【大学受験】北海道大学総合理系を志望校にした理由

私は、2017年3月に総合理系に2位で合格した現役北大生である。

この記事では、私が北大の総合理系を志望校として選んだ理由を解説していく。

ただ漫然と理由を説明してもつまらないため、以下では

  1. 北大を志望校にした理由
  2. 総合理系を選んだ理由
  3. 総合科学選抜群を受験した理由

これらを順番に説明する。

受験校を迷っている受験生にピッタリの記事に仕上げたつもりなので、受験を控えている方はぜひ最後まで目を通してもらえたらいいなぁと思っている。

 

それでは始めよう。

北大を志望校にした4つの理由

私が北大を志望したのは以下の4つの理由である。

  1. 北海道が大好きだったから
  2. 重度の花粉症から解放されたかったから
  3. 自分の力でゼロから開拓して見たかったから
  4. 旧帝大の中で入試問題との相性が一番良さそうだったから

一つずつ順番に解説していく。

 

北海道が好きだったから

まず、私は北海道が本当に好きだった。

47都道府県の中で、自分の住んでいる広島の次に好きな所が北海道だった。(もしかしたら広島より好きだったかもしれない)

なぜそんなにも好きだったかと言うと、小さい頃に親と一緒に行った旭山動物園が楽しすぎたからである。

フワッフワで可愛いしろくまが自分のすぐ目の前にいるのを目にしたり、ペンギンに手を振ったらなぜか手(羽)を振り返してくれたりと、旭山動物園は動物好きな私にこの上なく幸せな時間を提供してくれたのである。

 

それに加え、旭山動物園で親から買ってもらったしろくまのぬいぐるみに本当に助けられたのである。

小学生当時、私は学校で太り気味の体型の事で周りから酷いいじめを受けていて、学校で起こった辛い出来事をしろくまに話して聞かせ、さらにしろくまをぎゅっと抱きしめる事で、どうにか心の平穏を保っていた。

私の心の支えとなってくれたぬいぐるみを買ってもらえたのが北海道だから、私は北海道が大好きである。

そのぬいぐるみが中国産だろうと何だろうと関係ない…私は北海道が大好きなのである。

 

花粉から逃れたかったから

私は鼻炎に加え、スギやヒノキの花粉に対して重度のアレルギーを示す体質である。

毎年花粉症の季節がやってくるのが本当に憂鬱であり、花粉シーズンが到来すると鼻水や涙がナイアガラの滝のように流れ出ていたのである。

そんな私にとって、北海道は楽園である。

北海道にはスギやヒノキが生えておらず、花粉もほとんど飛んでいないと聞いたので、大学生になって広島を出るなら絶対に花粉の飛んでいない場所に行こうと思って北海道に行くことにした。

 

実際に北海道で4年間暮らして分かったのは、北海道にもシラカバ花粉というものが飛んでいるという事だ。

私はシラカバ花粉にもアレルギーを示すようで、毎年4月下旬~5月中旬になると鼻がムズムズかゆくなる。

しかし、日頃からしっかりと運動(ランニング)をしているおかげか、広島で暮らしていた時よりアレルギー反応が穏やかであるように思う。

本州で暮らしていた時は地獄だったから、北海道で生活できて私は非常に幸せである

 

自分を知っている人が誰もいない所でゼロから開拓してみたかったから

私には親戚や知り合いがいるのだが、彼ら(彼女ら)は皆、関西や関東に住んでいる。

同じ高校から北海道に行く奴も全く見当たらず、受験生だった当時、私は北海道に知り合いがいない状態だった。

そして、私は自分を知っている人が一人もいない場所で、人間関係やポジションなど、あらゆることをゼロから開拓してみたかった

高校までは周囲の人間に色々と支えてもらっていたので、自分の力は如何ほどかを知るために試される大地・北海道に行こうと思ったのである。

 

実家の広島と北海道は直線距離で1,300km以上離れており、仮に私が困難に直面しても私の親はそう簡単に私の元へ駆けつけることができない。

だから、北海道で暮らしていれば、自分一人で生きていけるサバイバル能力が自然と身についていくだろうと考えた

私は周りの人に甘える習性があったため、関西や関東の大学へ行ってしまったら自立することができないかもしれなかった。

北大入学と共にランニングを始め、自分自身を徹底的に苛め抜くことで、フルマラソンで3時間を切ったり100kmマラソンを完走したりする等ぐんぐんタフになっていっているので、着々と開拓者精神が育って行っていることを実感する今日この頃である。

 

入試問題との相性が良かったから

現役時代、京都大学農学部に不合格となり、浪人するにあたり、志望校をもう一度考え直すことにした。

そして、志望校を考え直すために予備校へ置いてあった旧帝大の赤本を借り、直近の問題を時間無制限で解いてみた所、どうやら自分には京大より北大の問題の方が向いているんじゃないかと感じたのだ

各大学の過去問の印象は以下の通り⇓

  • 東大:解けるけど時間が全く足らない
  • 京大:ウザい
  • 阪大:ウザい
  • 東北大:面白い
  • 名大:む、むずかしいっ!
  • 九大:素直だなぁ
  • 北大:好きっ!

この中で北大の問題が一番簡単だったことは間違いないが、素直さや基礎を重んじている感じが問題からビンビン伝わってきたため、”自分は北大に絶対にフィットする”と確信するに至ったのだ。

現役時代、私は京大農学部A判定だった。

それぐらいの学力があったから、東大以外の大学の問題はあまり難しく思わなかったし、東大以外の旧帝大の問題を解いても合格最低ラインぐらいは超えていた。

ただ、東大の問題は私に全く合わなかった。

時間は足らないし、計算量は多いし…絶対受けてやるものかと私は心に誓った。(多分東大の方が私なんかお断りだろうけど笑)

 

最終的には北大と東北大で受験校を迷った。

どちらにしようか迷っていたのだが、結局は北大に照準を合わせることにした。

どうして北大を選んだかというと、北大の総合理系を選べば入学時に学部を絞り込む必要がないためである。

ということで私は北大の総合理系を受験して合格したのだが、次の章では北大の中でも総合理系を選んだ理由を解説していく。

総合理系を志望した3つの理由

私が総合理系を選んだのは、以下の3つの理由である。

  1. 大学受験の段階では行きたい学部を絞り込めていなかったから
  2. 大学に入っても一生懸命勉強する必要のある環境に身を置きたかったから
  3. 実は文転する事も視野に入れていたから

一つずつ解説していく。

 

とりあえず大学に入って落ち着いてから行きたい学部を決めたかったから

浪人というと時間があるように思われがち。

私の場合も例に漏れずかなり時間的余裕はあったのだが、いかんせん心の余裕が全くなかった

現役時代にA判定で不合格になっていたから自分に自信を持てなかったし、もう後がないという恐怖に苛まれて常時泣きそうな感じだった

そんな状態だったから、行きたい学部をのんびりと決めるなんて全くできず、(工学部にしようか、それとも理学部にしようか)というほどの漠然とした考えしか持っていなかった。

 

いよいよ受験が迫ってきて、否が応でも受験学部を決めねばならない時期がやってきた。

北大に提出する書類を準備する段階でもまだ心が決まっていなかったので、とりあえず所属学部は北大に入ってから決めようと思った

北大で大学に入ってから学部を決められるのは総合理系だけなので、私は必然的に総合理系を選択する事になったのである。

大学に入る前から学びたい分野が明確に絞れていたならおそらく東北大を受験しただろうが、受験生時代に分野を全く絞り込めていなかったため、総合理系に入って落ち着いてから学部選びをする事にした

かめ
結果的に、落ち着いて学部選びをして大正解でした。大学入学前は土木系か地学系に何となく興味があったのですが、大学に入って色々調べてみると材料系に一番興味がある事が分かったからです。

 

自らを勉強せねばならない環境におきたかったから

私はもともと勉強するのが好きなタイプであり、大学に入ってもちゃんと勉強し続けられる自信はかなりあった。

しかし、一人暮らしはあまりにも自由過ぎるため、大学受験の反動でずるずると堕落してしまうのを大いに危惧していた

将来は研究者になりたいと漠然と思っていて、研究者になるためには日常的に勉強する癖をつけなければならない

大学に入っても勉強し続けるには、勉強し続けなければならない環境に身を置く必要がある…私はそう考えていた。

 

総合理系はそんな私にうってつけのシステムだった。

2年次から移行する学部・学科へは成績順に振り分けられるし、良い成績をとるためには必死で勉強する必要がある。

もし少しでも気を抜いてしまったら移行点獲得レースからすぐに脱落してしまうし、これなら勉強癖を付けることができる。

そうだ、私には総合理系しかないじゃないか…という事で、私は総合理系の門を叩いたのであった。

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実は文転する事も選択肢にあったから

大学入試において私は理系科目より文系科目の方が好きだったから、(もしかしたら私は文系向きなんじゃないか)と考えたことが頻繁にあった。

家族や友人など、周囲の人間の誰に聞いても私は理系タイプらしいのだが、私自身は理科よりだんぜん日本史や英語の方が好きだったため、周囲には理系に行く事を公言しつつも心の中では文系に行くことも否定的ではなかったのだ。

総合理系のシステム上、文系に移行する事は可能である。

学部入試で理系に行ってしまったら文系に進学する事は叶わぬ願いとなるため、大学1年次まで文系に移行する選択肢を残すためには総合理系へ行くのが最適解だったのである

かめ
親に「文系に行きたい」と言うと、「文系の勉強なんて本を買えば出来るだろう」と言われてしまいました。私が思う文系の勉強とは、本を読むだけではなく、本を読み、その内容について一緒にディスカッションすることによって様々な視野を獲得する所までを指しているのですが、その事は何度言っても親には理解してもらえませんでした…

 

以上が総合理系を選んだ理由である。

これからは、総合理系の中でも総合科学選抜群を選んだ理由を解説していく。

総合理系に入るためには

  • 数学重点選抜群
  • 物理重点選抜群
  • 化学重点選抜群
  • 生物重点選抜群
  • 総合科学選抜群

これら5つの選抜群から一つを選んで受験する必要がある。

以下では、私が総合科学選抜群を選んだ3つの理由についてしっかり解説していく。

総合科学選抜群を受験した3つの理由

重点をかけた科目で失敗した時のリスクを考慮したから

私は極度の心配症である。

飛行機に乗っていても(もし墜落してしまったらどうしよう)と考えてしまうし、車を運転する時は車とすれ違うたび(対向車がぶつかってくるんじゃないか)と恐怖で冷や汗をかくほどだ。

そんな私だから、どれか一つの科目に傾斜配点をつけることは恐ろしくてできなかった。

  • もしその科目で失敗しちゃったらどうしよう…
  • 傾斜配点をかけなかったら受かっていた、なんて事になったら絶対に後悔するだろうな…

このように考えたため、どれか一つの科目に重きを置く重点形式での受験は恐ろしくて選べなかったのである。

かめ
中には二次試験で一発逆転を狙っている受験生もいるでしょうし、そんな人には重点形式での受験がもってこいでしょう。しかし、重点形式での受験では、重点をかけた科目で失敗してしまったら不合格へ真っ逆さまとなるリスクをはらんでいるので、重点をかけるかかけないかは本当によく考えて判断して下さいね。

 

定員が一番多いから

総合科学選抜群は、5つの選抜群の中で最も定員が多い。

しかも、私が受験する前年度の倍率がかなり高かったため、今年は絶対に倍率が下がるだろうと考えた。

定員が多く、倍率が低い…これはつまり、5つの選抜群の中で一番受かりやすいという事である。

私は一刻も早く浪人を脱却したかったため、一番受かりやすそうな総合科学選抜群への出願を選択したのである。

実際、私が受験した年は総合科学の倍率が一番低かった。私の目論見はズバリ的中したのである。

 

全科目得意だったから

これを言ってしまうとおしまいな気がするが、実は私、全教科得意だったのである

国語以外はセンターで9割取れていたし、浪人時代は河合塾の全統記述模試において英数物化4科目で偏差値65を切ったことが一度もない。

全教科得意だったから、どれか一つの科目に重点をかけるなど(失礼ながら)そもそも必要なかったのである。

むしろ、数学や理科は満点を狙って受験したため、(重点なんかどうでもいいわ、現役生どもを蹴散らして首席で合格してやる)と意気込んで二次試験に挑んだのであった。

かめ
実際には次席での合格でした。1位とは6点差だったため、本当に悔しいです。この悔しさがあるからこそ、大学4年生になっても勉強を頑張り続けられているのだと思います。いつかどこかで1位をもぎ取るため、日々泥臭くやるべきことを積み重ねています。

 

最後に

私が北大の総合理系を志望した理由は以上である。

志望校選びに迷う読者さんの助けになれば本当に嬉しいです。

 

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馬術競技からマラソンに転向した北大工学院のM1|国体馬術競技優勝&8回入賞|10000m36’33”|マラソン2°47’50”|100kmレース10°19’17”|英検準一級|TOEIC785点|ラン歴5年|乗馬歴10年|英語の学術論文2報(電気化学)|月間2万PVのブログ運営中|コメントやご相談はTwitterのDMまでお願いします。