな…
レジの回転速度・・・A⁺



最後の項目、レジの回転速度だが、これは他の2つの書店に比べて圧倒的に優れている。
レジの店員さんが異常に多いためレジの前に列が形成されている事自体が非常に珍しいし、もし列ができていても1分以内に商品の会計が行われるので便利な事はこの上ない。
…そういえば、私はレジに並んでいる時にその日に立ち読みした本をざっと回想するのだが、”レジの回転スピードが速すぎて回想するヒマもない”という事が私の購入満足度を下げる要因となっているのかもしれない。
- この本のこの文章面白いよなぁ
- あの本めっちゃ気になるなぁ
- 次はあの本を買ってみたいなぁ
こんなことを考えながら私はレジに並んでいるのに、回想するヒマがないため書店での体験を記憶に残すことができないうちに退店してしまうのだ。
最後に
以上が三省堂書店札幌店の徹底評価である。
まとめると、
- アクセス:A⁺
- 静かさ:B⁻
- 癒し度:B⁺
- 品揃え:C⁺
- 本の見つけやすさ:B⁺
- 商品の購買意欲を掻き立てられる度:B
- レジの回転速度:A⁺
以上のような結果となった。
決して悪い本屋ではないが、人生最後に行きたい本屋…というほど魅力的な本屋でもない。
私の中では(ヒマだしちょっと行ってみるか)ぐらいのノリで行く本屋が三省堂書店札幌店である。
次の記事では丸善&ジュンク堂札幌店をご紹介する。
この書店は私が本当に好きなお店である。
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