TECH OFFER公式サイトより画像借用
私は札幌に住む現役理系大学院生である。
M1の2月、TECH OFFERというツールを使用し、3業界・計8社との面談/説明会に参加した。
この記事では、TECH OFFERを始めとする逆求人サイト(会社側からアプローチしてくれる)で就活を進める4つのメリットについて解説していく。
- 就活で出遅れてしまった人
- 面倒臭くて就活する気が起こらない人
こうした方々にピッタリな内容なので、是非最後までご覧頂きたいと思っている。
それではさっそく始めよう。
企業へアプローチする手間を大幅に省ける



マイナビやリクルートなどの従来型就活サイトでは、自分の希望条件を細かく入力し、ソレに見合った企業を選ぶことができる。
登録されている企業数も従来型の方が1~2桁ほど多いし、自分にピッタリな企業を見つけられる可能性は従来型サイトの方が高いはずだ。
しかし、従来型サイトにも欠点がある。
いかんせん、企業へアプローチするのに手間がかかるのだ。
ただ座して待っているだけでは一切何も起こらないし、インターンシップ(IS)に参加しようと思ったらエントリーシートを出す必要がある。
面倒臭い事この上なく、私のようなずぼらな学生には全然使いこなせないのだ。
それに加え、あまりに沢山の企業が登録されているせいで、全部が全部、同じ企業に見えてしまう。
いつの間にか自分が知っている企業にばかり目が行ってしまい、逆に視野狭窄に陥る体たらくであった…
その点、逆求人サイトは非常に楽である。
というのも、最初に少し頑張ってプロフィール欄を充実させておけば、向こう(企業)から「ウチに来ませんか?」と連絡してくれるからである。
私は春休み中も研究室で論文を書いていたので就活に割ける時間はほとんどなかったのだが、そうして研究活動に勤しんでいる間も絶え間なく企業からラブレターが送られてきた。
あまりにモテモテ(??)だったため、大半のオファーをお断りしなくてはならなかったほどである。
空前のモテ期到来に心を躍らせつつも、オファーのおかげで就活前まで知らなかった企業について知る事ができた。
業界内で有名なB to B企業からアプローチを受け、



と、大変勉強になった次第である。
ミスマッチングの確率を格段に下げられる



逆求人サイトで学生にアプローチをかける企業は、学生の何かしらの属性に興味を持ったが故にラブレターを送るのである。
資格や専門分野、ユニークな経験など、(この人が弊社に入ってくれたら活躍してくれるだろうな…)と期待するからこそ、わざわざ時間を割いて学生にメッセージを送るのである。
採用担当者は学生のプロフィールを(たぶん)読んだ上でオファーするので、学生が何を望み/何を望まないかを熟知した上で会社説明会へ招待している。
したがって、企業と学生がほとんどミスマッチせず、互いが互いを欲している最高の状態から”御社”との出会いが始まるのである。
私自身、オファーを頂いた大抵の企業で働くイメージが思い浮かんだ。
というのも、私の能力を買ってくれた全企業は、私が大学院で培った化学系の知識を欲していたからである。
研究職として求人された企業ではラボで働く想像ができたし、生産技術職としてラブレターを貰った企業でも(ここで働くならこんな感じかな?)と何となく予想できた。
会社説明会に参加した8社のどこへ入ったとしても、おそらく入社後に後悔する事はなかっただろう。
もし入った会社がミスマッチだった場合、私なら3年以内に離職してしまう。
(何としてでも適応してやろう!)と2年程度なら頑張れるだろうが、10年や20年となればさすがに厳しい。
したがって、切り札・新卒カードが使える新卒の段階で、なるべく自分に合った企業を見つける必要がある。
とはいえ、まだ企業人として働いた経験のない若者に、ベストな選択などできるわけがない…
逆求人サイトは知識の至らない我々学生に対し、ベターな選択をする手助けをしてくれる。
オファーの中から所望の条件で働ける企業を選べば、限りなくベストに近いチョイスができる。
選びに選んだ末に入った企業でもミスマッチが生じる可能性はゼロではないが、部署を異動させてもらったり心境が変化したりして”住めば都状態”になるはずである。
まぁ、私の場合、そもそも会社勤め自体に適性があるかどうかが怪しいので会社云々以前の問題なのだが、その点については今度別の記事にまとめてみようと考えている。
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