132 ビュー

【お金より大切なものとは?】チャールズ・ディッケンズの『大いなる遺産』を読んだ感想

私は札幌に住む現役理系大学院生である。

月に十冊本を読む、活字中毒な学生である。

この記事では、イギリスの文豪、チャールズ=ディッケンズ作の『大いなる遺産』を読んだ感想を記していく。

  • 主人公が成長していく作品 (教養小説)をお探しの人
  • 読みやすい海外文学をお探しの人

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧頂きたいと思っている。

 

それではさっそく始めよう。

“大いなる遺産”とは、お金では買えない大切なもの

この本の主人公である少年ピップは、ある時、名前も知らぬ誰かから膨大な金額の財産 (大いなる遺産)を譲り受けた。

そのお金によって貧しい環境を脱して豊かな生活を送れるようになったわけだが、遺産を手に入れるのと引き換えに、ピップは昔馴染みの人 (ジョー)との関係を簡単に捨て去ってしまったのである。

遺産贈与人の正体が分かった時、ピップは深く後悔をする。

  • どうしてジョーよりお金を選んだのだろう…
  • 自分の紳士的生活はこんな人からのお金から成り立っていたのか…
  • もし昔に戻れるなら、お金よりジョーとの時間を大切にしたい…

お金以上に大切なものの存在を知り、深く絶望したのである。

とある重大な出来事により、”大いなる遺産”が全て失われた。

ピップは文字通り一文無しとなったが、落ちぶれたピップをジョーは優しく迎えてくれた。

ラストには、かつて恋した美女との心温まる会話シーンが設けられている。

作品終了後、ピップと自分を投影し、“今後自分はどう在って(あって)いくのか”と深く考えさせられた、本当に味わい深い一作であった。

 

自分にとっての”大いなる遺産”とは?

現代社会を生き抜くにあたり、お金が重要であるのは言うまでもない。

お金がなけりゃAmazonで好物のサバ缶を購入することすら叶わないし、スーパーで豆腐や納豆、キャベツを入手するのもまず間違いなく不可能である。

ただ、人生がカネだけじゃないというのもまた事実なのである。

たとえ手元に使い切れぬほど膨大な財産があろうと気を許せる仲間がいなけりゃ寂しいと思うし、情熱を燃やせる対象が見つからなければ空虚感いっぱいで冥界に赴かねばならないのである。

 

私にとってお金よりも大切なものは、何事に対しても死力を尽くす我武者羅 (がむしゃら)な姿勢なのではないかと思う。

もし目の前に1億円積まれても、何事に対しても手を抜かず我武者羅に生きていたい。

というのも、私は決して天才型ではなく、人並み以上に頑張ってきたおかげで世間から認められる成果を出せてきた100 %努力型の人間だからである。

元々デブだった私が馬術競技で国体優勝できたのは、お尻の皮が剥けるほど死に物狂いで練習したおかげだと考えている。

学校の英語テストで学年270人中260位だった成績を学年主席にまでぶち上げたのも、毎日声が枯れるまで音読したり家で自主学習したりしてきた賜物なのである。

ハッキリ言って、私には生きるセンスが全くない。とんでもなく不器用な私だが、目標を掲げ、それに対して無我夢中に猪突猛進するのにかけてはかなり得意だと思っている

もし将来、何かの間違いで成功し、手元に多額の財産が舞い込んできても、私唯一の取り柄である我武者羅さだけは決して手放さずに生きなくてはならないだろう。

我武者羅さは親から引き継いだ”大いなる遺産”だと思っているので、今後も長所をさらに伸ばし、センスに頼って生きている連中を次から次へと抜き去っていく所存である。

 

(妄想)もしいま本当に手元に1億円積まれたら、私はいったい何に使うのか?

もしお金を積まれたら、全力で相手に突き返すだろう。

自分で稼いだお金じゃないと、気持ちよく使えないからである。

 

一方で、受け取るという前提で考えると、まず5,000万円を全世界株インデックスETFに、1,000万円を外国債に投資するだろう。

これにより年間240万円程度の不労所得が見込めるため、経済的自立を果たし、お金の心配をせず心置きなく”ガムシャれる”態勢が無事整備されるのである。

次に、残り4,000万円のうち3,000万円をリチウム電池研究用の実験装置に充てがう。

大学院修士1年次の秋、いま使用している装置ではどうしても解析不可能な現象を偶然発見してしまったので、最新鋭の実験装置を導入し、未知なる現象の正体を解明したいと考えている。

余った1,000万円のうち600万円は一生分の書籍購入代として銀行に預ける。

今後、ディッケンズの”大いなる遺産”みたいな素晴らしい作品と沢山出会っていきたいので、月に1万円程度を目安に本を買い続け、残された50年の生涯を今よりもっと実り豊かにしていきたい。

最後の400万円は親孝行代として随時引き出して利用する。

私はまだ親へ誕生日プレゼント程度でしか恩返しできていないため、温泉に連れて行ったり海外旅行をプレゼントしたりと親が喜んでくれる使い道を考えておきたい。

なお、親へ最高の国内旅行をプレゼントすべく、2022年度の夏に国内旅行業務取扱管理者という国家資格の取得に挑戦している。

別に旅行会社に就職するわけではないし、資格を持つ事に何か特別な意味があるわけでもないのだが、この資格を勉強する過程で観光地理やJRの路線についてかなり詳しくなれるので、知識の習得目的で国家試験合格に向けて頑張っているというあらましである。

 

最後に

チャールズ=ディッケンズの大いなる遺産のレビューとその他アレコレに関しては以上である。

ディッケンズは他にもオリバーツイストやクリスマスキャロルなど心温まる数多くの作品を書いているので、この記事を見て作品に興味を持たれた方はぜひ手に取って読んでみて頂きたいと思っている。

 

以上です。

created by Rinker
新潮社
¥781 (2022/12/01 19:01:37時点 Amazon調べ-詳細)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA