年が明け、2022年に突入した。
この記事では、2022年を始めるにあたり、前年の総括と反省をしておこうと思う。
Contents
ランニング:マラソンで自己ベストを更新し、自分にピッタリな練習法を確立した。
2021年(修士1年次)は躍進の一年だった。
大学3年次に出したマラソンの自己ベスト(2時間59分23秒)を10分以上更新し、2時間47分50秒を記録したのである。
大学内を一人で走って出したので、なおさらこの記録の価値は高く感じる。
もし大会に出て走っていたら2時間45分切りも狙えただろうし、ゼロから始めてここまで来たんだという感慨は心に染みるものがあったのである。
ここまで走力が上がったのは、自分にピッタリな練習法を見つけられたのが一つの大きな要因である。
- 練習の設定方法を”○○km走る”→”○○分走る”と変えたおかげで頑張り過ぎを回避できたし
- スピードを出して走る練習もタイムではなく体感ペースで管理したおかげで着実にステップアップして行けたし
ケガする可能性を極限まで下げながら安全に心肺機能を向上させることができた。
2022年は100km9時間切りに挑戦するが、大きく練習法を変える必要はないと思う。
自分が確実にできる練習を確実にクリアし、自分の肉体との信頼関係を十分に構築し、(100kmなんて楽勝だ)と思えるぐらい自信を付けて、長い旅路をスタートする予定だ。
研究:B4の3月に論文を出版。2本目の草稿も完成し、博士課程に行く決意を固めた。
研究に関しても順風満帆な年だった。
学部4年次の3月に英語論文を出版させてもらい、その次に出す超長編論文の原稿を完成させて一年を終えられた。
きっと研究室のメンバーは(あんな簡単に成果を出せて羨ましいなぁ)と思っているのだろうが、この研究の当事者としては毎日吐きそうになりながら頭と体をフル回転させている。
- 大学ではなく出張先のつくばでしか実験を行えないので、論文を書いている時に(このデータが欲しいな)と思った時に備えて最低限必要となる3倍以上のデータを取って帰らなきゃならないし
- 様々な実験条件で実験をやらねばならず、つくば出張中は土日返上で毎日10時間以上(2か月間!!)実験しなくちゃならないし
「実験テーマを交代してもらえるなら代わって欲しいよ…」と泣き言を漏らしたくなるほどのキツさなのである。
そんな大変な大学院生活だが、このたび博士課程へ行く決意を固めた。
①進学にあたりネックとなっていたお金の問題が解決したのと、②研究が楽しくなってきてもっと研究をやりたくなったから、というのが進学する主な理由である。
多数派とは違う道に進むため、将来自分がどうなるかあまり予想はついていない。
まぁ、日本にいる限り餓死する事はないのだし、(最悪どうにかなるでしょ^^)と楽観視して、社会へと進む就職列車からあえて途中下車してみようと思う。
読書:アンナ・カレーニナとの衝撃的な出会い。女性の気持ちは分からないね…
2021年は合計117冊もの本を読んだ。
”月に10冊読む”という目標は惜しくも達成できなかった一方で、読んで心を揺さぶる本と多数出会う事が出来た。
その中でも、トルストイ作のアンナ・カレーニナには本当に参らされてしまった。
- どうして女性がそう思うのか、いくら考えても分からなかったし
- 結婚したらこんな訳の分からぬモンスターと一緒に過ごさねばならないのか…と考えると凄まじいほどのストレスを感じたし
(価値観を揺さぶる本とはこういう本の事を言うんだな)などと、一人で納得しながら本を閉じた。
世の中には数多の娯楽が存在する。
その中でも読書は、低コストでいつまでも自分のペースで楽しめる最高の趣味である。
飲み会1回分の参加費があれば人生を変える本と出会えるし、本は食べ物とは違って便として排出されないから資産として永遠に輝きを放ってくれる。
中高生のころ読書嫌いだったのがウソみたいである。
これからは、思春期に読まなかった分を取り戻すつもりで本の海に溺れていきたい。




その他:ブログ閲覧数月間2万PV突破、祖母が亡くなる、FP3級合格
4月に閲覧数が月間10,000PVを突破し、6月には何かの間違いで20,000PVを突破した。
今は15,000~20,000PVで安定しており、閲覧数の伸びしろはまだまだ残されている。
7月中旬、父方の祖母が癌で亡くなった。
祖父母の家は石川にあるため広島の実家からなかなか遊びに行けず、寂しい思いをさせてしまったのが少々心残りである。
そういえば、2021年は私の本厄の年に当たる。
昨年、私が酷い目に遭わなかったのは、おばあちゃんが厄を背負って行ってくれたからかもしれないな。




夏休みはマネーリテラシー強化期間と題し、ファイナンシャルプランナー3級を受検してきた。
結果はもちろん合格であり、試験勉強のおかげでお金周りの知識を随分と付けられたように思う。
反省:自分のキャパを超えるほどいろんな事に手を出し、どの分野も中途半端に終わってしまった
私は上に、上手く行った事しか書かなかった。
ただ、その上手く行ったものについても、(まだまだ極められたよな)と後悔の残る一年でもあった。
というのも、2021年は自分の能力を見誤ってしまい、収拾のつかないほど他分野に手を出してしまったのである。
例を挙げると
- 語学:インドネシア語とスペイン語を両方話せるようになりたいと思い、なんと2か国語同時に手を付け始めてしまった。その結果、どちらの言語の勉強も中途半端になり、スペイン語の語彙とインドネシア語の語彙がぐちゃぐちゃになる悲劇が発生した。
- 研究:専門分野の周辺知識をつけたいと考え、数学や物理学など、様々な分野の専門書を中古で購入した。結果的に物理学のごく一部の分野しかまともに身に付かず、(専門分野の勉強をしておいた方が良かった)と思うほどお金と時間を浪費してしまった。
このような形になる。
この一年の試行錯誤で、自分がどこまでならやり遂げられるかしっかり把握する事が出来た。
来年は手を付ける分野をもう少し絞り、力を数か所に集中してスキルアップを図っていきたい。
以上です。