こんにちは!馬術競技からマラソンに転向した北大工学系大学院生ランナーのかめ (M2)です。
2023年6月11日午前4時スタートのいわて銀河100kmマラソンでサブ9 (9時間切り)を狙っており、日々の練習内容を記事にまとめながら振り返ることにしています。
第四クールの練習内容
第四クールの4日間は以下のようなメニューをこなしました⇩
- 1/27(金):下半身強化|片足スクワットとランジとカーフレイズ
- 1/28(土):左右差と可動域の改善|ブリッジとストレッチ
- 1/29(日):体幹トレーニング|腕立て伏せや腹筋ローラーなど
- 1/30(月):瞬発力強化|階段ダッシュ
第三クールと完全に同じメニューを設定し、負荷をかける際に前クールより余裕度があるかどうかじっくりと確認しておきました。
やはり、筋トレは裏切りません。やればやるほど体が整い、強くなっていく実感があります。
体の幹から末端まで思い通りに動かす感覚もますます高まってきておりますし、冬季練習が順調に進んでいっているのをヒシヒシと感じる今日この頃であります。
一方で、筋トレだけの生活にも飽きが生じてきちゃいました。
全く新しいメニューに挑戦したり、別の場所で筋トレしたりするなど、何か抜本的な改革をする必要性に迫られてきました。
そこで、第五クールからは室内で動的な筋トレを行うかなと思います。
天気さえ良ければ少し走ってみるのも気分転換になるでしょうし、第五クールで猛吹雪に見舞われないのを祈って練習の振り返りを締めくくります。
コラム:『嫌われる勇気』を嫌い、嫌われる勇気と同じ結論に達しました
前回の記事のコラムにて、”大学に入って初めて買った本は『嫌われる勇気』だ”と記しました。
この本はものすごく刺激的な一冊です。要約すると、以下の3つのテーマ[1]に沿って展開されていっております⇩
- 他者の課題は他者任せ。相手にどう受け止められるかは自分ではどうしようもないことだ
- 過去も未来も考えるな。”いま、ここ”を真剣に生きろ。人生は『点』の連続だ!
- トラウマなんて存在しない。悲劇のヒーロー/ヒロインになりたいからトラウマを設定しているだけだ
これらのうち、①と②に関しては読んだ瞬間、もの凄く腑に落ちました。
承認欲求なんて抱いても仕方がないし、未来が怖いなら”今”に強烈に集中すれば怖くなくなるかもしれませんから。
実際、『嫌われる勇気』を読んだ直後から承認欲求を持たなくなりました。
大学2~3年生の頃、少しだけInstagramをやってみた経験があるのですが、他人から発された承認欲求の塊みたいな投稿を毎日見ていて気分が悪くなったためアプリを消去しました(関連記事)。
また、”いま、ここ”に集中したおかげで不確実な将来が全く怖くなくなりました。
むしろ、(来年、自分は果たして何をしているのだろう…)と行く末を楽しむ余裕さえ生まれました。
しかし、③のトラウマの否定に関してはどうしても理解できませんでした。
③を理解したいがためにこれまで『嫌われる勇気』を40回以上も読んできたし、それでも理解できなかったから続編の『幸せになる勇気』まで買い、こちらも10回程度読み返して考え続けてきたのです。
そりゃ「トラウマなんて存在しない」と言い放つだけなら簡単極まりないと思います。
しかし、現に私は小4~中2の4年半に渡るトラウマチックないじめられ経験により人間関係自体が怖くなり、それ以来、この問題の解決に至るまで(またいじめられはしないか)と苦しみ続けてきておりました。
アドラーさんの理論だと、”(いじめられはしないか)と苦しむ悲劇のヒーローを演じるためにトラウマを設定している”ことになるんです。
そんなの納得できません。私は一刻も早くこの苦悶から脱却したかったわけですし、たとえ悲劇のヒーローを演じようとも「可哀想だね」と言ってくれる知り合いや家族すら周りにはいませんでしたからね。
そこで、『嫌われる勇気』を嫌うことにしました。
『嫌われる勇気』はトラウマを否定することによって主人公の精神を開放しておりましたが、私はトラウマを肯定する(受け入れる)ことによって過去に意味を見出してやろうと思ったのです。
嫌われる勇気の読書と同時並行で過去への理由付けを始めました。
最初は同じ場所をぐるぐる回るだけで全然進展がありませんでしたが、大学2年生(B2)と大学院修士2年生(M2)の時に出た沖縄の100kmマラソンが人生を変えてくれたように思います。
B2の沖縄では精根尽き果て、限界の境地で【いじめられた経験は周囲の支えの有難みを人一倍知る人間になるためにあったんだ】と悟りを開きました。
そして、(こんな自分を支えてくれた人たちに恩返ししなくちゃな)と前向きになり、使命感さえ帯びる契機となりました。
また、M2として迎えた4年後の沖縄では、過去の自分を超えるべくレース4か月前から本気で練習に打ち込みました。
結果的には目標タイムをクリアできず悔しさを味わってしまうものの、レース中に色々な人と話したおかげで(”出会い”ってやっぱ良いものだな…)と価値観が一転するに至りました。
今の私はいじめられた過去をも包含して”ありのままの自分”として受け入れられています。
トラウマに意味付けしてやったおかげで、辛かった記憶をある種の『有意義な経験』として昇華させてやれました。
アドラー心理学と全く異なるアプローチをとったものの、結果的にはアドラー心理学の目指す幸福状態に到達することかできました。
”アドラー式”か”かめ式”のどちらが合うかは人次第だと思います。嫌われる勇気を読んでみて心底納得できるか否かで判断なさるのがオススメです。
【参考文献】
[1]【アドラー協会監修】『嫌われる勇気』まとめ・要約:超簡単に理解する3つの要点 | 営業セミナー:ミリオンセールスアカデミー® 加賀田裕之 (million-sales.com)
第五クールの練習予定
第五クールは以下のメニューを予定しています⇩
- 1/31(火):下半身強化|ジャンピングスクワット/ランジ
- 2/1(水):左右差と可動域の改善|動的ストレッチ
- 2/2(木):体幹トレーニング|腕立て伏せや腹筋ローラー
- 2/3(金):瞬発力強化|階段ダッシュ
コラムは『西洋-東洋哲学』をテーマに書く予定です。
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