将来について朧気でもいいから考えておこう






































まだ全く考えてません。考えようとしてみても、具体的に何も想像できひんのです…



















分かるわぁ。オレもB4→M1の院試前はホンマ何も考えてなかった。むしろオレの方が酷かったかもな。オレはBさんみたいにB3の頃インターンへ行ってたわけじゃないから働く実感が持てへんかったし、”将来のことは将来のオレが何とかしてくれるやろ”って甘く見とったから考えようともせんかったんや



















でも、面接では”修士卒業後に何をするんですか?”って聞かれがちやねん。ここで「アンタらの知ったこっちゃないやろ!」って逆ギレしたら落ちてまうさかい、志望理由と同様、建て前でもえぇんで何か考えとかんといかんわけや
















ちなみにかめさんは面接で何て答えたんですか?



















当時は就職する気満々やったし、「修士修了後は就職します」って答えたで。ドクターに行くつもりはないの?って深掘りされたから、「今は企業への就職を第一に考えています」って答えたな。ココで”どうして企業への就職を第一に考えとるのか”、理由を説明できたらカッコよかったと思うてる。でも、当時のオレはホンマ何も考えてへんかったので、何も説得力のある理由を提示できひんまま次の質問に移っちゃったね…
















やっぱ少しでも将来のことについて考えといた方が良さそうですね…



















せやで。あと、意地の悪い質問として、「もし院試に落ちたらどうするの?」って聞かれることもあるから注意してな。オレの場合、実際にそんな質問をされたんやけどな、研究室で研究生として在籍するのは何となく嫌やったんで、「高校まで在籍していた乗馬クラブで働きます」って返事したわ。オレが奇をてらった回答をしたせいで、面接ではとある面接官から鋭いツッコミを食らってもうた。ツッコまれない無難な回答としては、「後期募集でまた受けます」とか「来年再挑戦します」みたいなものが挙げられるかな。
















「もし落ちたらどうするの?」なんてそれこそ”アンタらの知ったこっちゃないやろ”案件ですよ笑。それに、仮にウチがそんな質問されたら、(えっ、ウチ落ちるの?そんなに筆記試験の出来悪かった…?)とテンパっちゃうと思います(´Д`)



















おそらく、受験生をあえて動揺させ、臨機応変に対応する力を試す目的の質問なんやろなぁ。そこで動揺したらオレらの負けや。どんな時も落ち着いて、一呼吸おいてから答えればえぇ^^
















分かりました。ここまで聞かせてくれた3つの準備を着々と進め、面接は肩の力を抜いて臨もうと思います!



















ついでにもう一個話そうか思うててんけど、Bさん、どうする?やっぱやめとく?もう疲れちゃった?
















あぁ、ついうっかり忘れてました。そしたら、上の3つの事前準備が済んだとして、まだ時間に余裕があった場合にやっておくべき事を教えて下さい!



















おっけー、そしたら最後の下準備について話していくね♪
+α:自身の過去のエピソードを元に自己分析し、研究に関する自信の強みをアピールする用意をしておこう



















ここまで話して下さっただけでも十分乗り切れそうな気がしてきたのですが、まだやれることが残っているんですか?



















おぉ、あるで。もし時間に余裕があったら、自己分析をやってみることをオススメするわ
















ジ コ ブ ン セ キ?なんか聞いたことあるなぁ…あっ、そうだ!就活でやっておいた方がいいよってヤツですよね?



















お~、それそれ!Bさんは過去にいろんな経験をしてきたと思う。その中でも”自分が成功した体験”や”自分が主体的に選んできた選択肢”について、(どうして上手く行ったのだろう)とか(どうして他にも道があったのにこの道を選んできたのだろう)って考えてみて欲しいんや
















自己分析をやると、自分の性格が良く分かる…?



















もちろんそれもある。加えて、もっと良く分析してみると常人より秀でた特性が一つぐらいは見つかるはずや。オレの場合は『反骨心』やった。オレは頭良くないから中一の時はテストで学年270人中260位をとるぐらい酷い有様やったし、”乗馬”というスポーツをやらせてもらっとったくせに超肥満体型だったんや。でも、(あの鼻持ちならん帰国子女に勝ちたい)とか(デブ笑っていじめてきた奴らを見返したい)と思ってがむしゃらに勉強/練習をした結果、英語の学年順位は1番になったし、乗馬でも国体で優勝するまでになった



















別にここまで派手なエピソードじゃなくても結構や。エピソードはどんな小さなことでも構わへん。肝心なのは、自分の長所を研究に活かし、強みを武器として戦っていくことなんや。たとえばBさんが体力に自信があるんやったら他の人の何倍も実験をして実験スキルの熟練やデータの蓄積に活かせばえぇと思うし、粘り強さを武器とするなら多少の失敗にめげず逆境をはね返していかんとアカンやろな
















ここで自己分析するのは、面接で「強みは何ですか?」って聞かれるからですか?



















まぁ、そうやね。オレの院試面接では聞かれへんかったから”必ず”問われるとは限らへん。でも、もし聞かれた時、何も考えてなかったら浅い返答しかできひんさかい、時間があったらでえぇから考えてみとくのがオススメやな
















分かりました、自己分析もやってみようかなと思います!



















ちなみに、博士課程に進む学生さんが申し込む奨学金制度の一つに学振DCっちゅうのがあるねんけど、学振DCの申請書にも”研究に関する自身の強み”(*リンクは2022年10月中旬に有効)なる自己分析コーナーがA4用紙1枚分設けられとるんや。Bさんがもし少しでも博士課程に行くつもりがあるんやったら、申請書書くときに慌てて自己分析を始めても手遅れになっちゃうかもしれへんので、今ごろから少しずつ自分の強みについて考え始めておくと良いと思うわ
















ウチ、研究は結構好きやから、もしかしたら博士進学するかもしれません。DC1の申請書をちゃんと書けるよう、ちょっと真面目に自己分析を始めてみよかな思うてます



















お~、そうか。無理のない程度で研究頑張ってな^^
















はいっ!かめさん、今日はどうもありがとうございました。コレで面接もどうにかなりそうです♪



















良かった良かった。幸運を祈ってるで(*≧∀≦*)
















かめさんも院試、頑張ってくださいねっ



















あぁ、そういえばオレも院試受けるんやった笑。すっかり人ごとになってしもうとった…
最後に
大学院試験の面接を乗り切り合格を勝ち取るための事前準備3選+αについてはコレで以上となる。
私を含め、この記事をお読みになった皆さんが大学院試験を無事突破できるよう、心よりお祈り申し上げます。
ところでBさんは何をするつもりなん?