学部生で論文を国際ジャーナルにて出版するメリットとデメリット(3つずつ)

私は札幌に住む現役理系大学院生である。

学部4年次(B4)、所属専門分野の国際ジャーナルに筆頭著者として論文を投稿・出版した経験がある。

この記事では、学部時代にこのような経験をするメリットとデメリットを3つずつ解説していく。

  • 博士進学を視野に入れており、少しでも多く実績を積みたい学部4年生
  • 早熟な学生を指導する立場の先生方

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧頂きたいと思っている。

 

それでは早速始めよう。

メリット

B4で論文を執筆するメリット以下の3つである。

  1. 論文に載るレベルがどういうものか、肌感覚で会得できる
  2. 卒論の執筆がめちゃくちゃ楽になる
  3. 周囲から将来を嘱望してもらえる

以下で一つずつ説明していく。

 

論文に載るレベルの結果を肌感覚で会得できる

一つ目のメリットは、感覚の問題である。

論文を一本書く過程で、自分の実験データを見た時、(このデータだとアレぐらいの雑誌に載るだろうな…)といった肌感覚を知らず知らず身に付けられているのである。

この感覚が得られると、論文を次々に出版できる

  • 前より少し高いレベルの成果を出せたら論文になるため(頑張るぞ!)と発奮材料になってくれるし
  • (どうやったら高いレベルの成果を出せるだろうか?)と論文出版を前提とした思考に変わるし

好循環で業績がどんどん積み上がっていくのである。

投資の世界には”複利”という考え方がある。

複利とは”長く投資をやればやるほど利益も雪だるま式に増えていく”という概念であり、あのアインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだほどである。

学部時代に身に付いた肌感覚は、今後の研究生活へ複利的に効いてくる。

一本目の論文をB4で出すかM2で出すかでは成長速度に天と地ほどの差がついてしまうため、もし博士進学を志すなら、学部時代に論文出版の経験があると、博士時代にとんでもない勢いで成長して行けると考えられる。

 

卒論の執筆が非常に楽

二つ目のメリットは、卒業論文を書くのが超絶楽になることである。

卒論は英語論文を和訳し、ちょっぴり加工して貼り付けるだけで完成するため、卒論を正味3日ほどで完成させられるのである。

卒論執筆を早く済ませば、余った時間は自由に使える。

  • もっと研究したいなら修士課程へ向けて引き続き研究していけばいいし
  • 一年間頑張って疲れたなら数週間ほど帰省して休んでもいいし

大学生活最後の時間を100%自分色に染められるのである。

私の場合、卒論はB4の12月初旬に提出した。

卒論の提出期限は2月初旬で、研究室の同級生は卒論の執筆にすらとりかかっていない状況だった。

同級生が卒論でヒーヒー言っている中、自分一人だけ余裕でいられて優越感に浸ることができた笑(⇐イヤな奴である)。

なお、既に修士論文(修論)用の成果も揃っているため、修論は夏休みの博士後期課程入試が終わったあたりで提出しようと考えている(⇐本当にイヤな奴である)。

 

周囲から”将来有望”と期待してもらえる

3つ目のメリットは、周囲からめちゃくちゃ期待してもらえることである。

B4で英語論文を出す学生などほとんど存在しないため、そうした突き抜けた人材を大切にしてくれる研究室なら将来を嘱望してもらえるのである。

今まではB4をナメていた先生・先輩も、論文を出した途端、態度がガラリと変貌する。

急に”専門家”とみなされ扱いが丁重になり、B4のみなさんは少々居心地の悪い思いをするはずである。

なお、B4で論文を出せるのは、自分ではなく”指導教員”が凄いのである。

学部時代に論文出版経験があるからといって調子に乗っては将来の成長に繋がらないので、研究に対して謙虚に臨み、先生や先輩に日頃から感謝し、やるべきことをコツコツ積み上げていくようお願い申し上げます。

 

ここまで、学部時代に英語論文を出版するメリットについて解説してきた。

次の章からは、上記のデメリットについて3つご説明する。

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馬術競技からマラソンに転向した北大工学院のM1|国体馬術競技優勝&8回入賞|10000m36’33”|マラソン2°47’50”|100kmレース10°19’17”|FP&日商簿記3級|英検準一級|TOEIC785点|ラン歴5年|乗馬歴10年|英語の学術論文3報(電気化学)|月間収益3,000円/2万PVのブログ運営中|コメントやご相談はTwitterのDMまでお願いします。