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英検準一級合格体験記三部作 (上) 受検しようと思ったキッカケについて

私は札幌に住む現役理系大学院生である。

大学一年生の2月に英検準一級を受検し、どうにかストレート合格した経験がある。

この記事からの三記事では、英検準一級に合格するまでの体験談を記していく。

  • 英検準一級に興味がある人
  • 英語をもう少し勉強したい人

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧頂きたいと思っている。

 

それではさっそく始めよう。

受検しようと思ったキッカケについて

私が英検準一級を受検した理由は3つある。

  1. 大学受験の惰性で続けていた英語学習に何か目標を据えたかったから
  2. 生涯有効なそこそこ難しい資格が欲しかったから
  3. 高校時代に辛酸をなめさせられた帰国子女のサムに追いつきたいと思ったから

以下で一つずつ詳述していく。

 

何か目標に向かって勉強したかったから

私は一年間の浪人の末、北海道大学に入学した。

英語に対して苦手意識は全くなく、大学受験では現役/浪人時代ともに英語をポイントゲッターとして据えていたほどである。

北大に入学後も惰性で英語学習を継続し、受験期に培った英語力を維持することに何となく成功していた。

その甲斐あって、大学一年次に実施されたTOEFL ITPでは540点を獲得し、一年次後期の英語の授業を受けなくても良いことになったのである。

このまま趣味程度にダラダラ勉強していっても良かったと思う。

しかし、どうせ時間を割いて勉強するなら、何か目標に向かって取り組みたかった

そんな時、

かめ
そういえば高1の時、英検2級を取らされたなぁ…

とふと思い出し、(じゃあもう一段上の準一級を目指してみるか!)と思い立った。

私は中3の時に馬術競技で国体優勝したのだが、その時も”全国優勝”という高い目標を掲げたことで自分の限界を何回も突破し、劇的に馬術力を向上させられた経緯があるから、今回も準一級に向かって勉強することで英語力を爆上げする作戦であった。

 

なお、私はもともと英語が大の苦手科目だった。

中学一年次最後のテストでは学年270人中260位と驚異的な成績を修めており、そこから3年かけて這い上がった結果、高1の定期テストで学年主席にまで昇り詰めたのである。

私は頭の良さには恵まれていないが、どうも根性や気持ちの強さには恵まれているみたいである。

ゴリゴリの脳筋男ゆえ小細工せず頑張るしかないのだが、努力すればするほどできるようになる語学学習、むしろ私のような脳筋男におあつらえ向きなのかもしれない。

 

生涯有効かつソコソコ難関な資格が欲しかったから

大学に入学してすぐ、私はとある飲食系アルバイトに応募した。

残念ながら面接で落ちてしまったのだが、面接の際にFラン社員から言われた「君、北大生なのに一つも資格持ってないの笑?」という言葉が妙に心に引っかかっていた。

確かに飲食バイトと資格には何の関係もないのだが、何一つ資格を有していない以上、私が”勉強しかしてこなかったお坊ちゃま”だと相手の目には映ったのかもしれない。

その場で何か言い返しても良かったのだが、裏からガラの悪いお兄ちゃん等が出てきては困るので、はやる気持ちをグッとこらえ、「自分はなんと無力なんだ…」とこぼしながら帰途に就いたのであった。

 

バイト不採用事件以来、私は学歴以外で自分の力を証明してくれるものを渇望していた。

運転免許等の簡単な資格では意味がなく、誰でも知っているそこそこ難しい資格を喉から手が出るほど欲していた。

また、有効期間2年のTOEICと違い、一度取れば生涯有効な資格が望ましく思われた。

資格勉強以外にもやりたいことが沢山あるから、錯覚資産としての資格を早く取得し、私をバカにしてきたFラン社員を一生言い返せないよう叩きのめすつもりだった。

ネットで「難関資格 生涯有効」と検索し、自分に最も早く取得できそうだった資格が”英検準一級”だったというわけである。

流石に英検一級はおそれ多く、簡単には合格できなさそうに感じられたから、とりあえず準一級に合格し、一級への挑戦はその後判断することにした。

 

高校時代に辛酸をなめさせられたサムに追いつきたいと思ったから

私は高1の時、帰国子女のサム(仮称)と英語の首席争いを演じていた。

全4回の定期テストにおいて、サムが3回/私が1回トップを取った。

サムは私の目の上のたんこぶであり、もしサムさえいなけりゃあと2回は一位になれた。

このように、私はサムに辛酸をなめさせられ続けており、サムは勝とうと思ってもなかなか勝てない手強いライバルとして目の前に立ちはだかった怪物であった(註:サムは現役で東大理一へ合格した)。

私が英検準一級にチャレンジしたのは、当時のサムが英検準一級ホルダーで、高校時代の彼に追いつきたいと思ったからである。

まぁ、大学へ入った今になって準一級を取ってもサムに追いついた事にはならないのだが、急に高校時代の悔しさを思い出し、悔しさを解消するため取らずにはいられなくなったわけである。

高校時代のサムの英語力を思い出し、(自分は果たして英検準一レベルに到達できるだろうか?)と足がすくむ思いであった。

しかし、”絶対受かるぞ!サムに負けるか!!”と自分を奮い立たせ、英検準一級へと申し込んだのである。

 

(今、サムはどうしているかな…??)と気になってサムの名前を検索すると、彼は東大の博士課程で研究活動を行っていると発覚した。

私も北大の博士課程へ行くつもりなので、高校時代の私の一方的なライバル関係はもうしばらく継続しそうである。

 

次回予告

英検準一級を受検しようと思い立ったキッカケについては以上である。

次の記事では、英検合格に向けて行った勉強内容について解説していく。

英検準一級合格体験談三部作 (中) 勉強の内容と方法について

2021-11-20

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