【大学受験】浪人を絶対におすすめしない3つの理由を浪人経験者が語ります

私は浪人経験のある現役理系北大院生である。

この記事では、受験浪人を絶対にオススメしない3つの理由について書いていく。

現役高校生は浪人覚悟で第一志望校に挑むことが多いように見受けられるが、浪人を経験した私からすれば浪人なんて絶対にして欲しくない。

世の中から一人でも浪人者数を減らすためにこの記事を作成したので、(浪人しよう)という考えが頭によぎった受験生はとりあえず最後までこの記事を読んで考え直してもらいたい。

 

それではさっそく始めよう。

浪人をオススメできない3つの理由

本当に辛いから

浪人生活はめちゃくちゃ辛いのである。

なぜなら、もう後がないという恐怖感と一年中戦い、現役時代より成績を上げなくてはならないというプレッシャーに打ち克つ必要があるからである。

現役合格した同級生がキラキラした生活を送っているのをSNSで見ればやるせなさでいっぱいになるし、自分が社会に何一つ貢献できていない無力感を覚えた時には予備校の屋上から飛び降りたくなる衝動に駆られてしまった。

”浪人が辛い”という事ぐらいは浪人経験のない人もご存知だと思う。

しかし、その本当の辛さは現役生の想像を絶するものがあるのである。

私はメンタルにかなり自信があったので、浪人が決まっても(まぁ、何とか耐えられるだろう)と高をくくっていた。

しかし、いざ浪人生活を始めると、1か月でメンタルが崩壊し始めた。

夏休みが明けてからは予備校の授業に行くのも辛いぐらいで、毎日本当にしんどかった。

 

浪人というのは宙ぶらりんな状態である。

高校生でもなく大学生でもない、何者でもないのが浪人生である。

何かを生み出すわけでもなく、ただただ学費と食費が消えていく。

全国の浪人生は、教科書と親への申し訳なさを抱え、毎日下を向いて予備校へ通っている。

予備校の1年間学費はおよそ60~70万円で、1年にかかる食費は30~40万円。

つまり、浪人しなければ払わなくても良かったであろう100万円が、1年間でじわじわ失われていくのだ。

私は親に全額支払ってもらえたが、(私がもし浪人しなければ親はこれだけのお金を老後の生活に使用できたのだ)と考えると、胸が張り裂けそうな思いになってしまった。

両親の顔を直視できないほど申し訳なく感じ、あわや「働こうと思う」と言い出しそうになったほどである。

 

浪人の辛さをなめてはいけない。

確かに浪人を経験すれば強靭なメンタルが得られるが、そんなものは浪人以外(たとえばスポーツなど)で養うべきである。

 

成績が上がるとは限らないから

浪人すれば誰でも成績が上がる、現役生の皆さんはそう思ってはいないだろうか?

私も同様に考えていたし、私自身、浪人して成績が上がったので、(えっ浪人すれば成績上がるんじゃないの?)と当然のように考えていた。

だってそうじゃない?浪人生は現役生より1年以上多く勉強するのだから、現役時代より成績が上がって当たり前じゃないか。

多くの浪人生もこのように思ってるようだが、現実はそううまくいかないのである。

 

確かに、浪人すれば成績は上がる。

しかし、それはちゃんと勉強した場合に限定される。

  • 予備校の授業に出席し
  • 疑問点を解決し
  • 予習復習をしっかりこなし
  • 授業以外でも自主勉強をしっかり行う

浪人生が皆ここまでやっているのであれば、浪人すれば確実に成績は上がるだろう。

一方で、浪人生活は非常に長丁場なため、ほとんどの人間は途中でだらけてしまい、受験までイーブンペースで勉強することができず、第一志望校合格レースから次々と脱落してしまうのである。

予備校の進路指導の方から聞いた話だが、浪人して成績が上がるのは全体の2割程度らしい。

6割の人間は現役時代と成績が変わらず、残りの2割はむしろ成績が落ちてしまうみたいである。

「おいおい、成績を上げさせるのが進路指導の方のお仕事だろう」とツッコミたくなったものの笑、とにかく現実は非常に厳しいようだ。

したがって、安易に浪人を選択すると、後で地獄を見ることになりそうである。

 

浪人時代は高校時代より自由度がある。

授業に出なくても特に怒られはしないし、昼休みにコンビニでご飯を買うのも可能である。

男子校や女子校に通っていた人からすれば小学校以来の共学となるし、誘惑の対象が一気に増加するため勉強するモチベーションも低下しやすくなる。

そんな中で淡々と勉強する事が如何に難しいか…多くの人間が成績アップできないのも頷ける話である。

ちなみに、予備校生活で恋人を作ったら、男子側の第一志望校の不合格確率は90%以上にまで高まるらしい。

女子は恋人関係を上手に勉強のモチベーションとすることができるよう一方、男子はサルなので女子の事しか頭に浮かばなくなってしまうのである。

私が通っていた予備校でも沢山のカップルがめでたく誕生した。

しかし、3月に笑顔を見せたのは、一人ぼっちで泰然と勉強し続けた私のような陰キャばかりだった。

 

大切な10代最後の時間が失われてしまうから

高校を卒業する時、大半の人間は18歳だろう。

そして、そのままストレートで浪人すれば、大学に通い始めるのは最短で19歳からである。

大学受験をするために高校生の間も必死に勉強していたとすれば、人生において、何からも解放されて自由気ままに青春を謳歌できる10代の期間は19~20歳だけとなる。

10代と言うのは心身共に最も充実した期間なのに、そんな大切な期間を机の前で過ごすというのは本当にもったいない話である。

体力は大人になっても向上させられるが、感受性を育むには若ければ若いほど良いのである。

美しいものを見て素直に美しいと思い、面白いものを心の底から愉快に思う…そんな能力が最も高められるのが10代の間なのである。

私の経験上、浪人すれば感受性が損なわれてしまう

私は浪人時代に無気力・無関心・無責任の三無主義に陥ってしまい、それから脱却するのに2年を要した。

 

大人には大人の楽しみがある。

しかし、若さと体力と感受性を存分に活かした10代の時にしかできない楽しみ方もある。

そんな楽しみ方ができるのは、文字通り10代の間だけなのである。

後になって後悔しても遅いのだ…過ぎた時間は永遠に戻ってこないのだから。

若さは代えがたい特権である。

最近は少子化傾向にあるため、ただ”若い”というだけで周囲の人間から可愛がってもらえる。

しかし、浪人で1年を棒に振れば、社会でチャンスを貰えるはずの1年間を永遠に失ってしまうのである。

私も10代の間はこの事実に気が付かなかったが、大学4年生(23歳)になって少しずつこの事が分かってきた。

 

話は脱線するが、私が大学1年生(19歳)の時は徹夜で飲み会しても翌日の1限の授業に元気いっぱいで出席できていた。

しかし、大学2年生(20歳)になるとお酒を飲むのですらしんどくなり、徹夜はおろか、22時過ぎには眠くなって寝てしまうようになっていった。

このように、10代と20代では体力の充実度合いが全く違うのである。

これから大学に行く高校生たちには、10代のうちにしっかりと飲み会を楽しんでおくようココで忠告しておく。

 

以上が浪人をすすめない3つの理由である。

最後に、ここまで読んでも第一志望を譲らない強い心の持ち主へ、私からエールを送ろうと思っている。

 

第一志望にどうしても行きたいなら浪人もアリ

  1. 浪人を恐れて第二志望を受ける
  2. 浪人覚悟で第一志望を受ける

この2つから一つの選択肢を選び取る場合、短期的に後悔が少ないのは①の方である。

しかし、生涯を通して後悔しない道は間違いなく②である。

どうしてそう断言できるのかというと、私自身が人生に後悔を残さないために浪人覚悟で京大へ突っ込み、それに対して1mmも後悔していないからである。

私が浪人の道を選んだのは、たとえ浪人するとしても当時の第一志望だった京都大学に行きたかったからである。

  • 見るからにカオスな大学祭
  • 圧倒的自由なあの校風
  • 京都での華やかなキャンパスライフ

これらに対する憧れから、私は(たとえ浪人する事になったとしても)京大を受験し、何としても京大生になりたいと思ったのだ。

結果は残念ながら不合格となってしまい、おまけに浪人生活の途中でモチベーションが切れてしまったため京大生になる事は叶わなかった。

 

しかし、現役時代にビビって志望校のランクを下げなかったおかげで、“オレはあそこで逃げなかった”という何か自信のようなものを得ることができた。

だから、浪人覚悟で突っ込んだ高3の時の選択に後悔はない。

むしろ、勇気ある決断した自分自身を誇りに思っている。

強がりなどではない。、あの時逃げなくて本当に良かったと思っている。

不思議なもので、京大には行けなかったのに、北大4年生になって配属することになった研究室には京大大学院を卒業した先生がいらっしゃった。

そして、その先生のコネで、全国各地の京大出身研究者から色々な事を教えてもらい、最先端の研究をさせて頂いている。

このような縁は、京大から逃げずにアタックしたおかげで引き寄せられたのだろう。

人生何があるか分からない。だから、その時々でベストだと思う選択をし続ける事が、人生を楽しむ秘訣なのだろう。

【研究室】京大卒の先生の元に配属されるとこうなります|圧倒的自由と無限の可能性

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まとめ

浪人をオススメしない記事なのにこのような形で終わるのは何か変な気持ちもするが、とにかく浪人は辛いのでオススメしない。

成績が上がる確証はないし、大切な10代最後の時間を失ってしまうのは人生において大きな損失である。

ただ、浪人によって“自分は逃げなかった”という自信を得られる場合があるため、浪人する事を一概に否定するかといったらそういう訳でもない。

浪人してでもつかみ取りたいものがある人は浪人覚悟で特攻すればいいと思うし、たとえ第二志望でも大学に入ってから頑張ればいいやと考える人は安全圏の大学を受けるのが得策であると私は考えている。

 

以上です。

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