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沖縄100Kウルトラマラソンを楽しく最後まで走るための10個のアドバイス

その6:エイドでの固形物の食べすぎに要注意

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沖縄100Kのエイドは超豪華です。

パンやパイナップルを始め、沖縄らしさ全開の黒糖や郷土料理の”じゅーしー”のおにぎりなど、おいしそうな食べ物が選り取り見取りとなっています。

ただ、ランニングの上下動で揺さぶられた胃腸は内臓疲労を起こしており、ただでさえ満足に食物を消化できない状態です。

そのため、エイドで食べ過ぎると胃腸がキャパオーバーとなり、食べたものを吸収できず吐き出してしまう可能性があります。

吐き出すところまで行かないまでも、スポーツドリンクから水分を吸収できなくなると脱水症状になる危険があります。

私も暑かった2018年の沖縄100Kでエイドにて固形物を食べすぎた結果、胃腸が消化不全に陥ってしまい、どれだけ水分を摂取しても胃に貯水されるばかりで脱水症状に陥ってしまいました。

ランナーの皆さまにはどうか、エイドで固形物を摂りすぎないようくれぐれもご注意願います。

美味しいのは分かります。食べたいのも分かります。でもそこを少しだけ堪え、レース後に思う存分召し上がっていただくことを私からオススメしておきます。

 

その7:ドロップバッグを有効活用

沖縄100Kでは、コースの中間地点の糸満市役所へドロップバッグを送ることができます。

ドロップバッグは縦80cm×横50cmぐらいある結構大きなサイズです。

これだけ容積が大きいと、中には色々なものを詰め込めます。

  • レース途中で摂取した補給物を入れておくもよし
  • maulten320やanswer600などを溶かしたスペシャルドリンクを忍ばせておくもよし
  • 着替えてスッキリするためウェアを入れておくもよし

このように、当大会ではレース途中で必要になる品を何でも入れられるバッグが使えます。

100kmの部に出場なさる皆さんには、ドロップバッグに入れるアイテムを事前に検討・準備しておいてもらいたいです。

また、レストステーションでのタイムロスを最小限に抑えるべく、バッグを受け取ってすぐ所望のアイテムを取り出せる工夫を凝らしておくのがオススメです。

 

その8:スライド区間でエール交換

コース途中でランナー同士がすれ違う区間を『スライド区間』と申しますが、このスライド区間で対向車線を駆けるランナーと声を掛け合えるのが沖縄100Kの魅力の一つです。

「ナイスラン!」とエールを送ることで相手が元気になりますし、相手から「ナイスランです^^!」と返してくれるとコチラも活力を貰えます。

こうしたエール交換ってフルマラソン以下の距離ではあまり見られない気がするんですよ。

速いペースで走るレースだと喋っている余裕などありませんから、エール交換はウルトラならではの魅力だなぁと感じます。

沖縄100Kでは

  1. 15kmのエイド付近
  2. 33~48km
  3. 52~68km

と、コース総距離の約3割がスライド区間となっています(結構長いです!)。

たくさんエールを交換し、相手からもたくさん元気を受け取って頂きたいです(*≧∀≦*)

 

その9:信号待ちで足をセルフマッサージ

沖縄100Kは大会のための交通規制を行わず、コース上の交通信号を順守して進むことがランナーに求められております。

この信号についてですが、コース上には序盤から終盤まで至る所に設けられています。

特に90km以降の市街地で多く見られ、運が悪いと数百mごとに引っかかってリズムを乱される場合があります。

(信号機のコンセントを抜いてやろうか)と何度思ったか数知れませんが、引っこ抜くと沖縄県警に捕まって拘置所にゴールしてしまいますので、抜きたいのをグッとこらえて自重した次第であります。

信号に文句を言っても仕方がないので、信号待ちで足をマッサージして筋肉をほぐすことをオススメします。

攣りかけた足もマッサージやストレッチにより状態が上向く場合がありますから、信号待ちで止まっている間に少しでも回復を図り、青信号に向け着々と態勢を整えていって下さい。

なお、点滅信号を渡ろうと思ってダッシュするのはあまりオススメできません

ダッシュって軽いインターバル走ですから足が疲れてしまいますし、ランニングのリズムを乱してその後の巡航ペースが変になってしまうかもしれませんし、もし渡り切れず信号に引っかかってしまった際に精神的なダメージを負ってしまいますので、(少しでも信号に引っ掛かりそうだな)と思ったらペースを緩めて信号を待つようにして下さい。

 

その10:ニライカナイ橋からの眺めは絶景!コレを楽しみに走って下さい♪

沖縄100Kのコース最大の見所は、84km以降のニライカナイ橋からの絶景です。

沖縄らしいエメラルドブルーの海が視界の全面に広がっており、天気が良いと上の写真の如く、宝石みたいにキラキラ輝いた海面がランナーの目に入ってきます。

2018年の沖縄100Kで初めてこの景色を目撃した際、あまりに美しすぎて思わず全身鳥肌が立ってしまいました。

2022年の沖縄100Kに参加する時なんて、”この絶景をもう一回見たいから”というだけでエントリーを決めてしまいましたもの。

この景色がコース最大の激坂を乗り越えた先にあるからなおさら感動するんですよね……

苦しみを乗り越えた先に最高の景色を味わえて、沖縄の神様から「ヨクガンバッタネ^^」とご褒美をもらえたみたいに感じました。

沖縄100Kに参加する皆さんには、橋の上から見えるエメラルドブルーの海を楽しみに終盤まで頑張って頂きたいと思います。

期待して後悔は絶対しません。超キレイなので、なんとか84kmまでは耐えて進んでもらいたく存じます。

なお、ニライカナイ橋に入る直前から2~3km近く、急な下り坂が続きます。

ここで飛ばしすぎるとラスト10kmの平坦な道で腿が動かず走れなくなってしまいますので、絶景に頬を緩めてもフットブレーキは緩めず坂をゆっくりと下るようお願いします。

 

最後に

沖縄100Kウルトラマラソンを楽しみながら快走するための10個のアドバイスについてはコレで以上となります。

まとめると、

  • その1:レジャーシート持参必須!
  • その2:無料貸し出しのハンディライトは必ず携行
  • その3:スタート直後こそ落ち着いてマイペース
  • その4:暑さ/寒さ対策を両方とも万全に
  • その5:日が昇るまでは誰かと一緒に集団で走ろう
  • その6:エイドでの固形物の食べすぎに要注意
  • その7:ドロップバッグを有効活用
  • その8:スライド区間でエール交換
  • その9:信号待ちで足をセルフマッサージ
  • その10:ニライカナイ橋からの眺めは絶景!コレを楽しみに走って下さい♪

このような形になります。

本記事には、沖縄100Kに限らず、全国各地で行われているウルトラでも通じる普遍的な内容が多く含まれているかと存じます。

この記事が一人でも多くのウルトラランナーのお役に立つことを願って本記事を締めくくろうと思います。

かめ
最後までご覧頂きありがとうございました。当大会のレース体験記や練習内容をまとめた記事も用意しているので、もしよろしければご覧頂きたく存じます。

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