こんにちは、馬術競技からマラソンに転向したマラソン自己ベスト2時間47分の現役理系大学院生かめ (M2)です。
昨日、国内旅行業務取扱管理者試験を受け、国内旅行実務科目 (以下、”旅行実務”と略す)で2点足らず不合格となりました。
この記事では、私が旅行実務で落ちてしまった理由について、文章を書きながら分析していきます。
- 旅行実務科目が苦手な方
- 私と同じく国内管理者試験で不合格になってしまった方
- 管理者試験で不合格になる確率を受験前に少しでも下げておきたい方
こうした方々にピッタリな内容なので、是非最後までご覧頂きたいと思っています。
それでは早速始めていきます。
Contents
敗因は3つあると考えています
私が不合格になった要因として、以下の3つの事柄が挙げられます。
- ビジュアルと単語を紐づけ始めるタイミングが少しだけ遅かったこと
- 単語の暗記が雑過ぎたこと
- 過去問で点数を取れるようになっただけで、(もう大丈夫やな♪) と満足してしまっていたこと
それぞれについて、以下で一つずつ分析していきます。
”旅地図 日本”を買ってビジュアルと単語を紐づけ始めるタイミングが少しだけ遅かったこと
先ほどご紹介した記事にも書きましたが、私はフォーサイトという通信講座を使って国内管理者試験合格を目指していました。
旅行業法や約款のテキストは大変暗記に便利でしたが、観光地理のテキストは単語の羅列のみのため観光地が一切頭に入って来ず、全く暗記が捗らなかった私は『旅地図 日本 (以下、”旅地図”と略す)』というカラフルな地図帳を追加購入し、観光地理の勉強をしていきました。
私が旅地図を買ったのは、ちょうど試験一ヵ月前の8月初旬。
それまでは(何とかしてテキストのみでコスパ良く合格してやろう)と変に片意地を張っていましたが、とうとう
と限界を感じ、札幌の大通にある丸善ジュンク堂で地図帳を吟味し、陳列されていた中で一番頭に残りそうなデザインの本書を購入した…というのが購入のあらまし。
旅地図学習の記憶定着率は凄まじいものがあり、テキストで覚えられなかった単語を次々と暗記していくことができました。
大学受験の際に使っていた英単語帳でも単語だけ羅列されたもの(ターゲット1900など)よりフレーズや文脈で覚えるタイプのもの(システム英単語 or 速読英単語)の方が私にとって相性が良かったし、(私の脳はどうも”何かと紐づけて覚えること”が得意なんだなぁ^^)と改めて実感した次第です。
もし”そう”と自覚していたのなら、もうちょい早くから旅地図を使い始めなさいよって話です笑。
管理者試験の本試を記憶が曖昧なまま迎えてしまったため、
と、どうにか2択までは絞り込めても、その後の選択を間違える羽目に陥ったのです。
もうあと2~3週間、いや1か月前 (試験2か月前) から旅地図を使って勉強していれば、曖昧だった記憶はもう少し確固たるものとして定着し、試験でも記憶の棚から自在に引き出して正解を選んで行けたはずなのです。
あの時意地を張ってしまった事、私は強く強く後悔しています。
単語の暗記があまりにも雑すぎたこと
私は大学受験生の頃から暗記を大雑把に済ませてしまい、細部まで隅々に理解しようとしない悪癖がありました。
例えば受験生時代の英語では、多義語 (複数の意味を持つ単語) の意味を一つしか覚えようとせず、少し違った視点から英語の意味を問われると手も足も出なくなってしまっていました。
また数学では、公式の成り立ちに興味を示さず暗記するだけで済ましてしまい、根本が何も理解できていないままだったから、現役時代の京大二次試験で大滑りする結果となりました (註:コレが京大不合格の決定打となりました)。
その悪癖を自覚し、浪人時代は丁寧に勉強することを心掛け、結果として成績が伸び、どうにか北大に入れました。
人間というのは大変愚かな生き物で、一度欠点を克服しても、少し時間が経てばすぐ忘れて過ちを繰り返してしまいます。
私も見事にやらかしてしまい、勉強で成果を出すのに必要な丁寧さ/几帳面さを完璧に忘れ去っておりました…
単語は”聞いたことある”レベルで満足しており、その観光地が何処にあるのか/何が有名な場所なのかといった知識を覚えないままスルーしてしまっていました。
まぁ、ある意味仕方がないんです。だって、国内管理者試験の勉強を支えたモチベーションは(日本の事についてもっとたくさん知りたい!)というものだったし、少しでもたくさん観光名所を頭に入れるには細部にこだわってなんかいられなかったんですもの…
けれども、もう少しだけ丁寧に勉強しておけば良かったですね。
これまでの私の勉強法では何も勉強していないのと同じだと思うし、お金も時間も無駄になった分、勉強しなかった方がマシだったほどです。
過去問で点数を取れるようになっただけで、(もう大丈夫だ♪)と満足してしまっていたこと
資格試験に受かる最短距離は、”過去問を解きまくること”だと考えていました。
事実、旅行業法 (業法)や旅行業約款 (約款)は過去問を解けば解くほどメキメキと実力が上がっていったし、JRの運賃計算にしてもそれは同様の傾向にありました。
ただ、観光地理に関しては少々事情が異なります。
業法や約款、それに運賃計算は出題パターンがほぼ決まっているので問題演習の経験値がモノを言うのに対し、観光地理はパターンこそ決まっているものの問われる知識は決まっていない (正確に言えば無限にある)ゆえ過去問演習だけでは不足しているのです。
そんな事とはつゆ知らず、私は通信講座の5年分の過去問が載っているテキストを完璧に解けるようになるだけで自惚れ自己満足しておりました。
余裕をこいてPCでイチローのスーパープレー集を見ているヒマがあったなら、1秒でも長く旅地図を眺めて貪欲に知識を吸収しておけば良かったのです。
あっ、もしかしてヤバイかも… そう気付いたのは試験前夜に模擬問題を解いた時でした。
100点中60点以上取る必要があったのに、旅行実務でなんと49点しか獲得できなかったのです。
- 過去問さえ解いておけば大丈夫だと思っていたのに全然大丈夫じゃないと分かって焦ったし
- 根本を理解しておけば最悪何とかなる数学や理科の問題と異なり、問われている事項について知らないと手も足も出ない観光地理の問題に恐怖すら感じてしまったし
翌日の本試験直前になって受かる予感が全くしなくなってしまったのです。
そこからテキストと旅地図を引っ張り出し、フルスロットルで観光地理の暗記をし直しました。
ですが時すでに遅し、あと2点を手繰り寄せる事はどうしても叶いませんでした…
じゃあどうすれば合格できたのか?考えられる方策の一つとして、ユーキャンが販売している一問一答集で”用語を文脈で記憶する”という方法が挙げられます。
コレは重要語句を赤シートで隠せるようになっている書籍なのですが、この本を活用し、用語を瞬時にアウトプットできるようになっておけば、”聞いたことあるけど詳しくは知らない…”という情けない事態を回避できたように感じます。
実はこの本についても旅地図と同様、買おうか買うまいか超迷っていたんです。
思い切って買っておけば良かったですね。たった2,000円で合格が買えるなら、出し惜しみせず購入すれば良かったです(註:皆さんに書籍を押し売りしたくて書いている訳ではなく、私は本心から買っておけば良かったと後悔しています)。
あとはやはり、『自分は絶対に合格するんだ』と心中で唱え続け、引き寄せの力で合格を手繰り寄せることだと思います。
私は試験前夜で前途に絶望してしまった結果、もうひと踏ん張りできずあと少しの所で合格を取りこぼしてしまったので、神様や仏様にもうワンプッシュしてもらえるよう、最後まで自分を信じておけば良かったなぁと悔やんでいます。
最後に
国内旅行業務取扱管理者試験で合格基準を下回り不合格となった私による敗戦の弁はコレで以上となります。
この記事をご覧になった皆さんには、私と同様の過ちを犯すことなく、全教科6割以上獲得して合格して頂きますよう何卒お願い申し上げます。