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#74 沖縄100Kウルトラマラソン2022まであと3日!今日はオフ&『カラマーゾフの兄弟』を全巻読み切った感想

#73 沖縄100Kウルトラマラソン2022まであと4日!50分雪上ジョグ&クリスマス・ハラスメントについて

2022-12-14

こんにちは。馬術競技からマラソンに転向した、マラソン自己ベスト2時間47分の現役理系大学院生のかめ (M2)です。

2022年12月18日スタートの沖縄100Kウルトラマラソンへ向けて練習しており、記事を書きながら日々の練習内容を振り返ることにしています。

今週の練習計画

  • 12/12 (月) : オフ
  • 12/13 (火) : 起伏走
  • 12/14 (水) : 50分雪上ジョグ
  • 12/15 (木) : 40分雪上ジョグ&ダッシュ3本 オフ
  • 12/16 (金・移動日) : オフ
  • 12/17 (土) : オフ
  • 12/18 (日) : 沖縄100Kウルトラマラソン

 

今日の練習

今朝は走ろうと思っていた時間に大雪が降り、かつ気温も-4℃と超厳しいコンディションでした。

レース前に無理をして体にストレスをかけたくないので、思い切ってオフにするという決断を下しました。

代わりにスクワットや腹筋ローラーなど筋トレを行い、パワーアップした体で日曜のレースに臨みます。

直前に一日休んだからといって特に問題はないだろうし、むしろ(一日しっかり休んで体力を回復できたぞ!)とプラスにとらえたいと思っています。

 

その肝心のレースですが、沖縄の天気予報を見ると何だかすごいコンディションとなっています。

前日受付の土曜は雷雨。日曜は雨こそ降らないものの、北から風速10m/sの風が終始吹きまくるみたいです笑

これだけ天気が荒れていると、大会の開催自体が少し怪しいです。

暴風だとエイドステーションのテントを設置できませんし、コースの一部で海岸線スレスレを通るため高潮になると危ないです。

今の所、大会側からは何の連絡もありませんので、このままいくとレースは無事に開催されるのだと思います。

ヘタに(開催されないかも…)と弱気になったらレース本番のコンディションにも何か影響を及ぼしますから、(こんな暴風コンディションで9時間切り出来たら一生思い出に残るぞ!!)とコチラに関してもプラスに考えたい所です。

大会当日の気温は12~18℃。北海道より20℃も暖かいです。

4年前に同大会へ参加した際は最高気温24℃の気温に苦しめられたので、冷涼な沖縄で100km走れる幸運に感謝しながらウルトラの旅路へと出かけます。

 

コラム:『カラマーゾフの兄弟』を読み切った感想

11/29から上巻を読み始め、12/15の今日、ついにドストエフスキー作の『カラマーゾフの兄弟』を読み終えました。

本作を読むのはコレで三回目でして、一度目は光文社古典新訳文庫の亀山訳、二度目と三度目は新潮文庫の原訳で読破しました。

文豪・ドストエフスキーの作品はどれも、登場人物紹介が行われる話の序盤が倒れそうになるほど退屈です。

しかし、一度峠を越すと途端に人間喜劇がスタートし、知らないうちにどんどん惹きつけられてしまうのです。

さすがに三度目ともなるとだいぶ理解できた……かと思いきや、今回の読書でようやく”何が分からなかったのか”が分かった形です。

本作の肝は『大審問官』の章にあると言われており、三度目となる今回の読書では”その章で何が問題提起されているのか?”に注目しながら読み進めていきました。

 

今回ようやく分かりました。大審問官の章では「神様ってホントにいるんですか?」と読者に問うていたんです。

一食分のパンすら入手できず飢えている人がいるまさにその時、神様はいったいどこで何をしているんだ?

信仰により精神的な満足を得ても、物質的に満たされなくちゃ生きていけないじゃないか!

聖書で自由で平等な社会を約束しつつも、いざふたを開けてみれば人同士が殺し合う陰惨な社会になったじゃないか!

だったら神様なんていないんじゃないの?ねぇ、答えてよ!

このようにドストは作中の登場人物を通じて社会に訴えたかったのだと思います。

私としては、『神は存在する』と考えています。

神社を参詣し、鳥居をくぐって帰るときには「頑張って来いよ」と背中からエールを送ってもらえるし、伊勢神宮や鹿島神宮へ行くと数週間以内に必ず良いことが起こるからです。

しかし、「絶対にいるのか?」と問われると、ちょっと首をかしげたくなっちゃいます。

私は小四~中二の4年半ほど、太り気味の体型のせいで学校でいじめに遭っていたのですが、”じゃあお前がいじめられて泣いていた時、神様は黙って見ていたの?神様ってホントにいるの?”と問われると「もしかしたらいないかもねぇ…」と答えるしかないわけですから。

 

ドストエフスキーはこうした信仰の問題を庶民目線で考え続けてきた作家です。

ひとたび登場人物に感情移入してしまえば、北大の中でのほほんと暮らしているだけでは絶対に考えないであろう様々な問題について深く考えさせられます。

カラマーゾフの兄弟は将来何十回も読み返す価値のある作品です。

たった3回読んだだけでは全く全容が理解できないので、今後、解説本などを入手してより深い理解に努めたいなと考えています。

 

決戦に向けて

明日は札幌から那覇への移動日です。

沖縄は夜から暴風雨の予報なので、まずはちゃんと那覇に着陸できることを全力で祈りたいと思います。

#75 沖縄100Kウルトラマラソン2022まであと2日!札幌から那覇へ2,300kmのロングフライト

2022-12-16

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