私は現役北大院生(修士)である。
ジョコビッチの本を読み、大好きだったパンの摂取一ヵ月我慢してみる事にした。
この記事では、パンを食べるのをひと月辞めてみて実感した体の変化について解説していく。
グルテンフリーに興味がある方にピッタリな記事となっているので、ぜひ最後までご覧頂きたいと思っている。
それでは早速始めよう。
Contents
パン断ちを思い立った経緯について
私がパンを断ってみようと思った理由は3つある。
- 毎日購入するパンにかかる食費が無視できないほど膨らんできたから
- 原因不明の膝痛に悩まされ、(もしかしてパンが原因なのではないか)と考えたから
- パンを食べた直後から頭の中がモヤモヤし始めるため、(ひょっとすると私の体質にパンは合っていないのではないか)と常々感じていたから
この3つがパン断ちを決行した理由である。
以上の理由に加え、書店で出会ったジョコビッチの本が後押しとなり、1か月間パン無し生活を始めることになったのである。
始める前は
と思っていたが、気合いと根性と愛と勇気と知恵と工夫によって難なく乗り越えられた。
次に、パン食を1か月やめて実感した身体の変化を5つ書いていく。
パン食を1ヶ月やめてみて実感した身体の変化
膝痛が完全に治った
私は趣味でランニングをやっており、走りすぎて膝を痛めることが時々ある。
しかし、走ってもいないのに食後急に膝が痛くなることがあり、
- これは一体何なのだろう?
- 私は原因不明のウイルスに犯されているのだろうか…?
と不安な日々を過ごしていた。
それがどうだ、パンをやめたら急性膝痛が完全になくなったのである!
膝だけではなく体全体の動きも良くなったし、昔以上に速く・長く走れるようになったのであった。
調べてみると、パンに含まれるグルテンは関節の炎症を引き起こすらしい。
という事は、私は毎日パンを食べていたので毎日関節がファイヤーしていたわけである。
大学4年次(昨年)にはランニング中にしょっちゅう膝をケガしていたが、おそらくその原因もパンによって関節へダメージが蓄積されていた事にあったのだろう。
とりあえず膝が痛くなくなったので本当に良かったし、薬とか手術とか物騒なものに頼らず膝を完治させられて大変嬉しく思っている。
これで目標のフルマラソン2時間50分切りが一層近くなってきたぞっ!!
朝の目覚めがすごぶる良くなった
パンを食べた翌日は寝起きが妙に重苦しかった。
目覚まし時計の音が聞こえても(もう少し寝ていたいなぁ…)と思って二度寝に突入してしまったり、目を開けてから頭が動き始めるまでに3分以上の起動時間を要してしまったりする事も稀ではなかった。
それがどうだ、パンをやめたら目覚まし時計を使わなくても所望の時間に起きられるようになったのである!
朝の目覚めはバッチリだし、朝の到来に呪いの言葉を吐きかけなくなったし、ベッドから跳ね起きて行動開始するまでの所要時間が30秒未満に短縮されたのであった。
これには内臓疲労が関係しているのだろう。
私は今まで夕食直前(17:00)にパンを食べており、そのパンを消化すべく一晩中頑張っていた胃や腸が「もう少し休ませてくれよ~」と悲鳴をあげていたのだろう。
本当なら睡眠中は胃腸が休まる時間なのに、私は目をつむっている間中ずっと消化器官をいじめてしまっていたのである。
どうりで寝起きが悪かったはずだ…パンをやめた翌日から寝起きが非常に良くなったのであった。
頭のモヤモヤが少しずつ晴れていった
パンの摂取量が増えるにつれ、頭の中に霧がかかったような感覚が少しずつ強まっていった。
何かを真剣に考えようとしても思考が深まらなかったり、集中力が持たなくなってしまったり、パンをほとんど食べていなかった大学受験時代と比較して明らかに頭の回転が悪くなってしまっていた。
これは私が怠惰で不勉強なせいではなく、パンに頭を犯されていたのが原因だったのである。
- グルテン
- 化学調味料
- 暴力的な量の糖質
これらが三位一体となって私に襲いかかり、正常な思考力を少しずつ奪っていっていたのである。
パンをやめると、徐々にではあるが混沌としていた頭の中が明晰になっていった。
何についても思考がまとまらなかったのが、三段論法ぐらいならいつでも組み立てられるようになった。
もう少し毒素が抜ければ大学受験期のように複雑な思考が行えるようになるかもしれない。
大学院修士課程卒業後は博士課程に行きたいと思っているので、博士進学の前には強固な理論武装を行えるまでに回復していたいと思っている。
痩せた
もともと趣味のランニングのおかげで瘦せ型ではあったが、パンをやめてもっと痩せたのは衝撃である。
(自分にもまだ痩せる余地があったのだ)と人間の可能性の大きさに驚嘆させられたものである。
確かに、日々摂取していた500kcal×30日(=15,000kcal !!)がなくなれば、そりゃ人間の体にも何かしらの変化が起こるだろう。
摂取エネルギーが減れば基礎代謝量も減るので話はそれほど簡単ではないのだが、血糖値スパイクの波を一つ減らせたおかげで身体への脂質貯蔵を抑制できたのは紛れもない事実である。
摂取エネルギーが減った影響で体温が少々低くなってしまった。
そこで、体熱発生効果を期待して、塩を毎食意識的に摂取してみる事に決めた。
すると、何気ないひと時でも鳥肌が立たなくなったし、カロリーシュガー爆弾(パン)を食べていた以前より体温が上がった(35.5℃→36~36.5℃)のである。
今は暖かい季節なので冷え性の辛さを味わわずとも済むが、(このまま塩を摂取し続ければ冷え性ともおさらばできるかもな)と淡い期待を抱いている。
私が購入したぬちまーすには精製塩の24倍のミネラル分が含まれており、こうした体に有益な自然塩を積極的に摂るべきである。もし過剰摂取してしまっても過剰分は体が外へ排出してくれるので、減塩生活などといってわざわざ味気ない食事を作る必要は一切ないのだ。
(おまけ)食費が月3000円減った
最後に、体の変化という訳ではないが、毎日100円出して買っていたパンをやめた結果、パンに費やしていた3000円の食費が浮いたのである。
この3000円を使用し、MCTオイルとえごま油を購入できた。
健康が健康を呼ぶ好循環で、私の健康寿命はどんどん伸びていく一方である。(200歳ぐらいまで生きられるのではないだろうか)
MCTオイルはケトン体を産生してくれるので糖質オフにつなげられる可能性があるし、えごま油は体に必要なオメガ3脂肪酸(αリノレン酸)を効率的に摂取できるため更に健康になれる可能性がある。
体調不良の原因はグルテン&化学調味料にあった
関節痛や頭脳パフォーマンスの低下など、今まで苦しんでいた体調不良の原因は
- パンに含まれるグルテン
- パンを美味しくしてくれる化学調味料
こいつらにあると思う。
パンをやめたおかげで心身ともに楽になったし、現時点で悪影響は何も生じていない模様である。
グルテンはパンだけではなく小麦粉全般に含まれているため、今後はラーメンもお好み焼きも食べない方が良いかもしれない(食べなくても特に困らないし)。
もちろん化学調味料は世の中のあらゆる食品に使われているため完全には避けきれないが、QOLを下げない程度に納豆や焼き肉のタレといった明らかに人工的な味のするものを注意深く迂回していけば健康水準の漸進的な向上はおよそ間違いないだろう。
少年時代に受けたアレルギー検査では小麦に陽性反応は見られなかったものの、もし今再試験してみればアレルギー反応が見られるかもしれない。
この10年間で食べたパンの数は千手観音に助けを請わねば数えきれないほどであり、体へのダメージが少しずつ蓄積された結果として上に述べたような悪影響が顕現したのであろう。
私が何気なく食べているものの中にもパンのようなアレルギー物質が含まれているかもしれないため、今後も食事には細心の注意を払って暮らしていきたい。
生活習慣病で病院の金づるお世話になるのだけは避けたいから、自分の口に入れるものの性質をきちんと理解しておかなくてはならないなと背筋が伸びる1か月であった。
もうパン無しでも生きていけます
あれほど好きだったパンであるが、今ではスーパーでパン売り場の横を通ると鼻が痒くなるといった拒絶反応が生じ始めた。
今後は彼女から
と言われない限りパンを食べる事はないだろうし、この一ヵ月でパン無しでも食生活を楽しめる知恵を習得したので何ら不自由する事もない。
パンよさらば。湿疹とトランス脂肪酸と湿疹まみれの青春をありがとう。
これからは別々の道を歩もうぞ。
以上です。