私は札幌に住む現役理系大学院生である。
先日、FP3級を2か月で合格した方法を綴った記事を投稿した。
この記事では、その続編として、試験合格までに使用した2つの参考書について色々と述べていく。
FP参考書として様々な本が売られているので、FP試験に挑む皆さんの対策本選びの参考になればいいなとの願いを込めてこの記事を書こうと思い立った。
それでは早速始めよう。
Contents
FP3級に合格するため使用した参考書についてのアレコレ
テキスト



私は保険や不動産, 相続に関してド素人だったので、問題演習を行う前にまず基礎知識を頭にインプットする必要があった。
そして、インプットに使用した参考書は以下の書籍である。
- 好きな人にプレゼントされたから
- 憧れのインフルエンサーが高く評価していたから
など特別な事情がない限り、知識のインプット教材としてはこの本がオススメである。
書店の対策本を手に取ってパッと立ち読みした感じではこの本が一番よくまとまっているし、ド素人が理解できるレベルまで噛み砕いて説明してくれるので説明の親切さや分かりやすさも十分である。
基本的に分かりやすいが、丸みを帯びた文字が頭に入らなかった
上記のテキストにおいて説明に疑問を感じる点は特になく、基本的には分かりやすくていい本だなぁと感じていた。
ただし、テキスト中の板書コーナー(いわゆる図解)は記憶するのに難渋した。
というのも、板書のフォントが女の子が書いたような丸みを帯びた文字のため、理系男子大学院生の私の脳にインプットするのが本当に大変だったのである。
何でわざわざ本文と違うフォントを使用したのか…板書と本文を同じフォントにしてくれたら最高に使いやすい参考書だったのに。
試験範囲の網羅率は体感で9割強(完璧にはカバーしていない)
実際に試験を受けてみて、テキストが試験範囲を完璧に網羅しているわけではない点に思い至った。
体感的には95%の網羅率であり、試験問題には
- こんなのテキストに書いていなかったぞ?
- なにそれ?知らないんだけど笑
と、初めて聞いたワードが数個出現した。
試験の合格ラインは6割のため、合格だけを目指すのであればこの参考書1冊で十分対応できる。
網羅率100%を目指そうと思えばもっとテキストが分厚くなって勉強が大変になってしまうし、網羅率9割というのはかなりコスパの良いラインなのかなと考えている。
問題集



テキストを4~5周ほど繰り返し読み、ある程度理解できた所で問題演習に取り掛かった。
使用した問題集はコチラである。
以下では、この問題集のレビューを簡単に記していく。
繰り返し解けばテキスト内容がちゃんと頭に入る設計
本書籍は、上でご紹介したテキストと完全対応している問題集である。
だから、問題集で間違えた箇所はテキストに立ち返ってすぐ確認できるし、テキストに書かれていない範囲の問題は収録されていないので、わざわざネットで調べ直したり考え込んだりする手間を省くことができる。
しかも、問題の構成が良いために、何度も繰り返し解けばテキスト内容が自然と頭に入っていく。
だから、”FPの教科書”を気に入った方は、”FPの問題集”も購入するとスムーズに勉強を進められると思う。
別冊解答が秀逸
この本のいい所はもう一つある。問題集と分離できる別冊解答が本当にうまくできているのである。
- 〇×や1,2,3といった解答が赤文字で記されているため赤シートで答えを隠してずらしながらスピーディーに問題を解き進めていけるし
- 解答や解説の後に記されている”ポイント”(いわゆるまとめ)を読むだけで効率的に重要事項を確認できるし
問題集本体以上に解答が素晴らしいのである。
Amazonのレビューを見てみても、この問題集のテキストVer.は酷評が散見される一方で、問題集に関してはテキストが合わなかった方に関しても高評価を下しているみたいである。
私自身、テキストのフォントが合わなかったので”FPの教科書”に関する評価はあまり高くないが、”FPの問題集”に関しては(これを選んで良かったな^^)と感じるほど、正直言って気に入っている。
書店には教科書と問題集をドッキングさせたハイブリッド教材が販売されている。そうした本と相性の合う方も中にはいらっしゃるのだろうが、教科書は教科書,問題集は問題集として購入した方が充実した知識と解説を手に入れられるので、私としてはハイブリッド型はオススメしない。
実技は金財のもFP協会のも両方やろう
私がご紹介している問題集は、金財とFP協会の実技対策を両方こなせる書籍である。
皆さんが受検なさるFP試験は金財がFP協会どちらか一方のはずだが、問題演習の際は(時間に余裕があれば)両方の団体の問題を解いておくのを推奨したい。
問題演習は少しでも多くこなしておくに越した事はないし、(他の団体ではどんな問題が出題されるのだろう?)と興味本位でのぞいてみるのも面白いものである。
それに、実技の問題を解いてみて感じる問題との相性の良し悪しは今後FP3級から2級にステップアップする際にFP協会と金財のどちらに出願するかを判断する材料にもなると思うので、可能ならば両団体の実技問題演習をやっておき、多くの経験値を積んだ状態で試験本番に臨んで欲しい。
最後に
私がFP3級合格までに使用した参考書について述べたい事は以上である。
何か皆さんの参考になる内容があれば嬉しく思う。
コメント