気温の急降下でガッツリ体調を崩した
木曜に21kmの中強度走を実施。少し強めの負荷を入れ、金・土とオフにして体を休めて日曜に本番を迎える予定でした。木曜朝の気温は8℃。防寒対策をして走ればよかったのに、半パン&ノースリーブの軽い装備で走り出してしまったのです。走行中から寒くてたまりません。走行後はブルブル震えるほどの寒気が。案の定、夜から熱が出てきました。こんな大切な時期に風邪をひくだなんて。翌日になってもまだ体調が悪い。”コンディション不良でウルトラを走ったらどうなっちゃうのだろう”と不安が募りました。
おまけに往路の航空便を取り忘れていた
金曜夜、ウルトラに出ようか、出まいかと逡巡しました。
出たい気持ちは少なからずあります。ウルトラでサブ9を達成するために8~9月は何度も坂道でロングジョグをやってきましたから。学生の間にどうしても9時間を切っておきたい。9時間”1分”という自己ベストではどうも中途半端で嫌な気持ちがするのです。高い高いエントリー代も支払った。月の食費の半分以上にあたる2.2万円をすでに支払い済み。こんなに払っているのだから走らなきゃ仕方がない。走らなかったら勿体ない。払った分にふさわしいだけのリターンを得なくては損でしょう。少々体調が悪くても出ようと決めました。明日になれば今よりも体調がよくなっていると信じて。
寝る前にウルトラの段取りを確認しました。宿泊場所はココ。レース当日のバスは〇時。レースが終わったらどこへ移動するか。そういえば明日は何時の飛行機に乗るんだ? アレ、飛行機取ったっけ……? ……取ってないわ。 マジか! ウソ?! 新潟へ行けないじゃん!! そんなことってある?! えっ? は…?
ホテルと帰りのフェリーのチケットは確保済み。往路の航空券に限って手配するのを失念していました。土曜は三連休の初日。札幌-羽田間の便は各社満員。セントレアや伊丹、新潟行きの便でさえ全て満席。こうなったら陸路で行くしかない。札幌から函館まで特急で3.5時間。函館から大宮へ新幹線で4時間。大宮から上越妙高まで1.5時間。乗り換え時間も加味すれば10時間以上の大移動。
100km走る気力が湧かなかった。DNSを決意
土曜の朝は4時半に起床。6時発の始発へ間に合うように早起き。出発準備をしている間、頭にまだ熱っぽさが残っていました。悪寒がする。気分も最悪。室内を歩くだけで頭が少し痛む。翌日、起伏に富んだ新潟の100kmを走り通す自信がありませんでした。仮に走り切れたとしても、甚大なダメージを負い、残りシーズンに影響が出てしまいそう。今回のウルトラは本命レースじゃない。本命は11月下旬の福知山。いま無理して走ると福知山で結果を出せない。本命じゃないレースで負ったダメージのせいで本命レースのプランが狂うのだけは避けたい…
それでもとりあえず札幌駅までは向かいました。歩いているうちに気分が良くなってウルトラを走る気になるかもしれませんから。5時45分、札幌駅に到着。自動券売機で特急券を購入しようとしました。券売機へクレジットカードを差し込む寸前、身体が「お前、今回はやめとけ」とブレーキサインを発したのです。「いま100km走るのは得策ではない。休め。体調を直して福知山に備えろ」と。
身体の発した声に従ってDNSを決意。体調が完璧でなければ完走がおぼつかないウルトラへ体調不良で出るのは無謀だと判断したのです。直前で体調を崩したのは不覚でした。気温の低下を加味してウェアを考慮していれば風邪をひかずに済んだかもしれません。風邪をひいたのは、連日の走り込みによって皮下脂肪が薄くなっていたのが要因かも。脂肪の鎧が薄くなった分だけ厚着しなくてはなりませんでした。エントリー代とフェリーのキャンセル代で合計2.5万円の損失が。高い授業料として甘受するしかない。同じ過ちをもう二度とやらかさぬよう注意していこうと思います…
今週の練習
- 10/7 (月):オフ
- 10/8 (火):100分起伏走 (320m D+, 4’58″/km) @ウエーブライダー27
- 10/9 (水):90分ジョグ (4’54″/km) @ライトレーサー5
- 10/10 (木):21km中強度走 (4’00″/km) @アディゼロジャパン8
- 10/11 (金):オフ
- 10/12 (土):オフ。ウルトラDNSを決意
- 10/13 (日):33kmロングラン (4’04″/km) @アディゼロジャパン8
週間走行距離:93km
土曜の夜、グルタミンとクエン酸を大量摂取して寝た所、日曜にはある程度元気になっていました。気温も13度と走るには快適な温度。ウルトラの代わりにロングランを実施。1キロ当たりマラソンペース+20秒のゆったりとした速さで33kmまで。27kmぐらいから体が重くなり始めました。練習終了時にはひざ裏がピリピリとやや痙攣気味になるほど疲労が蓄積していたのです。
このペースであと10km走る未来は容易に描けます。2時間50分切りなら練習ででもすぐ達成できるでしょう。しかし、あとキロ20秒上げて42km走れるかといったら疑問符が付いてしまいます。30kmまでならいける。ラスト12.2kmで失速して2時間42分ぐらいの食うと半端なタイムになりそう。ウルトラでもフルでも中途半端なタイムだなんて耐えられません。フルでぐらいは結果を出したい。2時間40分を切ってスッキリとしたい。
いまの自分が欠いているのは、キロ4ぐらいで30km以上走る練習。ジョギングペースでの長時間走じゃない。ある程度スピードを出して長時間巡航できるだけの筋強度を養わねばなりません。ハーフまでならキロ4でも余裕で走れます。キロ4で35kmを余裕で走り切られるようになっておきたいのです。11/10の真駒内マラソンを含め、キロ4ロングランを行えるチャンスがあと4回あります。この4回の機会を存分に活かして足をパワーアップさせ、福知山でサブ40を達成できる総力を養いたい所。
来週の練習計画
- 10/14 (月):オフ
- 10/15 (火):90分ジョグ@ライトレーサー5
- 10/16 (水):10000m閾値走 (3’30″/km) @アディゼロジャパン8
- 10/17 (木):90分ジョグ@ライトレーサー5
- 10/18 (金):100分起伏走@ウエーブライダー27
- 10/19 (土):90分ジョグ@ライトレーサー5
- 10/20 (日):30~35kmロングラン (キロ4) @アディゼロジャパン8
週間走行距離:132km
ウルトラDNSは心にずっしりと堪えました。できるものなら走りたかった。自己ベストを何十分も更新して思い切りガッツポーズしたかった。ウルトラ出走が叶わなかった以上、次のレースへ目を転じ、気持ちを切り替えて頑張るしかありません。福知山で必ずやサブ40を達成してウルトラの分まで喜びを爆発させるつもりです。今回の風邪は、福知山に向けた「追い風」と捉えます。ウルトラで余計なダメージを負わなかったおかげで二週間多めに福知山対策ができるのですから。福知山マラソンを終えたとき、”あの二週間の練習のおかげで目標を達成できたんだよな^ ^”と振り返られるようにしたい。今まで以上に真剣に練習へ向き合って濃密な日々を過ごしていきます。