【親御さん、お願いです】大学受験を乗り切るために受験生の親御さんへお願いしたい事

私は、2017年3月に北大総合理系に2位で合格した現役北大生である。

この記事では、受験生の親御さんへお願いしたい5つの事を書いていく。

現役・浪人と2回の受験を経験した私にとって、親の存在は善かれ悪しかれ受験の結果を左右した。

この記事は(受験生時代の私の両親がこうだったらよかったのになぁ…!!!)という心の叫びを文字起こししたものなので、この記事を見た受験生はこの記事を両親に見せると生活環境が改善される見込みがあるし、この記事を見た受験生の親御さんは受験生の気持ちが前よりもっとよく分かるようになると思う。

 

それでは始めよう。

頑張れって言わないで下さい

受験生はもう十分頑張っている。

志望校へ合格するために毎日必死に勉強しているし、各方面からのプレッシャーに何も言わず耐えて耐えて耐えまくっている。

これ以上頑張れない状態で「頑張れ!」と言われると(言われなくても頑張っとるわ!)とイライラしてしまうし、(これ以上頑張れって言うのかよ…)と心が落ち込むことだってある。

だから、受験生の親御さんには、受験生に向かって軽々しく「頑張れ!」とエールを送る事は自粛して頂きたいのである。

 

もし受験生を応援してあげたい場合は、「頑張れ!」ではなく「応援しているよ」「あなたなら大丈夫」といった言葉が良いだろう。

受験生がこれらの言葉を聞くと受験生がよほどひねくれていない限り嬉しくなるだろうし、(だったらもうちょっと頑張ってみようかな)と前向きな気持ちにさせられるものだ。

限界に挑戦し続けている受験生は非常に繊細であり、少しの心の乱れでその日の勉強が手に付かなくなるなど当たり前に起こりうる。

受験生がピリピリしているのも受験が終わるまでだから、受験生の親御さんは寛大な心で受験生を見守って差し上げて下さい。

私の母親は応援の言葉として「頑張れ」しか知らなかった。

私自身は十分頑張っているつもりだったから、心を乱されないために「もう応援しないで下さい。応援するなら”応援しているよ”と言って下さい」と母に告げた。

すると、母は一気に不機嫌になり、「アンタは何様のつもりなのよ!!誰にお金出してもらっていると思っているのよ!!」と怒り出した(母は韓国ドラマを毎日見ており、その影響で感情を抑えることが非常に苦手なのである)。

こういったやり取りが何遍もあり、その都度勉強がストップしてしまったので、受験生の親御さんが”頑張れ”と言わないでいてくれると受験生側は非常に助かるのです。

 

試験の出来を聞くのはやめて下さい

試験の受験費を出しているのは確かに親である。(それは間違いない)

しかし、だからと言って、試験の出来を根掘り葉掘り聞くのは本当にやめて欲しい

こちらは試験を受験するたび精神が擦り切れるのだし、試験の出来が良ければまだいいのだけれど、出来が悪かった場合は「悪かった」と口にするだけでも心が落ち込んで泣きたくなってしまうのである。

過ぎてしまった事に関してガミガミ怒ってもどうしようもないでしょう…既に降参しているのに怒るなんて、あまりにも酷だと思いませんか?

 

受験が終わったら受験費ぐらいナンボでも返して差し上げます。

良い大学に受かったら、親孝行なんていくらでもして差し上げられます。

だから、受験生の親御さん、今はぐっとこらえて我慢して下さい。(今だけでいいです)

試験の出来が悪ければ受験生はお尻に火がついて死ぬ気で勉強するでしょうから、親御さんから発破をかける必要は一切ございません。

私が小学校を卒業するまで、私の母は塾のテストの度に私にテストの出来を根掘り歯掘り聞く習性があった。

そして、大抵の場合、私は母の希望する点数を獲得できていなかったので、毎回のテストの後にこっぴどく叱られていた。

叱られ続けたおかげで私のメンタルが崩壊し、勉強が手につかなくなってしまったところで、ようやく私の母親が”こんなことで叱ってはダメだ”と気が付いたのである。

もしずっと叱られていたらPTSDになっていただろうから、受験生の親御さんには子供の将来を壊さないためにも受験生をできるだけ叱らないようお願いします。

 

おいしいご飯でエールを下さい

受験生活で受験生の気分が上がる瞬間は2つある。

一つ目が模試で良い成績をとれた時、そしてもう一つがおいしいご飯を食べた時である。

恋人がいる受験生に関してはその限りではないが、受験生の生活は非常に単調で、喜びの少ない日々である。

幸福度の少ない生活においしいご飯が加われば、受験生のQOLは言葉に表せないほど改善するのだ。

 

手作り料理だとめちゃくちゃ嬉しいが、冷凍食品でも宅配料理でも十分満足である。

我々に必要なのはとにかくおいしい料理なのだ。

笑顔はお金で買えないという説もあるが、そんなの真っ赤なウソである。

美味しい食事を頬張れば、我々受験生の笑顔は一瞬にして形成される。

私の母は料理が嫌いだが、それにもかかわらず毎日料理を作ってくれた。

ただ、母から”私が料理作ってあげているのだから感謝しなさいよ”と口うるさく言われたため、ある時私から「じゃあもう作らないでいいので食事代だけ頂きます」と言って、一日二回の食事を全てコンビニ食へと移行させてもらった。

母は自分の仕事がなくなってしまったので非常に寂しそうに見えた。

だが、こちらとしては小言を言われずに済むようになったため本当にスッキリしたものである。

かめ
食事作りがストレスになる親御さんは、無理して料理を作る必要はありません。お子さんにお金を渡し、お子さんの食べたいものを食べさせてあげて下さい。そうした方が親も子もハッピーですし、受験生の敵である家庭内トラブルを生まずに済むでしょう。

 

滑り止めを受けさせて下さい

受験生(特に現役生)は無謀な生き物なので、受験校を国立一本に絞って合格を勝ち取ろうとする傾向がある。

親からすれば受験料の節約になるため非常にありがたい話だと思うだろうが、一本勝負に挑んで無事に浪人生となった私からすれば国立一本勝負はもはやギャンブルにしか思えない

たとえ学力が絶対安全圏でも、本番に何が起こるか分からないのが大学受験の恐ろしい所。

事実、私は京大実践模試(秋)で京大農学部Aだったのに、受験校を京大一本に絞って臨んだ京大本試ではなんと不合格になってしまった。

私は現役時代に京大一本に絞って受験に臨んだが、自ら背水の陣を敷いたことで受験前は自分でも信じられないほどの集中力を発揮することができた。

センター試験を受けてから二次試験に臨むまでの40日間は毎日12時間平気で勉強することができていたし、過去問と格闘する中でどんどん実戦力が上がっていくのを実感していた。

しかし、その力が本物なのかどうか確かめるべく滑り止めを受験すればよかったのに、私はそれをせずに京大へ特攻してしまった。

自分の力が受験で全く通用しないと分かったのは京大に落ちた後である…滑り止めを受験して受験というものを肌で体感しておけば良かったと心から後悔している。

 

滑り止めとして私大を受けるのは全く恥ずかしい事ではないし、国立大合格をもぎ取るため計画的に受験するのだからむしろ賢い戦略だと言える

国立大受験前に自信の学力レベルに相応しい私大を受験できれば受験慣れという大きなアドバンテージを得ることができるし、そこで合格を勝ち取ることができれば二次試験での心の落ち着き方が全く異なってくる

私大の受験には一校当たり数万円の費用が掛かる。

しかし、それで浪人を回避できるのならば、こんな安い買い物はないだろう。

 

かめ
親御さんにお願いがあります。どうか、滑り止めを受けさせてあげて下さい。1校や2校でも構わないのです。国公立大入試の前に受験生を受験慣れさせてあげて下さい。宿泊費がかかるのがダメであれば共通テスト利用入試という形の入試もあるので、前期試験に挑む受験生に合格体験をプレゼントしてあげて下さい。

 

受かったら一緒に大喜びして下さい

受験生は文字通り、命懸けで合格を勝ち取りにいっている。

時々家族に心配をかけてしまう事もあるだろうし、ピリピリした雰囲気を家庭内にもたらしてしまう事だってあるかもしれない。

受験が終わるまで散々迷惑をかけるに違いないし、すごくわがままなお願いだとこちらも重々承知しているけれど、合格した時はどうか一緒に大喜びして欲しい。

受験生による一番の恩返しは合格を勝ち取る事だから、親御さんにはこれでもかと喜んでもらいたいのでございます。

 

合格した時に一緒に喜べば、親御さんの今までの我慢は全て解消されるでしょう。

なぜなら、子供の喜ぶ顔ほど親を癒すものはありませんからね。

親御さんが喜べば喜ぶほどお子さんも(頑張って良かった)と思うでしょうし、ここで生まれた親子の絆は10年後も20年後もずっと親子にとって心の拠り所となってくれます。

受験は親子双方にとって人生の一大イベントなので、このイベントを良い形で終えることで最高の親子関係も築くことができたらいいものですね。

 

以上です。

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馬術競技からマラソンに転向した北大工学院のM1|国体馬術競技優勝&8回入賞|10000m36’33”|マラソン2°47’50”|100kmレース10°19’17”|英検準一級|TOEIC785点|ラン歴5年|乗馬歴10年|英語の学術論文2報(電気化学)|月間2万PVのブログ運営中|コメントやご相談はTwitterのDMまでお願いします。