こんにちは。馬術競技で国体優勝後、マラソンに転向した、北大院生ブロガーのかめ (M2)です。
大学3年生(B3)になった当日にはてなブログで記事を書き始め、B3の11月のマラソン大会で3時間切りを達成してからブログ執筆を始めました。
この記事では、ブログを書き始めて本当に良かったと思った3つの理由についてご紹介します。
- ブログを書いてみようか考えている大学生さん
- 何か新しいことをやってみたい若年層の方
こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧頂きたいと思っています。
①言語化スキル/日本語運用能力を高められたから
(ブログをはじめて良かったなぁ)と思った最初の理由は、”何か”を言葉にできる技術が格段に高まったからです。
形や色味、風景など、写真で見せれば一発で伝わるものをどうにかして言葉にしようともがくうちに、いつの間にか言語化スキルがものすごく伸びたような気がするのです。
”何か”を言葉にできれば表現の解像度が格段に増し、読者さんに自分の味わった情景を近い形で伝えられるようになってきます。
それが嬉しくて益々ブログに打ち込み、言語化力のアップにより扱える記事のジャンルがどんどん拡がっていったのです(*あまりにも拡がりすぎて別ブログを開設するに至りました)。
ブログで高めたスキルのおかげで、自分が心に抱くモヤモヤの正体を突き止められるようにもなりました。
人の悩みの大半は”何に悩んでいるか分からない”から生じているのであって、悩みの正体が分かれば解決法も自ずと判って悩みの解消へと動き出せるのです。
例えば私、高3の時に京大農学部に落ちてしまって京大生になれかったのですが、北大に入って大学3年生の後期あたりまで(何で落ちたんや…京大に行きたかったなぁ…)と学歴コンプレックスを抱いていました。
毎年札幌からわざわざ京大まで行き、不合格となった農学部前や百周年時計台前で佇むほどの拗らせぶりでした。
しかし、京大に落ちた理由を客観的に言語化できるようになると、(こんなん落ちて当たり前や、学歴コンプを抱くレベルにすら達してない)と認められるようになりました。
受験生時代の自分の振る舞いについて納得がいくまで反省をし、その後は『自分を落としたことを京大に後悔させるほどの人物になってやるぞ』と、過去をくよくよせず前だけを見据えて突き進めるようになりました。
このように、言語化スキルはブログに限らず、日常生活の質を大きく向上させてくれます。
ブログと出会えたおかげで自分の心情についてより理解できるようになりましたし、おかげで一つ、また一つと悩みが消えて生きやすくなったように思います。
言語化スキルに関連して、日本語運用能力も高まりました。
表現の幅や語彙を適切な場面で用いる力など、日本語を使うにあたり必要となる力が総合的に高まったような実感があります。
例えば私、ブロガーになる前は主に「ヤバい」という汎用語でもって自身の表現力の低さを誤魔化してきておりました。
しかし、ブログでいくら「ヤバい」と言っても読者さんには”何がどうヤバい”のかサッパリなので、筆者たる私は”何がどうヤバいのか”を相手に伝えようと努力せねばなりません。
”ヤバい”と書きそうになるたびにネットの類語辞典をその都度開き、「面白い」や「綺麗」など適切な語彙を探し続ける毎日でした。
ブログ開設以来、このような泥臭い作業を重ねてきて、ブログ執筆開始当初よりは語彙力や文章力が高まったかなぁと思っています。
②自分の経験を誰かの役に立たせられて嬉しかったから
ブログを始めて本当に良かったと思う2つ目の理由は、自分の書いた記事を見た読者さんから『この記事の内容が役立ちました!』とコメントを頂くとものすごく嬉しく感じたからです。
当ブログの記事は全て(誰かの役に立てばいいなぁ)と思って作っているわけですが、実際に『役立ちました!』とか『面白かったよ!』とか言ってもらえると小躍りするほどの喜びがあります。
具体的な例を挙げてみると、私は人一倍【音】に敏感な気質のため、大学受験生時代は周囲の受験生の発する雑音に日々悩まされっぱなしでした。
学校や予備校だけでなく、心を安らげて落ち着きたい家までもがリラックス出来ない環境でした。
経験上、数学や物理の応用問題が解けない…といった悩みと違い、音が怖くて試験に集中できるか分からない…という悩みは人にカミングアウトするのがものすごく難しいです。
咳払いや鼻水をすする音など、人間の生理現象に関わる音が気になってしまっても、その音を発する当人に「鼻水すすらないでもらえる?」と伝えると人間関係が崩れてしまうかもしれませんから。
周りとの関係性を崩すことなく、かつ勉強に集中する方法を探そうにも、ネット上には受験生が悩みを解決できる記事がほとんど見当たりませんでした。
そこで私は過去の自分みたいな受験生の少しでも力になれればと思い、ブロガーとして勉強法に関する記事を書くことにしたわけです。
いつだったか、『音に敏感に受験生専用の合格を勝ち取る勉強法 (当サイトにあった記事ですが、別ブログに移しました)』というタイトルの記事を作りました。
”自分と同じ症状を持つ受験生の役に立てば”と、自分なりの音の処理解決法をブログで公開したんですね。
記事を書いた数か月後、Twitterで『自分も音に敏感で、(受験乗り切れるかな…)と不安でしたが、何とか頑張っていけそうな気力が湧いてきました。ありがとうございます!』と受験生から一通のDMが届いたのです。
今までの人生で色んな出来事があったものの、こんなに嬉しかったことはありません。その受験生が送ってくれた感謝メッセージのおかげで筆者の私が元気をもらったほどです。
他にも、ランニングシューズのレビューを書いたら『面白い、欲しくなった!』というコメントをもらえたり、マラソンレースの体験記を記すと『このレースに出たくなった』と言ってもらえたこともありました。
いずれにしても、自分の経験や知見を24時間/365日誰かの役に立ててもらえる”ブログ”という媒体は本当に素晴らしいなと思いました。
③情報を生み出す前提でモノを観察する新しい視座を獲得できたから
ブログを始めて本当に良かったと思う3つ目の理由は、”情報を生産する前提”でモノを観るのが当たり前になったからです。
情報を消費する側だった頃は、ヒマがあったらスマホをいじって時間を溶かしておりました。
自分自身では何ひとつ考えもせず、情報をシャワーのように浴びまくり、それでもって何だか偉くなったような気がしていました。
しかし、情報を産み出す側になるとそういうわけにもいきません。
(ブログを書こう!!)と思い立ち、情報を産み出す一歩を踏み出した時、真っ白な画面を前に”何を書けばええんや…?”と途方に暮れることとなりました。
日々頭へ強烈な負荷をかけるにつれ、思考回路が【情報を生み出す前提】の仕様に着実に変化していきました。
他人の発信する情報に触れる際、
- 自分ならココの表現は○○って表現するな
- この人の着眼点は面白いなぁ、マネさせてもらお♪
と建設的に批判し、自分の糧として活かせるようになってきました。
ブログでアウトプット力を鍛えるにつれて表現できる幅も拡がりを見せ、結果として自分の身の回りに起こるあらゆる出来事がブログのネタになりました。
まるで生まれ変わったが如くフレッシュに毎日を過ごせておりますし、情報消費者だった過去を思い出して (どうやったら読者さんに面白がってもらえるかなぁ)と表現法や着眼点に工夫を凝らす毎日であります。
なお、ブログで培った新しい視座は、大学院での研究の際に大いに活かされております。
ブログで情報収集やアウトプットをやり慣れているためか、ものすごくスムーズに論文を執筆できているのです。
論文を作る際には産みの苦しみを味わわねばならぬらしいのですが、ブログでの鍛錬のおかげで少なくともアウトプット面では苦しんだ経験がありません。
タイピング速度に関してもブログ製作の過程で昔より格段に向上しましたし、ブログ運営の成果が存分に発揮されていることを日々実感しております。
研究が捗れば捗るほどブログに書けるネタが増え、研究ブログにその内容を綴れば綴るほどアウトプット力が向上してまた研究が捗ります。
こうした好循環に入れた点で、(ブログを始めて本当に良かった)と思ってやまないわけであります。
最後に
私がブログを始めて本当に良かったと思った3つの理由はコレで以上となります。
まとめると、
- 言語化スキルや日本語運用能力を高められたから
- 自分の経験を誰かの役に立たせられて本当に嬉しかったから
- 情報を生み出す前提でモノを観察する新しい視座を得られたから
このような形になります。
何かやってみようとお考え中の大学生さんにはブログ執筆をオススメします。
やってみると良い意味で人生が激変してしまいますので、自分の変化に期待しながらブログを始めてみてください(*≧∀≦*)