つくば長期出張あるある3選(注:現役北大修士学生のかめの場合)

私は札幌に住む現役理系大学院生である。

研究で使用する装置の都合上、札幌ではなく筑波の某・研究機構が研究拠点となっている。

この記事では、私が研究所へ1~2か月程度の長期出張するときのあるあるを3つご紹介する。

外部の研究機構への出張を控えている方(特に学生)にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧いただきたいと思っている。

 

それではさっそく始めよう。

あるあるその1:札幌へ帰りたくなくなるほど心地よく研究に打ち込める

つくばには抜群の研究環境が整っている。

  • 大学が買えない高価な装置が一部屋に一台は置いてあるし
  • 研究所以外にはマジで何もないので研究に没頭せざるを得なくなるし

(つくばは人が研究にベクトルを向けざるを得ない魔境なのだ)と長期出張のたび実感する。

初めてつくばへ行ったときは札幌の喧騒が恋しくて、つくばでの暮らしに少々物足りなさを感じていた。

しかし、つくばでの累計滞在期間が半年間(28週間!)を超えた今では、大都会の札幌よりもつくばの静寂さの方が私の気質に合っているように感じられる。

札幌で研究室生活をしていると、先生や学生に絡まれて作業がたびたび中断する。

研究室内の行事や掃除、ゼミなどにも出席せねばならないし、少なくとも大学院生の間は研究に100%注力したい私にとって、研究室は気の散る集中できない空間なのである。

その点、つくばに出張すれば、そうした煩わしさから開放され、朝から晩まで爆速で研究を進捗させられる。

まぁ、研究室のゼミにはオンラインで参加せねばならないので研究室のしがらみから完全に逃れられはしないのだが、ココだけの話、アレコレかこつけてゼミを抜け出すことが可能なので(笑)、限りなくストレス値の低い状態で研究に邁進できるのである。

 

研究面で唯一不満を感じているのは、研究所のゲストWi-Fiしか使用できないので、大学では閲覧できた学術雑誌を閲覧できない点である。

論文を書くにあたって参考文献を読み込む必要があるのだが、良さ気な論文をGoogle Scholarで見つけてもフリーアクセスできないケースが度々発生してしまうので、(せめて職員用のWi-Fiを使わせてもらえたらなぁ…)と嘆かずにはいられないのが長期出張のあるあるでもある。

 

あるあるその2:シリーズものの長編小説/動画にどハマりしがち

つくばではレジ係とのやりとりも含め、一日に2~3回程度しか人と会話することがない。

週の総会話時間も10分程度で、札幌での研究室生活と比較すると、人とのコミュニケーション量が大きく少なくなっている。

人間は社会的動物のため、誰かほかの人と話さないと気が狂いがちである。

先ほどの章で”研究室の煩わしさから解放される”と書いたものの、私だって最低限のコミュニケーションぐらいはとりたいと思っているので、つくばで研究に没頭していると

かめ
あ~、人と話したいなぁ…

と本音が飛び出し、実験装置を好きな芸能人に見立てて完全自己完結型の意思疎通をおもむろに開始するのである。

ただ、そうして気を紛らわしていられるのも2週間が限界だ。

それ以降は機械と話す気力すら湧いてこなくなり、ついに人とのコミュニケーションを諦めてしまう。

ココで必ず登場するのが長編文学小説である。

作品の世界に自分も入り、自分を主人公に見立てることで、登場人物との会話によって己の”コミュニケーションをとりたい欲”を充足し、満ち足りた気持ちになって一日を締めくくるというわけである。

私の場合、

これらの本に救われてきた。

私の一番好きな作家はドストエフスキーなのだが、長期出張中に彼の作品を読むと心がどんよりと沈んでしまうため、割と雰囲気明るめの本を選び、それを貪るように読んできた形である。

 

本ほどハマってはいないものの、YouTubeで長編連続ドラマに沼ることがある。

B4後期の出張では当時M2の先輩からおすすめされたNizi Projectにドはまりして時間を溶かし、M2前期の出張ではYouTubeの”おすすめ”に流れてきた恋愛ドラマな恋がしたいをクリックしたが最後、Abema TVに新規登録してまで全作視聴してしまった。

私は猪突猛進型の性格であり、何か熱中できるものを見つけると後先考えず命がけで没頭しがちである。

この能力を研究に使用できれば今ごろ大科学者になっていただろうが、私も所詮、凡人なので、大衆娯楽と迎合しながら暮らしの質を維持している。

なお、M2前期の滞在では不覚にも、突如として流行り出したきつねダンスを怒涛の勢いで習得してしまった。

最初は「あっ、可愛いお姉さんがカチューシャ付けて踊ってる^^」と軽いノリで動画をポチッただけなのに、いつの間にか毎日1時間以上見なくては落ち着かぬほど毒に侵されていたのであった。

 

あるあるその3:ストレス発散にランニングしていたら”どんだけ遊んでんねん笑”と勘違いされるほどガッツリ皮膚が日焼けしがち

私はランニングを趣味としている。

マラソンの自己ベストは2時間47分で、2022年 (M2)の今年は2時間40分切りを達成すべく、毎日大粒の汗を流している。

ランニングのおかげで体力がつき、連日10時間以上実験し続けても全く疲れずデータを蓄積していける。

今年はものすごく高い目標を掲げたので今まで以上に練習に打ち込むことは必至であり、

黒島さん
キュン飲みしてる?

カルピスウォーターを手に励ましてくれるお姉さんを妄想しながら一人で夏を盛り上げていく予定である。

 

このように私はランニングバカなのだが、つくば出張はストレスとの戦いでもある。

というのも、限られた出張期間中に論文化できるだけのデータを過不足なく集め切らねばならず、迫りくる終了期日に焦らされながら実験習熟度を向上させていく必要があるからである。

その点、早朝にランニングするとストレスが抜け去り、サッパリとした気持ちで研究所に行くことができる。

激しく実験した翌朝はまったりとジョギングしてリラックスを図ったり、TEM観察など失敗の出来ない勝負所では坂ダッシュやインターバル走で気合を入れたりするなど、少しでも良いデータを得るためランニングを気分転換ツールとして有効活用しているのである。

日差しのきつい日にランニングすると、腕や顔が真っ黒になる。

決して大洗の海水浴場で遊んできたわけではなく、あくまでストレス発散目的でサクッと20km程度走っただけなのだが、どうも私の皮膚は日焼けしやすい傾向にあり、まるで日焼けサロンに通ったがごとく真っ黒になってしまうのである。

つくば出張のたびに日焼けするため、札幌の研究室では「アイツどんだけ遊んでんねん笑」と笑いのネタにされている。

ランニングと研究所の行き帰り以外は全く外出していないので笑われてしまうのは心外なものの、(まぁ、研究だって遊びでやっているようなものだからなぁ)と毎回軽く受け流してやり過ごしている。

 

まとめ

私のつくば出張あるある3選は以上である。

まとめると、

  1. 札幌へ帰りたくなくなるほど居心地が良くて快適に過ごせる
  2. シリーズものの長編小説/動画にドはまりしがち
  3. ランニングのせいでガッツリ日焼けして「アイツどんだけ遊んでんねん笑」と言われがち

このような形になる。

つくばには本当に何もないが、”何もない”という点に私は大きな魅力を感じている。

何もないからこそ札幌生活とは違ったイレギュラーが待っているし、単調な研究生活に良い塩梅でアクセントがあって毎日それなりに楽しいので、次のつくば出張を心待ちにし、札幌の喧騒に揉まれながらスキルアップを図りたいと思っている。

 

以上です。

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