【博士課程】学振DC1採択のためにやる事5選。特別研究員にオレはなる!!

私は札幌に住む現役理系大学院生である。

博士課程進学の決意を固め、年明けからDC1採択のため動き始める予定である。

この記事では、学振DC1をゲットするため行おうと思っている5つの事を書いていく。

頭でイメージしているより文字に起こした方が方策が具体的になると思ったため、記事を書きながら学振採用への具体的戦略を練っていくつもりである。

 

それではさっそく始めよう。

北大独自のフェローシップに内定しました

学振云々の前に断っておかねばならない事がある。

実は先日、博士進学希望者を対象とした北大独自のフェローシップに内定したのである。

私の所属する専攻ではM1/M2それぞれ3名を対象に(月15万+年間研究費40万)×3年の支援策が設けられたのだが、M2の応募者が誰もおらず、私を含むM1も定員の3名しか応募しなかったので、ほぼ自動的にフェローシップへの採択が決定した。

私以外の応募者2名も内定したみたいなので、3人そろってハッピーになれて大変嬉しく思っている。

 

博士進学にあたり、最も懸念していたのがお金の問題であった。

それが解決しそうな現状を前に、(よかった…)と胸をなでおろしている。

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2021-09-14

しかし、どうせお金を貰えるならばもっと多額のカネが欲しい。

学振DC1に採択されれば(月20万+年間研究費100万)×3年, 総額1,000万円相当の支援が期待できるため、大金をつかみ取るべく、今からDC1採択に向けてやるべき事を書き記していく。

 

学振DC1採択のためにやる事5選

さて、ここからがこの記事の本編である。

私がDC1採択のためやろうと考えているのは以下の5つの事柄である。

  1. 研究実績のさらなる上積み
  2. 学振or科研費に採用実績のある申請書の熟読
  3. 先行研究の調査&研究ビジョンの具体的な策定
  4. 1月半ばから申請書を書き始める
  5. 善行を積みまくり、勝利の女神を味方につける

以下で一つずつ詳述していく。

 

研究実績の更なる上積み:審査員に(コイツは有能そうだ)と錯覚させるため

まず最初にやるべきは、自分の研究実績をもっと増やすことである。

具体的には、

  1. まもなく査読に回る2.5本目の論文を申請書提出期限のGW明けまでにアクセプトさせること
  2. 3月に出る学会で学会賞を狙うこと

この2点に注力して頑張っていきたい。

①の論文に関しては、今回IF40オーバーの海外雑誌に投稿するため、期限までにアクセプトされれば学振採択の決定打となる

最近の学振申請書からは研究実績を書く欄が消滅したらしいのだが、自分が過去に行ってきた研究を羅列する際に論文をセルフ引用すれば審査員に対しアピールできるだろうから、少しでも執筆実績を稼ぐため査読対応に全力を注ぐべきだと考えている。

また、②の学会賞に関しては、JASSOから借りている第一種奨学金の返済免除にも効いてくる。

全額(200万)免除になるか半額(100万)免除になるかで博士生活の余裕度が大きく変わるはずなので、将来の自分を楽にするため是非とも賞が欲しい所なのである。

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正直、賞が取れるかどうかは運要素も強い。

だが、運のせいにする前に発表練習や模擬質疑応答などできる事はたくさんあるし、人事(努力)を尽くさないと天命(ご褒美)は絶対に下らないと思っている。

それに加え、私は地頭がさほど良くなくて、中学受験でも大学受験でもちゃんと第一志望に落ちている。

頭の良さでは他の博士進学予定者に引けを取る自覚があるので、泥臭い積み重ねや表には見えない努力を人の何倍もすべきである。

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ちなみに、学振に採択されれば修士の奨学金レースでも大きくリードできるようである。学振採択を狙って受賞を狙えば奨学金返済免除にもなりやすくなるし、学振に採択されればここでも返済免除ポイントが加算される。

 

採択実績のある申請書の熟読:申請書を書くエッセンスを抽出するため

学振採択のため次にやるべきは、学振や科研費に採択された実績のある申請書を読みまくる事である。

自分の申請書を書く前に他人の申請書を読む理由は、採択実績のある文章の方を熟読すれば採択に必要な要素が見えてくるんじゃないかと考えたためである。

私はご覧の通りブログにて文章を日々書き綴っているので、文章構成や申請書のボリュームなどにはあまり懸念を抱いていない。

私の頭を悩ませているのは

  1. 他人に評価される前提で文書を作成した経験が皆無なため、どうやったら審査員の印象に残る申請書を作れるかイマイチ理解していない
  2. 私自身に学振に挑戦した経験がなく、学振の採択実績を持つメンターも周囲にいないから、学振採択にあたって重要となるのはどのようなポイントなのか分からない

これら2点であり、以上の懸念点を解決するには他人の申請書を読ませて頂くしかないと思ったのである。

 

幸運にも、学振DCに採択された方の申請書をネット上でいくつか発見することができた。

また、無料で公開されている学振攻略スライドを見たり市販の学振DC対策本を読めば、申請書執筆にあたり必要となる最低限の知識を頭に詰め込んでいけるだろう。

それに加え、私がつくばでお世話になっている研究員さんから、私の研究のため応募して下さった科研費申請書を頂くことに成功した。

私の研究室は学振採択者が毎年出ている所ではないが、早めに動き出せば有名どころとの情報格差は一瞬にして埋まると考えており、ひとたび情報格差さえ埋めてしまえば、あとはどれだけ高い完成度の申請書を書けるかという個人の勝負に持っていけると見込んでいる。

もし私がDC1に採択されれば、ウチの研究室にn=1の採択ノウハウが蓄積される。私の採択を機に数学的帰納法の如く採択者が続くと思うし、この勝負は後輩のために絶対に負けられない戦いなのである。

 

先行研究の調査&研究ビジョンの策定:研究計画欄を埋め、博士課程の2年間に道筋をつけるため

採択実績のある申請書の熟読と同時並行で、今後2~3年間の研究ビジョンを策定する

戦略の立案には先行研究の理解が不可欠なため、自分がやりたいと思っている研究の先行例をしっかり調べ、先行研究の盲点をあぶりだしていく。

私は昔から計画性がなく、今までの研究生活も後になって点と点を結んで直線にする感じでどうにかしのいできた形である。

しかし、博士課程では決められた期間内(2~3年)に一定の成果(論文3報)を挙げねばならないため、こうしてその場しのぎを続けている訳にはいかず、確実に成果を出せる計略を自分で作る必要がある

 

私の長所は向こう見ずな所。コレをやったら後でどうなるかなど考えず、全速力で突っ走っていける所である。

博士課程においてはこの長所を消すのではなく、戦略も練られる猪武者になりたいものである。

まだ博士課程にすら入っていないのに博士時代の研究計画を練るなど(無理ゲーだろ笑)としか思われないが、研究計画を練られなければ学振はどころか大学院試験の出願すらままならなくなってしまう。

したがって、あーだこーだ御託を並べる前に手と頭を動かさねばならないし、研究計画を練りながら混沌とした頭の中身をスッキリ整理していきたい。

 

2月初旬から申請書執筆開始:準備は早いに越したことはない

申請書は2月初旬から書き始める。

前述の通り、北大独自の提出〆切が毎年ゴールデンウィーク明けらしいので、その1~2か月前には申請書を書き終え、指導教員やつくばの研究員さんに添削をお願いしたい。

大学受験や資格試験をそれぞれ複数回(笑)経験し、”準備は早いに越したことはない”と身をもって実感した。

まぁ、あまりに準備が早すぎると本番寸前で燃え尽きるので準備を開始する時期も大事なのだが、経験上本番の3か月前から本気でやればだいたいうまくいっているので今回もそうしようと思っている。

北大独自のフェローシップ申請の際に申請書を書く練習ができた。学振申請書作成の際は、フェローシップ申請で得た知見をフルに活かしたい。

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善行を積みまくる:結局最後は神頼みです…笑

私はの存在を信じるタイプである。

スポーツ大会や受験の前には必ず神社へ参拝に行き、「頑張って来るので見守っていて下さい」と神のご加護をお願いしている。

神から信頼されるには、普段から善い行いを心掛けるのが一番である。

結局最後は神頼みである笑。神の後押しを受け、学振採択を勝ち取るつもりだ。

 

学振万歳!かといったらそうでもなくて…

と、ここまで学振を取る前提で話を進めてきたが、実は学振には一つ、大きなデメリットが存在する。

それは、もし学振特別研究員に採用されたら、ほかの奨学金を受給したりバイトをしたりできなくなってしまう点である。

確かに、学振と北大フェローシップだけを比較すれば、貰える金額は学振の圧勝なのである。

しかし、

  • フェローシップ:月15万
  • JASSO第一種奨学金:月12万
  • 企業が出す奨学金:月5~10万

これらフェローシップ連合軍をすべて足し合わせると月30万円以上の収入となり、学振(報酬月20万+研究費年間100万)の方が金銭的に劣った条件になるのである…

研究費は用途が制限されたお金である。非課税なのは奨学金と同じであるが、どちらが自由にゆとりのある生活を送れるかと言ったら、もちろんフェローシップ連合軍の方であろう。

 

まぁ、JASSOの奨学金が必ずしも全額免除(各専攻の2~3割)になるとは限らないし、企業の奨学金に応募したって採用されるかどうかは不透明である。

だから、奨学金全額免除&企業奨学金採用という最高のシナリオが実現すれば学振の方が貧乏になるし、そのどちらか or どちらもが欠ければ学振の圧勝となるだろう。

それに加え、フェローシップで得られる所得は雑所得のため、学振(給与所得のため源泉徴収)にはない確定申告の手間が追加される。

ここまで記事を作ってきて、個人的には(学振に採択された方が色々な面で煩わしくなくて楽なんじゃないか?)と思った次第である。

 

最後に

私が学振DC1採択のためにやる事は以上5つである。

まとめると、

  1. 研究実績のさらなる上積み
  2. 学振or科研費に採用実績のある申請書の熟読
  3. 先行研究の調査&研究ビジョンの具体的な策定
  4. 1月半ばから申請書を書き始める
  5. 善行を積みまくり、勝利の女神を味方につける

このような形になる。

私は博士取得後に一般企業or国研へ就職しようと考えているため、アカデミア人材育成事業の学振に採択されてもいいのか少々戸惑っている所であはある。

ただ、そんな贅沢な悩みは採択されてから考えればいいし、DC1に採択されても企業就職しているしている方もたくさんいるから、あまりキョロキョロせず己のやるべき事をやっていこうと考えている。

 

以上です。

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