私は現役北大院生サブスリーランナーである。
この記事では、今後もう二度とマラソン大会にエントリーしない3つの理由について解説していく。
現在フルマラソン2時間50分切りを目指している身であるが、サブ50は大会ではなく一人でタイムトライアル形式にて達成したいと考えている。
絶対にエントリーしたくない理由がここにはあるので、ランナーの方は是非ご覧になって頂きたい。
それでは早速始めよう。
Contents
今後マラソン大会にエントリーしない3つの理由
中止になっても基本的に返金されず、期待しては裏切られての繰り返しにうんざりしたから



まず最初は金銭的な話と精神的な理由である。
マラソン大会というものは基本的に、中止になっても一円も返金されないシステムになっている。
台風や大雨による中止はもちろんの事、土砂崩れによる交通網寸断であっても返金はない。
私は返金されない事に関して文句を言っているのではない。
本当は半額ぐらい返してもらいたいのだが、「何があっても返金しませーん(😝)」と書いてあるエントリー規約に同意した上で申し込んでいるのだからそもそも文句を言う筋合いすらない。
私が納得できないでいるのは、(今度こそ開催されるかな…!!)と期待して入金したのに、入金するたびにどんどん大会が中止になり期待を裏切られ続けているという事実についてである。
毎日毎日節約してやっとの思いで貯めたお金が一瞬にして無に帰す瞬間は何度経験しても身を引き裂かれる感覚があるし、期待しては裏切られ、期待しては裏切られの繰り返しには正直言ってもう疲れてしまった。
ストレス発散のためにランニングをやっていたはずが、この2年間でマラソン大会の開催可否に関する事柄が私の最大のストレス源になってしまった。
このストレスを発散するにはエントリー自体を辞めるしかない…という事で、私はもう二度とマラソン大会にエントリーしようとは思わないのである。
今までずっと思っていたが、多くの大会はなぜ頑なに参加者から集めたお金の使用明細を公開しようとしないのだろうか。
全て委員会役員の懐に入ってしまったからなのか、実際にはそんなにお金がかかっていないという事がバレたら困るからだとか、何か公開できない事情でもあるのだろうか。
ひた隠ししている運営サイドの姿勢にこちらも色々と邪推してしまう。
改めて聞きたい。



レースの際に集団を作れず、大会参加の旨みが目減りしてしまったから



実は、このコロナのバカ騒ぎの中でも実施されている大会がほんのわずかに存在する。
アールビーズが主催するトライアルマラソンや河川敷の小さなロードレースは昨年からずっとランナーに本気で走る場を提供し続けてくれている。
しかし、そんな貴重な場でも、”ウエーブスタート”という制度のせいで、周囲に同じぐらいの走力を持つ人間が固まらなくなってしまった。
「密を回避するため」というお決まりのフレーズで人々を分断した上、似通った走力ではなく申し込み順で同時刻にスタートさせているのである。
ウエーブスタートによってサブスリーやサブ50を目指す人と一緒にスタートできるのであれば、私もこのスタート方式を大いに歓迎するのである。
集団で走った方がタイムが出やすいし、自分が先頭に出てしまっても疲れたら他の人に引っ張ってもらえるからである。
しかし、走力別ではなくエントリー順にスタート時刻を固めたら、自分と同じぐらいのタイムを目指す人を見つけるのが非常に困難になってしまう。
私は2020年に札幌トライアルマラソン(ハーフ)に出走したが、エントリー順にウエーブスタートさせられたため、最初から最後まで終始単独走の辛い辛いレースであった。
私が高いお金を払ってまで大会に参加していたのは、一人では出すのが厳しいタイムを周囲の力を借りて出したいと思っていたからである。
だが、大会に出る旨みがなくなってしまった上、ただお金を支払っただけで終わってしまうかもしれないイベントになど、もう一円たりとも支払いたくない。
これなら北大の陸上トラックで毎月10000mタイムトライアルをやっていた方が何倍も何十倍もマシである。
おひとり様タイムトライアルであれば自分で中止にしない限り絶対に中止にはならないし、いつも貸し切りで使えているのため他のランナーの粗い吐息に煩わされずに済む。
いつまで経っても「新型コロナウイルス感染拡大防止のため」という嘘で開催を取り止めているから



最後にこれだけは言っておきたい。
いつまでも「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため」などとウソをつくな。
日本語は正確に使わねばならない。
正しく言うなら「開催したら世間体が気になるので中止に致します」であろう。
だいたい、世界で一番健康な人種であるランナーが集うイベントをなぜ中止にせねばならぬのか。
病気にかかりたくてもかかれないほど免疫力の強いランナーたちが病気をまき散らすと本気で思っているのだろうか。
もし本気でそう思っているなら救いようもないバカである。
私からは
- テレビを消して
- 新聞購読を辞めて
- ネットで事実とデータを客観的に見て
- 海外と比較して
- 冷静に自分の頭で考えてみろ
これぐらいしか言ってあげられない。
最近、まん延防止措置というふざけた対策を国がやり始めたが、そもそもなぜ感染症にかかってはならないのだろうか。
エボラ出血熱のようなかかったら致死率の高い病気ならまだ感染対策のし甲斐があるのだが、データを見るとコロナで死亡した”とされる人”は基礎疾患のある人ばかりだし、私の同世代(20代)に至っては死者すらいないからハッキリ言って何も怖くない。
インフルエンザは有症状者だけで一週間に数十万人もいたのに、コロナ陽性者は無症状者笑も含めてその10分の1程度である。
しかもインフルエンザより死者数が少ないときたから、インフルよりはるかにしょぼい病気になぜこれほど怯えねばならないかが私にはどうしても理解できないのである。
日本人の10人に1人が感染するほどの大流行だったけれども、大会運営スタッフはランナーから病気をもらって阿鼻叫喚になっていただろうか。(なっていないはずである)
新型コロナウイルス感染症拡大防止のためじゃないだろう。
開催したら世間から何を言われるか分からず怖いから中止にしたのだろう。
もし参加者の中から絶対に陽性者を出したくなければ、誓約書に”私は何があってもPCR検査を受けません”という項目を作っておくべきである。
コロナ陽性者はPCR検査で生み出されるのだから、PCR検査さえ受けなければこの世から新型コロナウイルス感染症とやらを容易に根絶できるのに。
今後マラソン大会に出場しない理由は以上である。
今まではマラソン大会での自己ベスト更新を目標に走っていたが、大会に出ないのであれば何か他に目標を考えねばならないので、現在考えている2つの案を以下でご紹介する。
今後何を目標に走るか
サブ50まではマラソンにうちこむ



私の中には(2時間50分を切るまではどうしても本気で走り続けたい)という思いがある。
別に2時間50分を切ったからといって誰かに自慢したいわけではないし、サブ50しても正直言って何の得にもならないとは思う。
しかし、一度決めた目標を目の前にしてすごすごと引き下がってしまうと、今後人生のふとしたタイミングで(何であの時クリアしておかなかったかなぁ…)と後悔してしまうハメになるのではないかと強く懸念しているのである。
事実、私は京大模試にて余裕でA判定をとって京大合格を目の前にしていたのに北大に進路変更して、北大入学後に胃袋に穴が開くほど(あの時京大を受けていれば…)と悩み苦しみ後悔した経験があるため、”ここで諦めてはダメだ”と直感が叫んでいる今、絶対に諦める訳にはいかないのである。
2時間50分を切ればもうマラソンはやらない。
マラソンではなく、トラック種目(3000mや5000m)に挑戦してみたい。
マラソントレーニングは非常に時間がかかるため、大学院での研究との相性が非常に悪いなと最近感じ始めた所である。
トラック種目で結果を出すためのトレーニングはどれだけ時間がかかってもマラソン練習の半分程度に収まるため、趣味の範囲内でランニングを継続するにはトラックに転向するのが良い選択肢なのではないかと思っている。
健康のために走るのもアリ



逆に、健康のためにゆっくりまったりと走るのもアリかなと思っている。
速く走ると心臓を酷使してしまって寿命が短くなっちゃう一方で、ゆっくりのジョギングであれば心臓に優しく最大限の脂肪燃焼効果が期待できるため細い体型を維持する事が可能である。
緑豊かな北大構内をキロ5分ぐらいでトコトコ走るのは何とも言えない爽快感がある。
ランニングに注いでいた情熱を大学院での研究に注げたら今の倍以上に研究が捗るだろうから、サブ50達成後は思い切って健康志向で月間200km程度走るぐらいでも良いかなぁと考えている所だ。
最後に
私が今後マラソン大会にエントリーしない理由は以上である。
イベント企画者には大変気の毒だが私にも我慢の限界があるし、中止になってばかりの大会にお金を注ぎ込み続けるほどの寛大さはまだ持ち合わせておらず、今後持ち合わせる予定もない。
さらば、マラソン大会。
今後は自己投資と浪費をもっと冷静に区別し、全力を注ぐべき所にピンポイントで最高のパフォーマンスを発揮していこうと思っている。
以上です。