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#35 いわて銀河100kmマラソン2023まであと66日!135分ジョグ&高校時代に好きだった科目『化学』に関するコラム

#34 いわて銀河100kmマラソン2023まであと67日!75分ジョグ&高校時代に好きだった科目『数学』に関するコラム

2023-04-05

こんにちは!馬術競技からマラソンに転向した北大工学系大学院生ランナーのかめ (D1)です。2023年6月11日午前4時スタートのいわて銀河100kmマラソンでサブ9 (9時間切り)を狙っており、日々の練習内容を記事にまとめながら振り返ることにしています。

 

今週の練習計画

  • 4/3 (月):オフ (成分献血)
  • 4/4 (火):90分ジョグ
  • 4/5 (水):75分ジョグ&懸垂
  • 4/6 (木):135分セミロングジョグ
  • 4/7 (金):オフ
  • 4/8 (土):90分ジョグ&懸垂
  • 4/9 (日):200分ロングジョグ

 

今日の練習

昨日の夜、研究室で冷凍してあった玄米を家に持って帰り忘れてしまい、仕方なくスーパーのパック玄米を購入して食べて今日の練習に備えました。普段と違ったものを食べたせいで少しだけ体調がおかしくなり、いつもとは異なる感覚で練習を迎えることとなりました。おそらくパック玄米は発芽毒を除去しないまま炊いているものと思われます。玄米って一日ぐらい水に浸漬させてから炊飯しないと炊くときに毒が出てきてしまい、それが元でお腹を壊したり熱を出したりと良からぬ影響があるのです。私が普段食べる玄米は2日半浸漬させています。2日も水に漬けると玄米が少しだけ発芽をし、浸漬水が濁るほど発芽毒が出てくるわけです。炊飯する際は面倒でも水を全て変えるようにしています。自分の拵えた玄米では一度もお腹を壊したことがないのにパックご飯で腹を壊したのにはこういう理由があるのです。こんなひどい目にはもう遭いたくないので二度とパック玄米は食べません。冷凍玄米を家に持って帰り忘れないよう十分注意していきます。

若干不調で迎えた今朝は135分のセミロングジョグを行いました。”セミロングジョグ”とはいえ中身は実質起伏走。先週末よりやや勾配の厳しい坂をじっくりと上り下りしていきました。体調が悪かったため激坂を上る力をうまく振り絞れませんでした。上り坂で後ろに下がっていきそうな感覚になったのは今日が初めての経験です。いつもなら当たり前にこなせる練習であっても体調を崩すだけで途端にできなくなる。今後は自身の食べ物や睡眠などにもっと注意していきたい所。

明日はオフ。今日の疲れを癒す日にします。明後日は90分ジョグ。日曜の200分ロングジョグに向けもう一度リズムを作り直さねばなりません。

 

高校時代に好きだった科目『化学』に関するコラム

昨日の記事では数学にまつわるエピソードを記しました。今日は『化学』にまつわる内容でコラムをお送りいたします。

 

中一の時に化学班へ入ったことからも察しがついたかもしれませんが、私は中学生の頃から『化学』に強い興味を持っていました。白衣を着た研究者が目の前でビーカーを一振りし、目の前で化学反応が起きて色が変わったりパッと火花が散ったりする様子が見ていて楽しかったのです。(どうしてこんな反応が起こるんだろう?)とは10代の頃は考えなかった。ただ『綺麗だなぁ…』と美しさに見惚れて化学の虜になったのです。中一の頃は英語数学などで本当にひどい成績を取っていました。けれども唯一、化学だけはクラスの平均点を超えられていました。あまり勉強しなくても不思議と化学だけはちゃんと点数が取れていた。だから化学に関しては中二以降、自主的に教科書を先読みしたり資料集を貪るように読んだりしてグングン知識をつけていきました。

高校に入っても化学の得意意識は全く衰えませんでした。むしろ懸命に勉強するようになったおかげで安定して高得点を取れるように。数学と違い、高校化学は目に見えるものを基本的に取り扱います。問題を解く際に頭の中で”いま何をやっているのか”を容易に想像できるため、(なんじゃこりゃ、サッパリ分からん…)と脱落せずに実力を高めて行けたのです。唯一、ギブズエネルギー(ΔG)計算の箇所だけ抽象的な概念が出てきます。でも数学や物理と比較したら全然大したことはありませんし、それだって何十種類かの解法パターンを覚えてしまえば全く恐れなくて良くなります。高校化学の好きな所は”理系科目なのに暗記要素が強い所”。理系科目らしく数値計算問題も出題されはするものの、無機化学や有機化学では覚えていたら瞬時に答えられる知識問題が数多く出題されるのです。計算問題は時々計算ミスをすることがあるので努力が報われないこともある。しかし、暗記問題は暗記量がモノを言うから努力次第で点数が取れます。私の場合、特に有機化学が好きでした。暗記要素と思考作業的要素のバランスの良さに魅力を感じていたわけです。大学受験でも化学については終始得意分野のまま。京大二次試験の化学では自己採点で7割を取り、一浪時の北大二次試験でも化学で8割越えとポイントゲッターだったのであります。

北大に入り、教養科目として何科目か化学を履修しました。わざわざ履修したくはないけど興味がある内容については講義室の最後尾に座って”潜り”で講義を受けていました。世間でよく言われている通り、大学に入ると化学は物理になります。急に電子について着目するようになったかと思えば、シュレーディンガー方程式のような難しい式がポンポン出てきてしまいます。高校の時に好きだった有機化学なんて傍から見れば物理そのもの。いったいどこに化学の要素があるのだか見出す方が難しいほど。あまりの化学の変貌ぶりを見て(何か思っていたのと違うな…)と落胆させられました。けれども唯一高校と変わらなさそうだったのが『電気化学』という分野。高校化学の理論化学の要素がかなり色濃く感じられ、なおかつ極端に物理へ振り切っている訳でもありません。”コレなら勉強できそうだぞ!”と直感的に『電気化学』を自身の専門に定めました。北大で電気化学を履修できるのは理学部化学科か工学部応用化学科が一般的。ですが、そうした化学にどっぷり染まるコースだと化学”しか”学べなさそうに思われた。もっとよく調べてみると、金属材料系コースでも電気化学を取り扱っていることが明らかに。材料の腐食の考察をする際に電気化学が必要なのですが、腐食から派生して電池、水電解、そして燃料電池など様々な分野を網羅していると知ったのです。金属材料系コースに行けば金属材料も電気化学も勉強できる。そこで一年次3月の進路振り分けの際にいま所属するコースを選びました。

研究室へ配属され、今日まで電池に関する基礎研究を行ってきました。電気化学に立脚した自身の専門分野は奥深くて本当に面白い。特に電池材料の見事な調和感には心を奪われてしまいました。電池は正極や負極、電解液、それにセパレータなど様々な部材から成り立っており、各々が手を取り合って最大のパフォーマンスを発揮する様は「芸術作品」と形容するしかありません。大学院博士課程では電池反応の根本を支配する「電池内におけるイオンの動き方」について深く研究しています。その研究ではこれまで毛嫌いしていた複雑な理論計算式を多用することとなりますが、(数式でイオンの挙動を説明できるってすごくないか?)と感じて以降は式がむしろ好きになりました。博士課程修了までに少なくとも一報、実験データと理論計算値を結びつけるデカい論文を出したいと思っています。大好きな化学をトコトンまで突き詰めて電池の研究で世界のトップに立ちたいです^ ^

 

化学についてのコラムは以上となります。明日は『日本史』をテーマにコラムをお送りするつもりです。

 

週末の練習予定

明日はオフ。明後日は90分ジョグ。明々後日は200分ジョグ。一つ一つの練習を丁寧にこなしてウルトラサブ9を少しでもコチラ側へ手繰り寄せていきたいです。

#36 いわて銀河100kmマラソン2023まであと64日!90分ジョグ&高校時代に好きだった科目『日本史』に関するコラム

2023-04-08

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