こんにちは!馬術競技から陸上競技に転向した、100km自己ベスト9時間1分の現役北大理系大学院生かめ (D1)です。 2024年12月スタートの沖縄100Kウルトラマラソンへ向けて練習しており、記事を書きながら日々の練習内容を振り返ることにしています。
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『物欲』に関するコラム
先週は『二次会』をテーマにコラムをお送りしました。今週は『物欲』を話題に話を書き連ねてまいります。
私は物欲が小さい方。モノに対する執着がなく、時計や高級車、その他贅沢品を欲しいと全く思いません。ファンの方や大好きな人からのプレゼントは喜んでお受け取りします。しかし、自ら進んでモノを買おうといった衝動に駆られることが少ないのです。
お金が無いから物欲が無い……といったワケではありません。 モノに対して価値や魅力をあまり感じない性格なんです。感じないどころか”嫌い”かもしれない。部屋にモノが溢れかえっていると部屋を圧迫されているような感じがして気持ち悪くなる。我が下宿に冷蔵庫や洗濯機を敷設しなかったのもコレが原因。毎日使うようなモノではないのに莫大なスペースを取られるのが不満。なるべくモノの少ない暮らしが理想的だなと思っています。海外旅行用のスーツケースに引っ越し用の荷物が全て入る程度に。今の我が家はモノが多い。書籍や布団、机に衣類など、至る所にモノが置かれてミニマリストとは程遠い。博士課程を修了して家を引き払う際にモノを大量に処分するつもり。もっともっと身軽にならなきゃ気持ちが悪くて仕方がない。
『いざ』というとき頼りになるのはモノではなくて己自身。モノは事態を解決する端緒となれども、問題を根本的に解決するのは結局、ヒトの手によってですから。いくらモノをたくさん持とうがほとんど意味がないんです。だからモノが欲しくない。持っていてもほぼ意味がありませんし。『いざ』という事態を引き起こさぬための自助努力を怠らず重ねるべき。不測の事態に臨機応変に対処できるよう己の能力を高めておくべき。それ等をやらず、最初からモノに頼るのは単なる甘えに過ぎません。やれるだけやった。もう他にどうしようもない。しかし能力値があと少し足らない。じゃあモノに頼ろう!と考えるのが私。
かく云う私も昔から物欲が小さかったわけではない。大学1・2年次まではドロドロとした大きな物欲が身に巣くっていた。物欲の根源は私の母親。使いもしない食べ物や衣類をひたすらため込む性格の持ち主。実家暮らしをしていた時は (流石におかしいよな)と母親を見ていた。しかし、物欲は遺伝するらしく、大学に入って一人暮らしを始めた途端に私までモノをためこみ始めた。食べもしない食べ物を買っては消費期限を切らして (何で買ったのか…)と俯く。後先考えず一直線に突っ走る性格も災いしたか。お金を限界まで使った結果、2年次の12月、あわや破産する所でした。クレジットカードの10万円を超える引き落としが翌日に迫っているというのに、我が銀行口座やお財布に入ったお金の総額はたった5,000円ポッキリ。親に泣きつき当座のお金を15万円借りて引き落としを凌いだ。親に散々怒られましたよ。「何も考えずお金を使ってお前、どないするつもりやねん😡!」と。破産を回避した翌月の支払い額も8万円程度ありました。どうしても手持ちの額が足らず、禁断のリボ払いで3か月に分けて支払いました。積もりに積もっていく利子を見て (コレ、ヤバいんじゃないか…??)と大量の冷や汗をかいた。物欲にかまけて無秩序にモノを購入していたらいつか破滅してしまうと悟った。
破産やリボ払いの恐怖を契機に『物欲』や『モノ』と真剣に向き合うようになりました。物欲を制御できる方法を見つけなきゃ危ない。本当に人生が狂う。私の場合、購入したモノの大半はAmazon由来のモノでした。気になる商品を見つけてはカートへ入れてクレカで即座に支払い。購入スタイルを変えなきゃいけない。気になる商品を見つけたとしても購入熱が冷めるまで待つには…?Amazonのサイトをくまなくいじって『欲しいものリスト』なるものを作れると知りました。
と脳へビビッと来ちゃいました。 (欲しいなぁ)と思った商品があればとりあえず欲しいものリストへ入れる。買いたくても我慢。3~5日、時には一週間ほど買わずに寝かせておくのです。自分で決めた期日を開けて再度、リストの商品を眺める。最初はアレだけ欲しかった商品も、 (何でこんなもの欲しいと思っていたんだ…?)と買いたくなくなっていることが多い。私の場合、リストへ入れた商品のうち9割が未購入のままリストから消去されます。【一週間は空ける】と決めただけで買い過ぎを防げるように。本当に必要なモノだけポチって入手できる体制が整った。
物欲を制御できるになると、欲しいものリストへモノを入れるのさえ徐々に面倒になってきます。クリックするのさえちょっと面倒。Amazonのサイトを開いてアクセスするのも億劫、しんどくて嫌になる。物欲にスイッチが入るのは、『モノを見る』、つまり『モノの存在を知覚する』という行為を経るからなんですよ。モノを見なけりゃ欲しくはならない。仮にAmazonを開かなかったらそんなモノがあるとも知らずに済んだかもしれませんし、デパートでブランド品を見なけりゃ (コレ、欲しい!)という感情が湧き上がる機会が訪れようがないのです。自己破産した私が言うのだから説得力しかありません。見なけりゃ欲しくはならないのだから見なけりゃいい、ただそれだけです。
己の奥底で暴れる機会を虎視眈々と伺っていた物欲くん。”コイツに逆らっても仕方がないな”と遂に白旗を上げたみたい。今や、物欲に気を付けなくても欲さえ湧き上がらなくなってきました。書店や服屋、家電量販店などへ行っても全く衝動買いをしない。というか、欲しくならないのです。今あるものだけで健康にちゃんと生きて行けているにも関わらず、どうしてわざわざお金を払って追加の装備品を買わねばならぬか?【足るを知る】の境地に至った。資本主義の社会とは逆行しますが私はコレで超幸せです^^
『物欲』のコラムはコレでおしまい。来週は『勉強』をテーマにお送りします。来週の内容、かなり濃いので、お読みになる方はお気をつけて。
今週の練習内容
一応この記事、マラソンのカテゴリーに入っています笑。なのでコラムだけで済ませず今週のランニングメニューの振り返りも簡単にやっておきましょうか。
- 9/18 (月):オフ
- 9/19 (火):80分ジョグ
- 9/20 (水):
100分ジョグオフ - 9/21 (木):
オフ70分ジョグ & 懸垂 - 9/22 (金):
90分ジョグオフ & 腹筋ローラー - 9/23 (土):
オフ100分ジョグ - 9/24 (日):100分プチ坂道走
先週の宣言通り、週4日の練習をこなせました。涼しさも手伝ってくれたか、走るペースが自然と上がって本当に気持ち良く練習できました。疲労は全くありません。違和感もなければ息切れもない。週5日走るメニューを組んでも問題なかったかもしれません。いや、調子に乗ったら良くないですね。一週ずつ着実に強度を高めてケガ無く乗り切ることが一番👍 日曜は久しぶりに激坂をよじ登ってきました。平地と坂とでは負荷が段違い。登坂直後から息が一気に上がって頭が少々クラっとしてくる。せっかく涼しくなってきたから坂道走をもっとやりたい。しかし、再来週から留学へ行くので坂道を走れるのは来週まで…
来週の練習予定
来週は以下のメニューをこなします⇩
- 9/25 (月):オフ & 懸垂
- 9/26 (火):80分ジョグ
- 9/27 (水):100分ジョグ
- 9/28 (木):80分ジョグ
- 9/29 (金):100分ジョグ & 懸垂→全血献血46回目→送別会
- 9/30 (土):オフ
- 10/1 (日):オフ (札幌→東京。オックスフォード留学前夜)
今年札幌で走る最後の一週間。決めたメニューをすべてやり切り手応えを得て締めくくりたいです。
金曜は5年ぶりの400mL献血。普段は血小板成分献血へ行っていますが、(留学前だしたまにはいいかな)と血液本体を提供することに。400mL献血の場合、献血したら3か月ほど次の献血へ行けなくなるんです。成分献血なら2週間で次の献血へ行くことができる。献血回数を稼ぎたい私にとって、このブランクはなかなか受け入れがたい。とはいえ、留学へ半年ほど行くから次の献血まで半年は空く。 (だったら成分でも全血でもどっちでも同じだわ)とより役に立ちそうな全血献血を決断しました。献血の2時間後に飲み会があります。貧血でぶっ倒れぬようアルコールの摂取は控えめにします。
土曜、日曜は両方オフ。日曜朝までに服やシューズが渇かなかったら留学へ持って行けないので土曜は走らずオフにします。日曜午前、千歳からANAに乗って羽田へ移動。午後は空港近郊の神社・仏閣巡り。川崎大師で厄払いをし、明治神宮や東京大神宮、靖国神社などへ参詣予定。夜は羽田の第三ターミナルで野宿するつもり。次の日の朝、羽田からロンドン・ヒースロー空港へ向けてとうとう旅立ちます。
以上です。