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【Nike】エアズームペガサス39 シューズレビュー|ウルトラサブ10ランナー目線で反発力やクッション性を解説します

こんにちは。馬術競技からマラソンに転向した、マラソン自己ベスト2時間47分の現役北大理系大学院生のかめ (M2)です。

2022年12月18日に開催された沖縄100Kウルトラマラソンの100kmの部を9時間1分で完走し、自身初の10時間切り(サブ10)を達成しました。

この記事では、ウルトラサブ10を達成するための練習用シューズとして用いたNikeのペガサス39についてレビューを書いていきます。

ウルトラで使用するシューズをお探しの方にピッタリな内容なので、是非最後までご覧いただきたいと思っています。

かめ
それでは早速始めましょう!

クッション性:かなり良い。ロング走時には前足部がやや疲労する

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ペガサス39のクッション性はかなり高いと思います。

分厚いリアクトソールのおかげで着地時の衝撃が著しく緩和されますし、前の記事で解説したウエーブライダー25と比べてもクッション性では全く負けていません。

ウエーブライダーがフワッとしたクッションならば、ペガサスはブニョッとした弾力性のあるクッションです。

接地感は硬いんだけれどもクッション性をちゃんと備えていて、(ペガサス39は本当に不思議なシューズだなぁ)とつくづく感じる次第です。

なお、ペガサスはかかと部分とつま先部分とのクッション性にかなり大きな差があります

つま先部分のクッションが若干少なく、その影響で30kmや40km走った際に前足部の筋肉へ疲労を感じてしまいます。

本当なら私はペガサス39でウルトラに出たかったんです。

しかし、前足部の疲労により足底筋膜が攣ってしまいそうな予感がしたので、本番は大事を取ってウエーブライダー25で走ることに決めたのです。

#66 沖縄100Kウルトラマラソン2022まであと14日!150分間雪上走&ウルトラ本番のシューズ選びに関するコラム

2022-12-04

 

反発力:良い。想定ペースよりキロ10秒速くなる

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ペガサス39は本当に気持ち良く走れるシューズです。

リアクトソールやエアバッグによる反発が適度に効き、ジョグペースを出力するのがすごく楽に感じられます。

ひとたびリズムに乗ってしまえば、足を地面に置くだけでポンポン勝手に跳ね上がります。

走っていて抜群に楽しいシューズ、それがペガサス39でございます。

ウエーブライダー25と比較すると、体感ペースにキロ10秒ほどの差が生じます。

同じ出力でもペガサスの方が巡航ペースが速くなり、かつあまりしんどさを感じません。

なお、練習で使う分にはペガサス39で全く問題ありませんが、本番で使うとなると少々注意が必要になります。

(後半に力を蓄えておきたい)と思っていても前半から快調に飛ばして力を使ってしまいかねませんので、ペガサス39でウルトラを走る方は”ペースを抑えよう”という意識を強く持って出走なさってくださいね^^

 

安定感:抜群。全くブレず、終始着地が安定する

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ペガサスはブレない。全くブレを感じません。

一歩一歩が安定しているのでロング走時にも内腿が疲れませんし、誤って変な角度から着地してしまっても何の問題もなく次の一歩を繰り出せます。

ミッドソールが少し固く、幅も広めに設計されているのが安定感の原因なのだと考えられます。

安定感はウエーブライダー25とほぼ同等だと感じます。急な下り坂ではドロップの小さなペガサスの方がむしろ安定感があるぐらいです。

私は「厚底」と聞くと”反発力はあるけどブレて扱いの難しいシューズ”といった印象を持っており、それゆえこれまではライトレーサー3をはじめ薄いシューズを主に履いてきておりました。

ペガサス39はそんな固定観念を良い意味でぶっ壊してくれまして、ペガサスと出会ったことが厚めのシューズにも挑戦してみる契機となったわけでありました。

 

フィット感:最高。踵の抜け感も皆無

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フィット感に関しては個人差が大きいのであまり書くことはありませんが、私の足にはペガサス39は吸い付くようにフィットしてくれています。

特に甲回りのフィット感が抜群です。余分なスペースなくピタッとくっついてくれるので、シューズの中で足が動きません。

長距離の練習へ使うにあたり、踵の抜け感も注視しておく必要があります。

ペガサス39はこの点もバッチリです。かかと部分の作りこみが良いおかげで一歩一歩遅れず足に追随してくれます。

同サイズのウエーブライダー25と比較すると、ペガサスの方がほんのわずかに小さめなように感じます。

甲回り然り、足長然り、全体的にコンパクトにギュッとまとまっている印象があります。

 

重量:普通。(重い!!)と感じたことはない

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最後にシューズの重さについてです。ペガサス39の重量は26.5cm・2Eサイズで片足260g程度と、ジョグシューズの中ではスタンダードな重さです。

もしもっと重ければ少し足元がもたついて走りにくかったと思いますし、逆にこれ以上軽ければクッション性を落とさざるを得ず、ロングランに耐えうるシューズとはならなかったと思います。

ゲルニンバスみたいな300gを越えるシューズの重量感もなければ、ソーティマジックみたいな200gを切ってくるシューズ特有の軽快感もありません。

『良い意味で特徴のない点』がペガサス39の特徴であり、万人が快適なランニングを楽しめる要因の一つとなっております。

個人的には、ペガサス39を履いて(重いなぁ)と感じたことが今までに一度もありません。

片足275gのウエーブライダーでは特にロング走の最終盤において重さを感じるときもありますが、ペガサスでロング走をしても最初から最後まで軽快です。

もう少しペガサス39のソールの屈曲性が良ければ、ウルトラでも迷わず使えたんですけどね…

次回作のペガサス40ではソールが少し柔らかくなっていることを期待したいなと思います。

 

最後に

ウルトラ9時間1分ランナー目線のペガサス39のシューズレビューに関してはコレで以上となります。

まとめると、

  • クッション性:かなり良い
  • 反発力:良い
  • 安定感:抜群
  • フィット感:抜群
  • 重量:普通

このような形になります。

私はペガサス39を練習用シューズとして用いましたが、足底の筋肉が頑丈な方・しなやかな方はウルトラ本番で使用して頂いて全く問題ないと思います。

その時には他のシューズを履いて走るときより少しペースを抑えめでお走りになるようくれぐれも注意してください。

 

以上です。

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