【不器用なりに頑張った】大学一年次のキャンパスライフを17000字で完全再現しました

私は北大工学部の4年生である。

先日、大学の事務からメールが来て、私が無事に要件を満たして卒業できている事が確認できた。

卒業するために必要な単位数は120単位であるが、私は必須単位数ギリギリを攻め、121単位を取得して卒業するに至った。

一つでも単位を落とせばストレートで卒業できなかったため、全ての講義で単位を取得できた幸運を喜ぶとともに、嫌な顔一つせず過去問を融通してくれた周囲の仲間へ心から感謝したいと思う。

かめ
みんな、本当にありがとな。

卒論発表をしてきました

2021-02-08

 

無事に卒業できた記念として、私の4年間の大学生活をざっと振り返ってみる。

私は本当に不器用なためこの4年間で沢山痛い目にあってきたし、楽しい思い出よりも辛い思い出の方が圧倒的に多かったように思う。

だが、4年間トータルで振り返ってみると(そんなに悪くないんじゃないか)という感想を持っているので、記憶が鮮明なうちにブログ記事に書き残しておこうと考えたのだ。

4年間全ての内容をひと記事にまとめると膨大な量になってしまうから、4年間を4等分し、1年間ずつ我が足跡を紹介していく。

この記事では、私の一年次の生活を紹介する。

これから大学生活を始めようとしていて、(大学生活ってどんな感じなのだろう…?)と希望と不安が入り混じっている新一年生の参考になるよう記事を作成した。

私の失敗から得た教訓を、皆さんの成功の源にして欲しい。

皆さんが最高のキャンパスライフを送れることを願い、これから4記事に渡り、不器用なりに精一杯頑張ってきた私の生き様をとくとお見せする予定である。

 

それでは始めよう。

4月:強烈なホームシック・新歓失敗

ホームシック

4/1から一人暮らしを開始して、まず最初の夜に困ったのが強烈なホームシック。

私の実家は広島にあるので北大に通うために札幌で一人暮らしをさせてもらったのだが、遠く離れた海の向こうの地元が急に恋しくなってしまってベッドの中で思わず涙が出てきたのである。

  • テレビをつけてもカープの選手のCMは流れていないし
  • スーパーに行ってもカープの応援歌は流れていないし
  • 札幌には知り合いが一人もいないし
  • 光熱費節約のために石油ストーブを付けずに寝ようとしたら寒すぎて眠れなかったので

札幌生活一日目にして、早くも広島へ帰りたくて帰りたくて仕方がなくなった。

とはいえ、せっかく浪人までして入った大学を辞める訳にはいかなかったので、(これからは一人で生きて行かなくちゃ!)と自分を奮い立たせ、寂しさをこらえて強い心を養うことにした。

私と同い年で自活している人間など世間にごまんといるのだから、いつまでも寂しがっていてどうするんだよと少々無理に自分を鼓舞してその日はどうにか眠りにつけた。

また、4/5にクラスのオリエンテーションが予定されていたのをふと思い出したため、(そこで友達を作ればこの寂しさも幾ばくか軽減されるのではないか?)と楽観的に考えた。

寂しさを抱えているのはみな同じだと思うし、異郷の地で友人がいないのも条件は一緒なはずだから、寂しいもの同士でつるんでいれば、いずれは札幌生活が楽しくなるだろうと思ったのである。

 

4/5の朝、北大に入って最初の行事であるクラスオリエンテーションが行われた。

そして、勇気を出して近くにいた人へ片っ端から声をかけてみた結果、私の隣に座っていた男子(Hくん)が私と同じ広島出身であるという事実が判明した。

オリエンテーションの前は(友達できなかったらどうしよう…)と不安だったのにすんなりと友達ができてしまったし、さらにそいつは同じ地元出身だったという奇跡のような出来事。

Hくんも友達ができるか不安だったようなので、どうやら私とHくんはwin-winの関係を築けたようである。

ちなみに、私と同じくHくんも総合理系で、何と2年次からの学部・学科が同じ所になった。

更に驚くべきことに、4年次の研究室配属でも研究室が一緒になった。

地元が一緒で基礎クラスも一緒、学部学科が一緒で研究室まで一緒。

いったいどうした巡り合わせであろうか…?

 

Hくんと知り合えたのがきっかけで、私のホームシックは急速に改善傾向になった。

  • Hくんと広島弁で話したおかげで広島弁を忘れずに済んだし
  • 私の広島弁を面白がって話しかけてくれた学生と新たな交友関係を築けたし
  • クラスラインに入れてもらって過去問を得たおかげで試験対策が一気に楽になったし
  • 自分の頭では解決できない問題を相談できる賢い友人のおかげで高い移行点が見込めそうだったので

崩壊しかけていた私のメンタルは一気に修復され、大学生活に希望を持てるようになった。

余りの不安に体重が3kgも減ってしまっていたのだが、ストレスが軽減されるにつれて入学以前の体格まで徐々に回復していった。

北大にはこのようなクラス制度があり、北大に入学した全学生は必ずどこかのクラスに所属する。

コロナ騒動の今年はこうした対面でのオリエンテーションがあるか分からないが、もしあればそこで知り合いを作る事をオススメする。

高校までとは違い、大学では自分から行動を起こさないと友達一人作る事が出来ない。

もちろん相性の合わない奴と無理に付き合う必要はないけれど、知り合いが多いほどテストの過去問も手に入りやすいため、一年次(特に進路振分けのあるコースに入った人)は広く浅く交友関係を形成しておくことを推奨したい。

 

新歓失敗

私には、大学に入る前から目をつけていた部活があった。

それが北大馬術部である。

私がこの部活を気になっていたのは、小4から一浪の10年間乗馬をしていたためである。

自分は乗馬というスポーツに命をすくってもらった経験があり、

  • (大学生になっても乗馬をしたい!)と強く思っていたから
  • 毎朝馬に乗ってから大学に行ける馬術部があまりに魅力的に思えたから

この2つの理由で、入学前から毎日ホームページを訪問したり試合の動画を見たりと入部を真剣に検討していたのである。

クラスオリエンテーション実施日の夜、教養棟前で色々な部活がのぼりを掲げて新入生呼び込みに精を出していた。

そんな中で私が向かった先は、もちろん馬術部の新歓である。

他の部活に行く事なんて全く考えていなかったし、新歓で先輩から部活の様子を確認したらその場で「入部します」と宣言するつもりだった。

(馬術部ってどんな部活なのだろう?)とワクワクしながら、北大の18条門を出てすぐの「時館(じかん)」というお店に馬術部の先輩たちと歩いていった。

 

レストランに案内されて席に着くと、各テーブルで固まった一年生同士で自己紹介など軽く会話を交わした。

そして、ある程度話題が尽きると、今度は先輩に対して私が部活の様子を色々と尋ねる段になった。

  • 何時から部活が始まるんですか?
  • 餌やりの当番はどんな感じで割り振られるのですか?
  • 馬術経験者と未経験者の割合は何対何ですか?
  • ぶっちゃけ、馬術部ってブラックですか?

などなど、気になる事をどんどん質問していった。

私たちのテーブルに座った方は非常に素直な先輩(Kさん)で、「ブラックですか?」という質問にも「うん、ブラックだよ♪」と爽やかに返してくれて一同爆笑の嵐だった。

気になっていることを全て確認し、(馬術部に入っても大丈夫そうだ)と思ったので、ブラックだよ♪と返事してくれたKさんに

かめ
先輩、馬術部入ります!

と宣言した。

すると、Kさんは

Kさん
一度朝練を見学してみるといいかもよ

とご親切に仰ってくれた。

という事で、私は新歓が実施された週の週末に朝練を見学する約束をし、新歓でおごってくれた先輩たちに何度もお礼の言葉を述べ、暗い道のりをスキップしながら意気揚々と帰宅した。

これから始まろうとしている楽しい馬術部生活を考えるとついつい興奮してしまって、新歓に行った日の夜は全く眠れなかったことをよく覚えている。

 

オリエンテーションの翌日に入学式に赴き、その翌日か翌々日に馬術部の朝練の見学へ行った。

いきなり無断で厩舎に入ったらまずいだろうと思い、見学許可を得るために部室に顔を出すと、そこにはブラックだよ♪でお馴染みのKさんがいらっしゃり、それに加えて馬術部OBのNさんがいらっしゃった。(お二人は玄関で革靴の手入れをなさっていた)

私は新入りなので、新人らしく「おはようございます!」と述べながらお辞儀をすると、顔を上げた瞬間にNさんが「君の事は知ってるよ」とおっしゃったため、私は思わず腰が抜けそうになった。

どうやらKさんがNさんに私について色々と話したらしく、私を気に入ったNさんが私の情報をネットで調べた結果、

  • 私が過去に国体で優勝した経験のある事
  • Nさんと私が同じ中学・高校の出身である事

ここまで判明したようなのである。

オリエンテーションで出会ったHくんに次いで、馬術部で出会ったNさんも広島出身である。

しかもNさんは私と同じ中高出身だと分かったから、(どこかで神様が仕組んだのではないだろうか)と疑いたくなるほどの縁に驚愕せずにはいられなかった。

広島から北大に進学する人なんて本当に僅かなのに、こんな高確率で出会うなんてどうした事か。

”これはきっと馬術部に入りなさいって事なのだろうな”と、馬術部入部の決意がますます硬くなった。

 

朝練を見て、ここで馬術に没頭できたら面白そうだと思った私は、部室に戻って入部届を貰い、その場で記入し提出して家に帰った。

家に帰り、昼飯を買いに行こうと準備していると、朝練終了後に連絡先を交換したY先輩から

Y先輩
オレとKと3人でラーメン食いに行こうぜ

というありがたいお誘いを頂いた。

私は

かめ
ぜひ連れて行ってください!

と直ちに返し、馬術部の近所の美味しいラーメン屋さんに連れて行ってもらった。

美味しくラーメンを食べていると、急にY先輩が

Y先輩
ここだけの話…実はな、馬術部ってブラックなんやで

とおもむろに口を開き始めた。

ブラックな事は既にKさんから新歓で聞いていたので「知ってますよ」と答えたのだが、Y先輩の話によると、どうやら馬術部は私の想像以上に過酷な部活のようだった。

  • 授業があるのに馬術部のバイトへ行かなきゃいけない事があるし
  • そこで稼いだバイト代も全て部活の運営費用に回されるし
  • 口は出すけどお金は出さない老害OBがいるし
  • 夜のえさやり当番に当たった男子部員は部室に泊まって馬が逃げ出さないか見張っていないといけないし

ブラックどころではなく、私が数十分前に入った部活はブラックホールだったということがY先輩のぶっちゃけ話によって発覚した。

「これを知っていれば馬術部に入らなかったのに~」と冗談半分でYさんに言うと、「せやろ?せやから入部するまで黙っとったんやで」と鮮やかに切り返されて何も言えなくなってしまった。

 

私が総合理系ではなく学部別入試で大学に入っていれば、こんなブラックな部活でも根性で食らいついていっただろう。

しかし、私は総合理系だから行きたい学部へ行くために高い移行点を取らなくてはならないし、部活にかかりっきりになるのではなく勉強もしっかり頑張りたいと思っていたので、ここにきて(本当に馬術部に入って良かったのだろうか?)と自分の決断を疑うまでになった。

また、私は1年前期に自然科学実験というハードな授業を取らねばならず、Y先輩たちとラーメンを食べたその翌週にあった初回実験で課されたあまりの課題の多さを前にして、絶対に文武両道を体現するぞという信念、部活と勉強を両立する自信が木っ端みじんに砕け散ってしまったのである。

  • レポートは手書きだったし
  • レポートの提出期限は実験の一週間後だったし
  • 課題は全く意味が分からなかったし
  • そもそも実験中に実験ノートに書いた字が汚すぎて自分でも読めなかったし

私には馬術部と勉強を両立できる未来が全く描けなかった。

ということで、入部届を出したその翌週の週末、大雨が降っていた土曜日に私は馬術部の部室まで行き、何度も謝りながら入部を撤回して頂いた。

かめ
部活はやりたくて仕方がありませんが、僕には部活と勉強を両立できそうにありません

かめ
前期で十分高い移行点を取り、行きたい学部へ行ける見通しが立てば、後期から部活に入らせて下さい

泣きそうになりながらこのように申し上げて、前に書いた入部届を返してもらった。

 

入部届を撤回したごろには新歓も終盤に差し掛かっており、私が興味を持てそうな団体は既に新歓を切り上げてしまっていたため、私の大学生活は”大学生なら入っているであろう部活やサークルに一切所属していない”という、私が家で死んでいても誰も気づいてくれないような危機的状況になっていた。

馬術部に入る気満々で大学に入ったのに、馬術部どころかどこの団体にも入れていなかった。

その事を友人のHくんに相談すると、Hくんが北大広島県人会という団体を紹介してくれて、Hくんの紹介で私は滑り込みで県人会に加入できた。

ただ、県人会は大学祭でのお好み焼き屋台の出店をメインの活動に据えているため”自分の居場所”と言えるほどの団体ではなかったし、更にはテニサーや他のサークルみたいに年中活動しているわけではなかったので、私の新歓での立ち振る舞いは完全なる失敗という形で幕を下ろした。

新歓ではできるかぎり沢山の団体に顔を出し、少しでも多くの選択肢から自分に合った団体を見つけると良い。

なぜならば、私のように早い段階で一つの部活に絞り込んでしまったら、その団体に入る気がなくなった瞬間に詰んでしまうからである。

新歓では新入生がお金を払う事は基本的にないため、タダで飯にありつけると思って色々な団体の話を聞きに行くと良い。

もしかしたら大学に入る前には知りもしなかった興味深いサークルに出会えるかもしれないから、新入生の皆さんには新歓にどんどん行ってもらいたいと思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

馬術競技からマラソンに転向した北大工学院のM1|国体馬術競技優勝&8回入賞|10000m36’33”|マラソン2°47’50”|100kmレース10°19’17”|FP&日商簿記3級|英検準一級|TOEIC785点|ラン歴5年|乗馬歴10年|英語の学術論文3報(電気化学)|月間収益3,000円/2万PVのブログ運営中|コメントやご相談はTwitterのDMまでお願いします。