こんにちは。馬術競技からマラソンに転向した、マラソン自己ベスト2時間47分の北大工学系大学院生ランナーのかめ (M2)です。
2023年6月11日午前4時スタートのいわて銀河100kmマラソンでサブ9 (9時間切り)を狙っており、日々の練習内容を記事にまとめながら振り返ることにしています。
筋トレメニュー
先週日曜に投稿した記事を元に、以下のようなメニューで冬季練習を始めました⇩
- 1/15(日):下半身強化|片足スクワットとランジとカーフレイズ
- 1/16(月):左右差と可動域の改善|ブリッジとストレッチ
- 1/17(火):体幹トレーニング|腕立て伏せや腹筋ローラーなど
- 1/18(水):オフ
外があまりに寒すぎて走る気にもならず、温かい屋内でぬくぬくと弱点強化に励みました。
1か月間オフにしていた影響なのか、上半身の筋肉がめちゃめちゃ落ちておりました。
特に腹筋の劣化度合いが甚だしく、昨年までは連続50回出来ていた膝付けローラーが20回しかできず、終わった直後から強烈な筋肉痛に悩まされることとなりました。
逆に、下半身の筋力は落ちておらず、むしろオフ中に増強されているように感じられました。
大学の研究室のフロアへ移動する際、エレベーターではなく階段を使って昇り降りしているのが功を奏したと考えられます。
冬季練習のスローガンは、『3/1からバリバリ走れる体を作る』ことになります。
経験上、2か月程度休んだだけでは心肺機能はあまり落ちず、筋力さえ維持していればいきなり20km走っても大丈夫なので、全身をバランス良く強化して春の到来に備えたいなと思っています。
最近ハマっている古典作品の音読に関するコラム
昨年の10月あたりから本の素読(音読)を始めました。
新渡戸稲造の『武士道』やオイゲン=ヘリゲルの『日本の弓術』など、古典的作品の音読を毎朝行ってきました。
何故か昔の作品も読んでみたくなったため、昨年末からは鎌倉文学(原文)の素読に入りました。
鴨長明さんの『方丈記』、同作者の『無名抄』ときて、今は同じく長明さんの『発心集』の上巻を素読しております。
発心集は、作者の長明さんが過去に自分の耳で聞いた仏教的説話を100話ほど集めた作品です。
読んでいるとどんどん心が清らかになってきて、謙譲や利他の精神が自然と身についてきたような気がします。
平成や令和の作品って、著者の金銭欲やら成功(性交??)欲やら様々な『欲』の片鱗が感じられるせいで、読んでいて何だか胸糞が悪いというか気持ち悪くなるんですよね。
あと、最近は書籍が異常なペースで出版されているせいでどれがホンモノなのか判断するのが難しく、時代の淘汰の波に呑まれず生き残った大昔の作品なら選んで間違いないというわけです。
鎌倉時代の文学作品からはほとんど欲が垣間見えず、安心して心地良い気分で読み進めることができます。
鎌倉時代には熱心に仏教へ打ち込む方が多く、欲を捨て宗教心をひたすら高める方の本を読めば心の汚れがどんどん剥がれ落ちていくのです。
ただ黙読するだけでも効果がありますが、黙読に加えて音読も行うことで思想が骨の髄まで浸透します。
声に出して読んだ方が記憶にも定着しやすいですし、読んだ内容を日常生活で適宜活用できるのです。
つくばへ実験滞在する時など、周りに話し相手がいない時には素読が孤独解消に役立ちます。
私の場合、声を一定時間出し続ければ、寂しさがかなり解消されるんですよね。
学部4年次のつくば滞在では孤独の解消法が上手く分からず、人と話せない辛さを紛らわすのに大いに苦労させられました。
しかし、素読をやり始めた修士2年次後期の2か月間のつくば滞在では、最初から最後まで病む兆しすら見えずに無事完走できたのです。
今年の素読の目標は、岩波文庫の平家物語全四巻を通して読み切ることになります。
平家物語は無常観を養える大変優れた作品であり、コレを原文で読み切ることで琵琶法師の精神を己に憑依させたいです。
次の4日間の練習メニュー
明日からの4日間も同様の練習を行っていきます。
- 1/19(木):下半身強化|片足スクワットとランジとカーフレイズ
- 1/20(金):左右差と可動域の改善|ブリッジとストレッチ
- 1/21(土):体幹トレーニング|腕立て伏せや腹筋ローラーなど
- 1/22(日):オフ
それぞれの練習日でトレーニング目標を強く意識しながら鍛錬を重ね、いわて銀河出走日の6/11に9時間切りできる態勢を着々と整えて参ります。
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