【研究室生活】英語圏の国際学会参加直前に行った英語力強化の悪あがき3選

私は札幌に住む現役理系大学院生である。

M1の9月にオンライン国際学会へ参加し、外国人と辛うじて意思疎通に成功した経験がある。

この記事では、英語圏の国際学会直前に私がやっていた英語力向上のための悪あがきについて解説していく。

  • 国際学会を前にして震えが止まらない私と同程度の英語弱者
  • 少しでも外国人とスムーズにコミュニケーションを図りたい方

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧頂きたいと思っている。

 

それではさっそく始めよう。

アドバイス:外国語は”伝わればOK”です!

悪あがきについて解説する前に、一点だけ気を楽にするアドバイスをお送りする。

 

帰国子女でもない限り、英語をネイティヴと同様の流暢さで話すことは不可能である。

なぜなら、英語圏民は幼少期より英語に囲まれ生活しているため英語を使い慣れており、ネイティヴと比較して圧倒的に英語経験値のない我々純ジャパが彼らと同等に英語を使えるわけがないからである。

私は何も、圧倒的努力によって英語を日本語なみに使えるようになる可能性を否定するつもりはない。

しかし、脳のキャパには限度があるため英語力向上の過程で多少日本語力を犠牲にせねばならないし、そもそも英語の学習時間・環境を整備するだけで一苦労するため、英語をペラペラ話せるようになる道のりがハードであることは疑いようのない事実であろう。

英語を外国語として扱う方は英語を上手く話す必要はなく、”伝わればそれでOK”ぐらいの気楽なスタンスで英語を使って頂きたい。

我々日本人が外人の片言ジャパニーズを理解するのと同様、外国人も日本人の片言イングリッシュを理解してくれるし、そもそも英語圏民は日本人に英語の流暢さを求めていないから、むしろ片言な方が日本人っぽくて相手のウケも良いのである。

我々純ジャパにとって重要なのは、中身のある意見を言えることである。

  1. 英語がペラペラだけど、話している内容が薄っぺらい人
  2. 英語が片言だけど、話す内容に深みや知性を感じられる人

この両者では②の方が間違いなく必要とされるため、英語力よりも論理的思考力の向上を図り、その上に英語力を築き上げるのが正しい順序だと考えている。

まぁ、いくら知性があろうと伝わらなければ意味がないので、言いたいことを類推してもらえる程度の英語力は最低限備えておくべきである。いつまでもブロークンイングリッシュのままでは相手が迷惑するため、毎日英語にふれるなど、スキルアップを怠らないのが肝要である。

 

私のような英語弱者の気を楽にした所で、本題の英語力向上のための悪あがきを解説する。

 

英語力向上のための悪あがき3選

私が提案する悪あがきは以下の3つである。

  1. 瞬間英作文 (第1ステージ)
  2. 英語の歌を歌う
  3. 英語論文の音読

以下で一つずつ詳述する。

 

英文作成回路構築のため、瞬間英作文に取り組む (瞬間英作文大作戦)

国際学会の発表で直面するのは、”相手の言っていることは分かるし、返答もある程度思い付くけど、それをどう英語化すればいいか分からない”という難題である。

何を言っているのか分からないならまだ諦めはつくのだが、コチラ側の主張を英語にすればいいだけなのに、それができないからこそ、一層歯がゆく感じられるのである。

この問題を解決するには、英分作成のための思考回路構築が大変効果的である。

難しい文法を使用せず、せめて中学生レベルの英文を瞬時に作れれば言えることの幅も急激に広がるため、国際学会を前にして震えていらっしゃる方にはまず、この思考回路構築を最優先でやって頂くようにお願い申し上げる。

私が回路構築のため使用したのは、以下の青い怪しげな書籍である。

この本は見開きで左に和文/右に英文が載っていて、中学1→2→3年生レベルと徐々にステップアップしてけるレイアウトである。

この本に取り掛かる前までは

かめ
中一レベル?ワシは英検準一級の北大生やぞ笑?!

となめていたが、いざやってみると全くできず、

かめ
なめていて大変申し訳ありませんでした…

と本を前に土下座する事となってしまった。

中一レベルですら覚束ないのに英語が話せるわけがなく、プライドを打ち砕かれた私は初心に立ち返り、本が握力でシワシワになるまで何度も特訓し、結局1か月ほどかけて瞬間英作文大作戦を完遂させられたのであった。

 

英語を聴きとれるようになるため、英語の歌を歌いまくる (洋楽絶叫大作戦)

私の場合、アジア系の英語話者ならなんとか内容を咀嚼できるのである。

YouTubeのニュース番組でも、チャイナ人や台湾人の話す英語は大方理解することが可能である。

しかし、イギリス人やアメリカ人など、英語ネイティヴの英語はちょっと何言ってるか分からない。

ネイティヴは単語同士を繋げて話すため一音一音がよく聴き取れず、私の知っているものとは全く違った言語を話しているように聞こえるのである。

 

いくらチャイナ人の研究者が増えているとはいえ、国際学会では英語のネイティブスピーカーから質問される可能性の方が高いに違いないと考えた。

そこで、私はYouTubeでネイティヴが歌う洋楽を探し、歌手と一緒に歌う訓練を重ねていった。

最初は歌詞を調べず聴き大体の内容を想像し、次に歌詞を調べて答え合わせをし、最後に歌手と一緒に絶叫し、英語のリズムを体に染みつける作戦だった。

やってみると意外と楽しく、リスニング力だけでなくスピーキング力まで向上させられたのであった。

私が特に気に入ったのは、One DirectionのWhat Makes You Beautifulという歌である。

この歌はリスニング以前に低音を出す歌唱スキルが求められたのだが、それについても洋楽絶叫大作戦遂行の過程で多少向上させられた気がしている (知らんけど笑)。

 

専門用語を覚えるため、研究分野の英語論文を数報音読する (専門用語暗記大作戦)

英文を作る思考回路を作ったし、ある程度英語を耳になじませるのにも成功した。

このまま学会を迎えても大丈夫だと思っていたが、念には念を入れ、第三の保険をかけておくことにした。

私が行った対策は、相手の発音を聞き取れず、何を言っているのか分からない状態でも相手の話す内容を類推するため、自身の専門分野で頻出な言葉を暗記しておく作戦である。

純ジャパなりに必死にネイティヴに食らいつくべく、妙計を考案したのであった。

普段論文を読むときは不明な語彙を文脈から類推しており、分かったつもりになっている単語も数多く存在したから、この機会に理解が覚束ない単語を総ざらいし、知識の抜け漏れをなるべく少なくしておいた。

また、大学受験と違って専門分野別の単語帳など売られていないので、専門分野の論文 (Review)を数報印刷し、全文音読する過程で不明な単語を逐一ネットで調べていった。

 

専門用語暗記大作戦は学会で爆発的な威力を発揮した。

というのも、ネイティヴに比べたら比較的聞き取りやすいアジア系学者から質問が来たのだが、その英語さえほとんど聞き取れなかったにも関わらず、相手の言っていることをある程度咀嚼して「アンタが聞きたいのは○○ってことだよね?」と切り返すことができたのである。

専門用語の大量暗記は、その後の学術論文執筆の際にも大いに貢献してくれた。

翻訳ツールで作った英文を確認する時、(この文脈でこの言葉はおかしいよな…)と違和感を覚える源泉となり、この能力なしでは論文完成が1か月以上遅れていただろうと考えている。

 

まとめ

私が英語圏の国際学会直前に行った悪あがきは以上である。

まとめると、

  1. 瞬間英作文で英文構築回路を作る
  2. 英語の歌を歌ってリスニング力&スピーキング力を向上させる
  3. 英語論文の音読で専門用語をインプット

このような形になる。

せっかく時間とお金をかけて国際学会に出るのなら、ポスターを張り逃げせず積極的に研究者と議論を交わして頂きたい。

もしそこで上手く英語が話せずとも、相手は貴方がヘタクソな英語を話していたことなどすぐに忘れてしまうだろうし、英語が話せず悔しさを味わえば(もっと一生懸命英語を勉強しないとダメだな…!!)と奮起する材料になるであろう。

 

以上です。

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