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大学生が一人でランニングにうち込む7つのメリット

大学へ入学した学生の多くは部活やサークルといったコミュニティに所属しようとする傾向にある。

なぜそうするかというと、”そうした方が良い”と親や先輩から教わってきたからであるし、”そうしないと友達ができずに孤立してしまうのではないか”と本能が察知するからでもある。

そんな中、周りの流れに逆らって、陸上なんてやった事もないのにたった一人でランニングに打ち込む選択肢もある(私がそうだ)。

この記事では、陸上歴ゼロから自分を鍛え上げてフルマラソン3時間切りを達成した筆者が大学生が一人でランニングに打ち込む7つのメリットを皆さんにご紹介する。

私が陸上部に入らなかった理由

ランニングに熱中するメリットを紹介する前に、そもそも私がどうして陸上部に入らなかったかについてお話ししておく。

私が陸上部に入らなかった理由は2つある。

  1. 高校時代、楽しそうに部活をやっている同級生を見たことがなかったから
  2. 北大に陸上部がある事を知らなかったから

この2つがその理由である。

 

私は中学・高校とも帰宅部に所属し、課外活動という形で馬術に勤しみ国体優勝した経験がある。

このように学校外でひたすら乗馬に情熱を注いでいた訳だが、残念なことに、通っていた学校の中で部活を心の底から楽しんでいる人間を私は一度も見たことがなかったのである。

私が知りうる限りではどの学生も口を揃えて「部活めんどくせー」という風に部活を嫌っており、部活に入らず馬術をこよなく愛していた私からすれば

(だったらなんで部活に入っているのだろう)

(そんなにイヤなら辞めたらいいのに)

と不思議に思うほどだった。

中高6年間で部活=楽しくないものという図式が私の中にインプットされてしまったので、大学に入っても部活でではなく一人でやりたいスポーツをやりたいようにやろうと心に決めていたのだ。

 

また、大変失礼な話だが、私は大学陸上部というものは関東や関西の私立大学にしかないものだと思い込んでいたので、まさか最果ての地・北海道に陸上部があるなんて考えてもみなかったのである。

北大に陸上トラックがあると知ったのは大学2年生の終わりになってからだし、陸上部が午後に大学のメインストリートを走っていると知ったのも大学3年生の中頃になってからの事だった。

少し調べてみると、大学陸上部は北海道から沖縄までどこにだってあるという事が判明した。

こんな当たり前の事実を知らなかったなんて大変遺憾であるが、もし北大陸上部の存在を知っていても私は部活動という存在自体が苦手なので、よっぽどの美人部員が私をグイグイ勧誘してくれなかった限りは陸上部へ入っていなかったのではないかと思う。

 

陸上部に入らなかった理由は以上である。

次に、大学生が一人でランニングに打ち込む7つのメリットをご紹介する。

 

大学生がランニングに打ち込む7つのメリット

モテる可能性が高まる

(いきなりそれかよw)と思った方がいらっしゃるかもしれないが、モテる力はとっっっても大切である

モテればモテるほど生活が間違いなく楽しくなるし、モテればモテるほど異性が寄ってきて自分の遺伝子を次世代に継承できる可能性が高まるのである。

下でも述べるが、ランニングをすればスリムになれるし、男性ならば細マッチョ、女性ならばくびれと張りのあるお尻を手に入れることができる。

かく言う私はモテモテなのか?そんな事を聞いてはダメである。

 

健康になる

ランニングを始めると嫌でも健康になれる。

汗をかくことで日々のストレスが発散され、習慣的に走る事により体型が劇的にスリムになるのである。

ひとたびスリムになった体を見てしまえば、今まで好んで口にしていた脂っこい食べ物はもう食べられない。

実際には何を食べても太らないモードになるのだが、走る事によって体質が変わるので、我慢などしなくてもジャンクフードは食べなくなり、魚や野菜やオリーブオイル中心の超健康生活が送れるようになるのである。

 

同級生や先生に一瞬で名前を覚えてもらえる

大学に入ると9割の人間はほとんど体を動かさなくなってしまうので、一人でスポーツに打ち込んでいるというだけで珍しがられて同級生や教授に初対面で名前を覚えてもらう事ができる

ランニングに苦手意識を持っている人は特に多いため、「趣味は走る事です!」と言った途端に、(あいつヤベぇ…)というように四方からハリネズミの如く尊敬の眼差しを勝ち取る事ができるのだ。

大学には高校の何倍もの数の人間が所属しており、人との繋がりを作る事が今までよりも幾分難しくなってしまう。

組織に頼らず自分の意志で走っている人間は圧倒的にレアであり、周りが放っておくはずがないので、もし自分のアイデンティティの確立に悩んでいる学生さんがいらっしゃれば、すぐにランニングを得意になってランニングを自分の個性にしてしまう事をオススメします。

私は4年生になって研究室に配属された際に「フルマラソンで3時間切りを達成して100kmレースも完走したことがあります」と自己紹介したのだが、そうやって述べた途端に研究室の構成員からどよめきが起こって一瞬で名前を覚えてもらった経験がある。それほどまでに走っている人はレアなのであり、従って頑張る価値のあるものなのである。

就職面接で話のネタにできる

就活面接恒例の質問として「学生の間に力を入れたことは何ですか?」というガクチカなるものがあるそうだが、一人でランニングに真剣に打ち込んでいれば

ねこ
オレは(私は)4年間ランニングをやってマラソンを完走しました!!

と胸を張って答えることができる。

もし何も考えずにサークルでボーっと過ごしていたら

ねこ
サークルで○○をやってコミュニケーション能力を身につけました!

というありがちな内容しか言えない一方、本気で記録を狙って走っていたら

ねこ
マラソンに何度も出て自分の限界に挑戦し続けて継続力や粘り強さや諦めない事の大切さを体で学んできました!!!

とギラギラした目で面接官に訴えかけることができる。

 

最近マラソンにハマる大人が多いそうで、仮に面接官がランナーだったらマラソンの大変さを良く知っているはずだから面接という緊迫した場であってもすぐに打ち解けて面接が良い方向へ進んでいく可能性がある。

就活のためにマラソンをやるというのは気が進まないかもしれないが、就活だけではなく大学院試験の面接でもマラソンはネタになるぐらいだからやっておいて損はないと思う。

 

主務や会計を一人でこなすので実務能力が爆発的に高まる

部活やサークルでは

  1. 主将
  2. 副将
  3. 主務
  4. 会計
  5. マネージャー

などといった役職があり、そこで重ねてきた経験が上で述べた就活の場で評価されることがあるらしい。

だがしかし、一人でランニングに打ち込んでいれば

  1. 主将(自分の目指す方向性の策定)
  2. 副将(方針の精査)
  3. 主務(大会へのエントリー)
  4. 会計(エントリー代やシューズ代の工面、生活費とのバランス調整)
  5. マネージャー(モチベーションの管理、タイム測定)

これら全てを一人五役でこなさなくてはならないため、部活で一つの役職に就くよりも飛躍的に実務能力を高めることができる。

 

組織で動くわけではないのでフットワークは非常に軽いし、一人でいれば気に入らない先輩に煩わされることもないため毎日が非常に快適である。

組織に群れるのが嫌だけど、大学生の間に何か爪痕を残したい…こんな学生にランニングは大変オススメである。

 

疫病に活動が左右されない

コロナ騒動の影響で、大学の部活動は馬術部を除いてしばらく活動休止となってしまった。

人が集まる状況を少しでも避けるために、大学サイドとしては部活動を休止せざるを得なかったのである。

今年4年生だった人は最後の試合に臨む機会すら奪われてしまい、多くの部活生が涙を呑んできたのを私は存じている。

本当に気の毒な事だったと思うし、部活に入ったことのない私からはかける言葉が見当たらない。

 

ただ、そんな危機的状況下でもやる気とシューズさえあれば一人で行えるのがランニングの良い所である。

大会は軒並み中止となってしまったものの、GPS機能付き時計、もしくは距離計測できるスマホアプリさえあればいつでもどこでも一人でセルフマラソン大会を開催することができる

運動すればするほど健康になれるので疫病なんてへっちゃらだ。

コロナ禍で体重が増えてしまった人間が多い中、熱心にランニングを行ってキレッキレの体を作っておけば周りから一目置かれるのは間違いない。

 

一生モノの趣味ができ、大会出場のついでに全国各地を旅行できる

ランニングは生涯スポーツである。

自己ベストを狙って走ることは若いうちしかできないが、速く走れなくなってからも自分なりの目標タイムを設定する事によって己との戦いを一生涯楽しむことが可能なのだ。

また、自分の住んでいる都道府県外の大会に出てみることで大会のついでにご当地の食べ物に舌鼓を打ったり普段見ないようなその土地ならではの風景を楽しんだりできる。

今まで行った事のない場所の大会にエントリーし、大会出場のついでに旅行も楽しむ…こうした大人の贅沢もランナーになれば頻繁に堪能できるのである。

私は札幌在住の人間だが、大学の授業が休みである週末を利用して関東や沖縄へ飛行機で向かって大会に出場した経験がある。その旅程は非常に慌ただしかったが、慌ただしさもまた魅力なんじゃないかなぁと思っている。

最後に

大学生が一人でランニングに打ち込むメリットは以上である。

この記事を読んだ方の中から一人でも多くの大学生帰宅部ランナーが生まれることを切に願い、この記事の執筆を終えることにする。

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