【ミソフォニア・HSP】音に敏感な受験生専用の合格を勝ち取る勉強方法

私は札幌に住む現役理系大学院生である。

一年の浪人を経て、総合入試理系(総合科学選抜群)に入学した。

難関大の入試を突破するにあたり、たくさん勉強する必要があった事は間違いない。

しかし、私は周囲の人間より遥かに音に敏感だったため、一般的な受験生より何倍も消耗しながら戦ってきたと自負している。

 

この記事では、音に敏感だった私が北大に合格できるぐらいの学力を身につけられた勉強法をご紹介する。

周囲の音に煩わされながら合格へ向かって戦っている過去の私のような受験生を応援したくてこの記事を作成したので、同じような悩みをかかえていらっしゃる方はぜひ最後まで見てもらいたい。

 

それでは早速始めよう。

私の症例

まず最初に、私がどういった音に敏感だったかを述べていく。

 

私が毛嫌いしており今でも嫌いなのは以下の2つの音である。

  1. 他人が鼻をすする「スンッ」「ズーッ」という音
  2. 他人が貧乏ゆすりをした時に靴底と地面が接触する「トントン…」という音

受験生時代にはこれらの音に対して胸に穴が開いてしまいそうなほどストレスを感じており、こうした音にイライラする気質は大学院生になった今でもさして変わらない。

とにかくこれらの音は聞きたくなく、完全集中モードに入っていない限りこれらの音が耳に入ってしまうと全ての作業が手につかなくなってしまうのである

かめ
学校や映画館など、人が多くいる密閉空間に行くのがイヤでイヤで仕方がありません。あまりに苦痛すぎて今まで誰とも遊んだことがなかったし、音が怖すぎて大学生になってもサークル旅行や研究室旅行に参加できませんでした。

 

鼻水をすする音が聞こえるだけでゾクっとしてしまう上、自分の近く(半径1m以内)で派手に鼻水をすすられたら嫌悪感から吐きそうになってしまう。

誰かの貧乏ゆすり音が耳に入るとついつい舌打ちをしたくなってしまい、たとえ貧乏ゆすりをしているのが友達であろうと一刻も早くその空間から離脱したくなってしまう。

鼻水をすすったりや貧乏ゆすりをしたりする音は多くの人間がスルーできるらしいが、私の脳はこれらの音をうまく処理する事が出来ないのである。

私の親はこんなに音に敏感じゃないみたいだし、(もしかして私は何かの病気なんじゃないか)と何度自分を疑ったことか…

 

音に敏感なのは精神病じゃなくて精神障害でした

(もしかしたら病気なのかも…)とは思いつつ、私は高2が終わるまで誰にも相談できないまま一人で悩み苦しんでいた。

そして、やはり聴覚過敏に悩まされていた高3のある時、私はネットで「鼻水をすする音が気になる」と検索してみた。

すると、私のようにストレスを抱えていらっしゃる方がたくさんいるという事が分かった。

  • 職場の隣の席が頻繁に鼻水をすするだから、毎日音を我慢してグッタリしている
  • あの音を聞くと、腸が煮えくり返りそうなぐらい怒りがわいてくる

など、私と同等、もしくはそれ以上に騒音と戦っていらっしゃる方の存在を確認できた。

 

更に調べてみると、私のように特定の音に対して激しい怒りや嫌悪感を覚えるのはミソフォニア(音嫌悪症)、もしくはHSPという一種の障害であることが分かった。

病気ではなく、精神に異常な偏りがあるという事であった。

病気ではないと分かって少し安心したものの、勉強する際に特定の音に対して非常に強いストレスを感じる状況には何ら変わりがなかった。

という事で、勉強中のストレスを和らげるため、私は自分専用の騒音対策を施して勉強することにしたのである。

音に敏感な受験生のための勉強法

ストレスで体中に湿疹ができ始め、(さすがにこれを我慢していたら死んでしまう)と思ったため、どうにかして迷惑な音をシャットアウトする方法はないものかと必死に考えた。

そして、

  • 学校
  • 予備校
  • 試験中

これらの場所・時間において楽になれる方法をいくつか思いついたのである。

以下ではストレス緩和メソッドを一つ一つ紹介していく。

 

学校

まずは学校におけるストレス。

  • 一教室にはおよそ40名の同級生がおり
  • 一分間に一度は誰かが鼻をすすり
  • 少なくとも一人は貧乏ゆすりをしている

このように、学校は私にとって圧倒的なストレス空間だった。

あまりにも辛くて学校をサボってしまった時も多々あったものの、これは席替えの際に席を窓際の最前列にしてもらってあっけなく解決した。

私のクラス担任は席替えを抽選形式でする人であり、席替えをする前に最前列の席を好きに選ばせてくれたので、私はいつも最前列の窓側の席を確保し、常にわずかに窓を開けておく事で騒音から解放されるに至ったのだ。

 

私が最前列の窓側を選んだ理由は2つある。

  1. クラスの前の方の席に座ると席が先生の近くになって学生は緊張感を持つようになり、緊張感を持った学生はなぜだか知らないがあまり鼻水をすすらなくなる(もしくはティッシュで鼻水をかむようになる)と経験的に知っていたから
  2. 窓の外から聞こえる音がクラス内の騒音を適度に打ち消してくれたから

この2つが最前列の窓側を選んだ理由である。

この席を選ぶのが良いよと誰かに言われたわけではなく、自身の直感が「最前列の窓側を狙え!」と叫んでいたので、席替えの際は先生の元へ電光石火で馳せ参じ、命がけで所望の席を確保するよう努めていた。

 

そんなゴールデンシートを確保しても、私の一つ後ろの席に鼻水をすする癖のある同級生が座った事が一度だけあった。

このときは、

かめ
申し訳ないけどティッシュで鼻水をかんでくれんか?オレ、その音めっちゃ気になるけん

と広島弁で頼み、鼻水をかむようにしてもらった。

幸運にも後ろの席の学生が優しい性格だったので万事円滑に解決し、おかげで高3時代の私は学校で心を落ち着けて生活できた。

鼻水をすする音で悩んでいる人もこうしてそっと頼んでみると解決する場合があるので、物は試し、「その音何とかしてくれないかな?」と優しくお願いしてみると良いと思う。

 

次に、家の中でのストレス。

私の家には専業主婦の母がいるのだが、母は家での生活時間が長く、常に鼻水をすすったりせわしなく動き回ったりしたので、私が受験勉強に集中するにあたって非常に厄介な存在だった。

「鼻水をかんでくれ」と何度お願いしても「もっと寛容になりなさいよ!」と逆ギレされて鼻水をかんでくれず、部屋の外から響き渡る”ドスドス”という足音は私の勉強ストッパーとしてどれほど貢献してくれたか分からない。

そんな厄介な騒音だったが、

  • 勉強中は耳栓をする
  • 音読主体の勉強法にする
  • を少し開ける
  • 誰も起きていない早朝に勉強する

この4つの対策によってどうにか勉強し続けられる程度には環境を整えられた。

 

まず、耳栓の効果は言うに及ばないだろう。

耳栓のおかげで人が鼻水をすする音はほぼ完全にシャットアウトされたし、同じマンションのどこかで飼育されている行儀の悪い犬の鳴き声もほとんど気にならなくなった

 

次に、音読主体の勉強法にした理由は、手を動かすよりも口を動かした方が集中できたからである。

口を動かすと自分の声がよく耳に入ってくるため、イライラする源となる雑音がかき消されたのである。

英語や日本史などの暗記系科目はもちろん、数学や物理など思考系の教科まで音読主体にして解答のストーリーを頭に入れるようにしていった。

最終的には手を動かして解けるようにするのだが、自分だけの力で解き切る前段階として音読勉強法は大いに私の役に立ってくれた。

 

また、窓を開けて勉強する事により家の中の雑音を打ち消すのに成功した

ミソフォニアの治療法の一つに”不快になる音よりもっと大きな音を聞き続ける事で不快感を軽減させる”というものがあるらしく、私は自然とその対処療法にたどり着いたようである。

 

最後に、そもそも騒音をたてる人が起きていない時間に起床し、何にも煩わされずに勉強できた

私の母は朝6時に起きるので、私は朝4時に起きて、母が活動を開始するまでの2時間をぶっ倒れるほど集中してガリガリ勉強した。

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予備校(浪人時代)

私は浪人生活の一年間、予備校にお世話になり、その予備校でも吐きそうになるほど騒音に苦しんでいた。

浪人生は生活リズムが崩れるから鼻が詰まりがちになってしまうし、そんな人たちに360°囲まれて長時間授業を受けるわけだから常にどこかでズルズル鼻をすする音が聞こえてくる。

予備校には学生の自殺を防ぐため、簡単に開けられるような窓が存在しない。

だから高校時代のような対処法は使えず、途方に暮れた私は”授業に出ない”という最終手段へうって出た。

 

授業時間は塾の屋上の静かな自習室で勉強し、授業が終わり自習室へ学生が集まる時間になると予備校のエレベーターホール前の机で太陽が沈むまで勉強した。

さすがに全ての授業に出なかったらチューターさんに怪しまれるため4回に1回ぐらいは授業に出席したが、予備校内での私の勉強場所は基本的に自習室かエレベーターホールであった。

授業に出ないせいで授業を受けている学生と差がついてしまう危険を認識していたものの、授業に出てストレスをためて自主勉強に集中できずテストで成果を発揮できない方が私は余程怖かったのである。

高額な授業料を支払ってくれた親には大変申し訳のない事をしたと思っているから、浪人時代にかかった予備校代(70万円弱)は就職後にきちんとお返ししようと思っている。

 

試験中

最後は試験中のストレスだ。

集中してテストを受けたいのに、鼻水をすする連中が隣にいると問題が手につかないのである。

試験中だから耳栓を使えないし、席を移りたくても”うるさいから”という事情じゃ「我慢しなさい」の一言で終わってしまうだろう。

こればかりは北大に合格するまで全く解決方法が思い浮かばなかったのだが、難しくて意味の分からない大学の試験を受けている最中にその解決法を突如として思いついた。

 

私が大学で受けた授業の一つに

  • 必修授業なのに評価が厳しく
  • もしその教科を落としてしまったら留年が決まってしまう

という恐ろしい講座があった。

そして、そのテストに臨んでいる最中は周囲の音が全く気にならなかったのである

点をかき集めなければ留年してしまうし、留年だけは避けたいから何としても答案に何か書こうともがき続ける。

そうして集中している間は無我の境地に立てたから、それ以降のテストでは(この試験に落ちたら大学をクビになるぞ)と自らを脅すことによって自分史上最高の集中力を意図的に発揮して試験中のストレスを全て帳消しにすることができたた。

 

今思うと、留年をかけたテストだけではなく、旧センター試験や現役・浪人時代の国立大二次試験は周囲の音が全く気にならなかった。

つまり、人生が賭かっていれば多少の雑音は気にならなくなるものなのだろう

常に命懸けで何かを行うのは現実的に不可能だと思うが、ここ一番の時は誰だって集中する事は可能である。

(試験で鼻水をすするヤツが近くだったらいやだなぁ…)と思った事のある人も、試験の時だけはあまり気にしなくて大丈夫である。

 

最後に

音に敏感な受験生のための勉強法は以上である。

 

”音に敏感”というだけで他の受験生にハンデがある学生の気持ちは本当に共感できるが、我々聴覚過敏者に遠慮してくれる優しい受験生など実際には存在しない。

一人でもライバルを減らすために大げさにページをめくって音を立てる人間もいるし、わざと鼻水をズルズルすすって集中力をかき乱してくる性格の悪い人間だって私は見たことがある。

そして、我々がそんな奴らに打ち勝つためには、奴らの何倍も努力して圧倒的な学力を身につける必要がある。

多少集中を乱されても合格ラインを突破できる実力を持っていれば試験本番で何も恐れる事はないので、音に敏感な受験生各位は私の勉強法をいろいろアレンジしてみて最強の学力をまとった状態で試験会場に足を運んで頂きたいと思っている。

 

以上です。

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