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【国家資格】国内旅行業務取扱管理者試験の合格を目指す方へ注意して欲しい3つのこと

こんにちは。馬術競技から陸上競技へ転向した北大工学系大学院生のかめ (D1)です。2023年9月3日、一年間の浪人の末、『国内旅行業務取扱管理者試験 (国内管理者試験)』に合格することができました。

この記事では、一浪した経験を交え、国内管理者試験合格を目指す方に注意してもらいたい3つのことを解説します。

  • 国内管理者試験に興味がある方
  • 国内管理者試験に向けて今まさに勉強中の方

こうした方々にピッタリな内容なので是非最後までご覧ください。

かめ
それでは早速始めましょう!

 

イメージとは裏腹に試験内容は非常に地味。合格を目指すか否かは参考書を読んでから決断しよう

皆さんは「旅行」と聞くと、何かキラキラとした華やかなものを連想しやしませんか?私自身、旅行好きなので、 (”旅行”と名の付く資格試験の勉強はさぞかし面白いのだろうなぁ)と思っていました。ところがいざフタを開け試験内容を見てみた所、イメージが完全に誤っていたのを一瞬にして悟りました。「思っていたのと違う。めっちゃ地味やん…」とげんなりしてしまったものです。それもそのはず。国内管理者試験は旅行の資格ではありません。【旅行業務】、つまり旅行者の旅行をサポートするための国家資格でありますから。

のちに述べる観光地理など、キラキラした要素も決してないわけではありません。ただ、華やかな要素はごく一部。旅行業法 (旅行業にまつわる法律)や旅行業約款 (旅行の契約に関する取り決め)を暗記する地味な作業が大半を占める。国内管理者試験合格を最初に目指した5年前、あまりに勉強がつまらなさ過ぎて途中でギブアップしてしまったほど。勉強の単調さに耐えられる方が本資格の取得を目指すに相応しいかと存じます。ご自身がこの資格に向いているか/いないかを判断するには、書店で一度、管理者試験の参考書を開いて読んでみるのがオススメです。 (面白そう♪)(何とかなりそう)とお思いになれば勉強なさると良いでしょうし、 (つまらないな…)(勉強、続かないんじゃないか…??)と疑念が生じたら別の資格に手を出すべきでしょう。

一刻も早く観光地理の勉強に取り掛かろう!試験範囲は思ったより膨大

”国内管理者試験合格を目指す!”と決めた方に一つ、大切なアドバイスを。一刻も早く国内観光地理の勉強に取り掛かって下さい早ければ早いほど良いですよ。試験一年前から勉強を始めても早すぎるということはありません。どうしてそんなに急かすかというと、管理者試験で観光地理分野だけ異様に試験範囲が広いから。全47都道府県の観光名所や特産物、温泉などが出題されるし、法律系の問題と違って類推が効かない、つまり知らなかったら解けない問題が多いのです。前述の『速習テキスト』には頻出の重要事項がコンパクトに羅列されています。しかし、言葉だけ見ても写真と紐づけなくては記憶にあまり残りません。私の場合、『地球の歩き方 日本』というガイドブックを購入して地理の勉強に使用。カラフルで豊富なイラストのおかげで記憶の定着に役立ちました^^

旅行業務取扱管理者試験に合格するには、全科目6割以上の得点が必要になります。国内管理者試験の場合、

  1. 旅行業法
  2. 旅行業約款
  3. 国内旅行実務

この3つの分野でそれぞれ60点以上を取らねばならない。①と②で9割取っても③が5割なら不合格。如実な不得意分野を無くし、満遍なく点を取るのが合格を手繰り寄せる最善の道。私の場合、国内管理者試験2022にて①92点、②88点、③58点で不合格を喫しました。敗因は観光地理。自己採点で4割しかありませんでした。勉強したつもりでしたが全く勉強が足らなかった。もう1年勉強して知識の更なる上積みを図り、2023年度試験、やっとの思いで合格点を突破したのです。

かめ
国内管理者の試験勉強をしていくにつれ、真の敵が『国内観光地理』だということが自ずと明らかになるでしょう。対策が手遅れにならぬように早めから動き始めておいて下さい

 

過去問演習は国内管理者試験の過去問だけでOK!

国内管理者試験の受験生の中には、「総合管理者試験の過去問もやっておいた方が良いんじゃないか?」とお考えになる真面目な方がひょっとしたらいらっしゃるかも。総合管理者の方が問題が難しいし、国内管理者とは異なる形式の問題をやっておいた方が実戦力が付くのではないか、と。確かに仰る通りです。時間があるならやっておいても決して損はありません。特に旅行業法のパートについては難度が国内試験の倍近くある。”正しいものを全て選べ”という形式の問題を解くには厳密で正確な知識が不可欠。

私の考えを述べてみると、国内管理者試験の対策には国内管理者試験の過去問のみで全く問題ありません。過去問とテキストを何度もやり込む/読み込むだけで合格に必要な力がつきます。総合管理者試験の過去問にまで手を出すのは少々オーバーワークかと。時間があるならなされば良いです。でも「やらなくても合格はできる」と伝えたい。総合管理者試験の過去問より、観光地理用のポケット問題集をやるのを強くオススメします。コレを完璧にして試験に臨めば確実に合格点を突破可能。

何度も繰り返して恐縮ですが、国内管理者試験合格のカギは『観光地理』の攻略にあります。観光地理での点数のロスを最小限に抑えることが皆さんの栄光に繋がるのです。

かめ
本問題集を完璧にしてもおそらく満点は取れないでしょう。でもそれでOK。絶対評価の資格試験は合格点を超えるゲームですから♪

 

最後に

国内旅行業務取扱管理者試験合格を目指す方へ注意してもらいたい3つのことはコレで以上になります。皆さんの資格勉強の一条になれば幸いです。

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