私は札幌に住む現役理系大学院生である。
実は、1年ほど前までInstagramをやっていた。
といっても、自分で何か積極的に投稿して私生活をさらけ出していたわけではなく、
- 好きな女優さんのカワイイ写真
- 好きなアナウンサーのカワイイ写真
- カワイイ女子大生のカワイイ写真
こういった投稿を見て👍ボタンを押しながらひとりでニヤニヤしていただけだ。
誰にも迷惑をかけていないので、極めて平和的な利用法だと言えるだろう。
しかし、1年ほど前、ついに私はInstagramのアプリを消すことにした。
この記事では、アプリを消した理由と絡めながら、Instagramをやめて良かったことを5つご紹介していく。
Instagramでしか繋がっていなかった高校の同級生と連絡が取れなくなることには若干寂しさを感じるものの、アプリを消したメリットがデメリットを圧倒的に上回っていたので私としてはインスタを消して良かったと思っている。
皆さんの中にもInstagramを辞めたいと思っている方がきっといらっしゃると思うので、この記事がスマホ中毒を少しでも和らげるきっかけになればと思い、記事を始めていく事にする。
Contents
Instagramをやめて良かった5つの事
頭が軽くなった
Instagramをやめた翌日にすぐ感じたのは、その日の頭のパフォーマンスが非常に良いという事だった。
Instagramアプリを消す前、私は起床直後に布団の中でスマホをいじる悪癖があった。
しかし、Instagramを試しに消してみた翌朝は、(かわいいおねーちゃんの写真を見られないのだからスマホをいじっても仕方がないわ)と考え、スッと布団を出ることができたのである。
朝という頭の調子が最高の時間にインスタで頭の容量を使用しなくなったことで、私の頭はインスタ以外の想像的な仕事(ブログ執筆や勉強、筋トレやランニング)に完全集中できるようになった。
これは本当に劇的な変化であり、インスタを始める前と同等のパフォーマンスを私は高校時代ぶりに発揮できたのである。
頭の容量の使用を抑えられると、今まで抑圧されていた感受性も少しずつ戻ってきた。
読んでいる本の中で美しい文章に出会ったら素直に感動できるようになったし(涙腺が緩くなっただけ笑?)、普段何気なく食べているキャベツにも甘みやみずみずしさを敏感に感じられるようになった。
一体私はどれだけInstagramに毒されていたのであろうか。
あんなアプリ、もっと早く辞めてしまったらよかった…私は強く後悔した。
見栄を張らずに済んで楽になった
私は積極的に投稿するタイプではないと先ほど記述したが、実はストーリー機能(24時間で消える投稿機能)を用いて色々な考えを書き込んでいた。
私が天狗になっていた時は意識高い系の内容を投稿したことがあったし、コロナで周りが盲目的にマスクを着け始めた時には”ちゃんと自分の頭で考えろって”と何度も連投したこともあった。
自分の思う通りにならない社会がもどかしくて仕方がなかったのもあるが、自分を少しでも良く見せようと見栄を張ろうとしていたのかもしれない。
ただ、そんな事をしても何の得にもならなかったし、私の言動によって世の中を変えることは1mmも叶わなかった。
インスタをやめた事で、周りに見栄を張る手段を失った。
一時的に私はアイデンティティーを失いかけたが、(そもそも見栄を張る必要などない)と気が付いてからは心が一気に楽になった。
Instagramは心を蝕む現代社会の凶器である。
インスタをやめた事は、私に”人に自分を大きく見せる必要などどこにもない”というとても大切な教訓を与えてくれた。
他人との比較をする機会が減り、目の前の物事に集中できるようになった
上の内容と共通するが、私は同級生のインスタ投稿を見て
- 自分と比べてアイツはなんてすごいんだ…
- こんな自由な生活を送れたらどれだけ幸せな事だろうか…
といった風に自分と他人を天秤にかける機会が本当に頻繁にあった。
特に浪人時代はこの傾向が酷く、予備校でもだえ苦しんでいた当時の私は、海でビキニの女の子と一緒に楽しそうに遊んでいる同級生の事が眩しくて眩しくて仕方がなかったのである。
手の平を真っ黒にしてシャーペンを握りしめ勉強していた自分がすごく情けなかったし、予備校の窓を開けてそこから飛び降りて死んでやろうかと思ったことも沢山ある。
インスタは、自分に不必要な情報を絶えずご親切に提供し続けてくれる厄介な存在だった。
インスタのアプリをアンインストールしたおかげで自分と比較する対象そのものが私の頭から消え去っていった。
そのおかげで隣の青い芝をうらやむことは極限まで減ったし(たまに羨ましくなることはあるけどね)、自分の目の前にゴロゴロ転がっている”やるべきこと”に100%コミットできるようになった。
頭の容量が空いたことも相まって作業効率は急上昇。
インスタを見るたび心に傷を負っていた昔の私に「そんなもの早くやめてしまえ」と告げてあげたい。
データ通信量が大きく減った
インスタはデータ通信量が非常に大きいアプリであった。
ほんのちょっと見ただけで500kBの容量を食うし、Wi-Fiを入れ忘れてモバイル通信でアプリを見ていた時は10分ぐらいで300MBを消費していた。
インスタをやめたおかげで月々の消費データ量が3分の1も減少した。
心にも頭にもお財布にも優しいインスタ断捨離、みんなやらなきゃ絶対損である。
自由な時間が1日あたり20分増えた
インスタを止めた最後のメリットとして、インスタを眺めていた20分間を新しく何かを生み出す創造的な仕事に2回せるようになったことが挙げられる。
(何だよ、たった20分かよww)と思うかもしれないが、1日20分を積み重ねると1か月で600分(10時)となり、1年間では7300分(5日分)にまで膨れ上がるのだ。
これだけの時間を今までどぶに捨てていたなんて自分はなんてバカだったのか…
今後は人生を有意義にするためだけに時間を使いたい、私はこのように強く思ったのであった。
最後に
以上がInstagramをやめてよかったことである。
正直言って何一つデメリットを感じていないので、私はインスタをやめて大正解だったと確信している。
高校で一言も言葉を交わした事のない人と繋がっていても全く意味がないのだし、本当に連絡を取り合いたい人とはLINEの連絡先を交換しているので何の問題もない。
次はスマホをやめたいのだが、これはさすがに親に心配をかけそうな気がするのでやめておこう。
以上です。
突然のご連絡で失礼いたします。
朝日新聞出版発行のニュース週刊誌『AERA』の記者をしている野村昌二と申します。
いま「インスタ断ち」という記事を書いていて、かめさんのこちらのブログを拝見し、ご連絡させていただく次第です。
ブログにも色々と書かれていますが、インスタをやめようと思った理由、やめてよかったこと等々、改めてお聞かせいただけないでしょうか。
取材は、メールでのやり取りで大丈夫です。
改めてご質問をお送りさせていただたきいと存じています。
(もしくは、電話かZoomの取材でも大丈夫です。)
急なお願いで大変恐縮ですが、何卒ご検討いただけますと幸いです。