【研究室】京大卒の先生の元に配属されるとこうなります|圧倒的自由と無限の可能性

私の通っている北大工学部では、学部4年生になる時に研究室配属が行われた。

そして、日頃の行いが良かったため、大学2年生の冬から行きたいと思っていた研究室に配属された。

更に運の良い事に、この先生の元で頑張りたいと強く願っていた先生を指導教員として仰ぐことになった。

どうしてその先生の元で研究したかったかというと、2年生の冬に受けたその先生の授業が大学で受けた講義の中で一番面白かったからである(出席をとらない先生だったけど、勢い余って全ての講義に出席しちゃったほどだ)。

 

この記事では、京大院卒の先生の元で半年以上過ごしてきた今だからこそ書けるリアルな感想を述べていく。

予想通りだったこともあれば予想を裏切る出来事もあったので、京大卒の先生の研究室に行く予定のある方がイメージを思い浮かべられるように色々詳しく書いていこうと思っている。

やっぱり、圧倒的自由。

京大が自由な校風を売りにしていることもあり、そこで学んでこられた先生も研究室に自由な雰囲気をもたらしてくれる。

  • いつ来ても良いし、いつ帰っても良い(コアタイムがない)
  • 何なら「早く帰って遊びに行きなよ~」と言ってくる
  • 研究を頑張りたい学生には次々とチャンスが降ってくる
  • 勉強したくない学生もそれはそれで受け入れてくれる

京大卒の先生の裾野には、圧倒的自由が広がっていた。

研究室にいて息苦しかった事なんて一度もないし、私なんてこんな自由な所へ行くのがあまりにも楽しいから週末でも研究室へ勉強しに行くようになってしまったほどである。

私が通う北大ものびのびした良い場所だなぁと常々思っていたが、今いる研究室は同じ北大の中であっても自由度が桁違いである。

 

研究を頑張りたい人にとっては最高の環境

大学をただの就活予備校としかみていない人にとっても、あれこれうるさく言われないからそれなりに楽しく過ごせるはずである。

一方で、大学生活で頭を使わず要領よく生きてきた人にはとっても苦しい生活が待っているだろう

なぜならば、私の先生はわずかな手掛かり(実験材料)だけしか与えてくれず、卒論テーマや実験プロセスも全て自分の頭で考えることを無言のうちに要求するからである。

 

手とり足とり教えてくれるのが北大卒の先生であるが、私の先生はジャングルに学生を放り出して「さぁ、後は自分で何とかしろ」と声をかけて立ち去るタイプである。

圧倒的自由、言い方を変えると絶望的自由

どのプロセスをたどって何をしようとこちらの勝手なので気が楽であるという良さはある、ただ、常に頭を使って自問自答する必要があるため袋小路に入ってしまえばどうしようもない辛さが待っている。

毎日がサバイバル…それを楽しいと思えるかはその人次第である。

 

尋常じゃないほど先生の頭が良いから”当たり前”のレベルが非常に高い

京大に入れるだけでも頭が良いのに、京大の博士課程を卒業して大学教授になっちゃうんだから「宇宙人じゃないんですか?」と確認したくなるほど先生の頭はキレッキレ。

だから、先生が「え?簡単だよww」と大した事なさそうに言うものでも我々北大生からすれば大ごとなのである

例えば、現在私が使っている装置の扱いについて「この機械を使いこなすのは難しいんですか?」と先生に訊いた時、先生は「めっちゃ簡単」とドヤ顔で言ってきたのだが、実際にその装置をそれなりに使いこなせるようになるまでに私は3週間毎日10時間実験し続けなければならなかった。

先生の言葉を鵜呑みにした私もバカだったと思うが、それにしても先生の能力はハンパないと思う。

 

私の先生は京大レベルが当たり前

だから、北大生である私たち学生にも常に京大レベルを要求してくる

修士課程では英語論文を最低1本書くのが当たり前だし、博士課程に行ったら毎年2本は投稿して当然らしい。

北大では修士課程のうち英語論文を書ける人など全体の1割ぐらいしかおらず、博士課程でも英語論文を3本書けば卒業できてしまうので、先生の当たり前レベルが如何に高いものであるかがお分かり頂けると思う。

 

先生と普段から接していると、いつの間にか自分の当たり前レベルが高くなっていく

研究室に配属された4月当初は(こんなヤバイ所でやっていけるのかな…)と非常に心細かったが、高いレベルに歯を食いしばってついていく事で、最近(どうにかやって行けそうだ)という気持ちになることができた。

また、(自分はそれなりに優秀な方だ)と思っていたのが完全に錯覚だったと分かってしまった

同級生の中では優秀であっても、圧倒的に優秀な人との間には絶望的なほどの差があると知ったので、これからはもっと謙虚に無知の知を自覚しようと思いを新たにした。

 

私は今まで「自分なんて何も知らないんだよ」と軽々しくヘラヘラした面で言っていたが、本当の意味で無知の知を自覚した今ではヘラヘラなんてしていられない。

勉強すればするほど知らない事だらけになっていくし、私が北大に合格した時父が放った「男は一生、勉強やで」という名言の意味がようやく分かったような気がした。

この事に気づかせてくれた先生には感謝してもしきれない思いである。

先生、ホンマありがとうございます。

 

自分が一生懸命頑張っている事を正当に評価してもらえる

先生は非常に真面目な方で、研究に命を懸けてこれまで生きてこられた人間だ。

なので、学生が頑張っているのを見ても決して馬鹿にはしないし、むしろ(えらいね~)とか(頑張ってるね~)といった励ましの声をかけて下さる

同期とつるんでばかりいると「何ガチでやってんだよ」という風に一生懸命頑張る事へ正当な評価がなされない傾向にあるが、先生はむしろ狂ったように勉強やランニングに熱中している私を見て面白がったり話を聞いてくださったりしてくれるのだ。

小・中・高・浪・大と今まで過ごしてきて、努力を”ちゃんと”評価してもらえたのなんて初めてだから、初めて「休みの日も勉強するなんてえらいね~」と何気ない一言を頂戴した時は思わず涙がこぼれたほどである。

 

また、私の先生は趣味を持つことを尊重してくれる。

私が毎朝ランニングしているのを先生が知った時は「ストレス発散になるからどんどんやりなさい」と言ってくれたし、僕は月に8冊ほど本を読むんですと先生に言った時は「研究には想像力も大切だからしっかり本を読みなさい」と趣味を激賞して下さった。

こんな嬉しい事を言われたら、趣味でもどんどんのめりこんでいっちゃうよ。

勉強にマラソンに読書…今までの大学生活3年間は同じことをやっていても非常に味気なく感じられたけど、今では非常に楽しく華の大学生活を送れるようになった

ちなみに、私の先生は趣味で占い師をやっているらしい。

占い師の勘で人生の荒波を乗り越えてきたようである。

先生曰く、私はもしかしたら短命かもしれないとのことである。

私自身もあまり長生きしたいとは思っていないため、太く短い人生を歩んでいこうという気持ちが改めて強くなった。

 

人脈が超一流・超広い

京大時代のつながりや、京大卒業後にドイツで得た人脈など、私の先生の人脈は本当に幅広い

だから、我々学生が「○○をやってみたいです」と先生に言うと、「分かった」と言ってその道のエキスパートとコネクトしてくれるのである

先生自身が持っている知識も膨大だが、それと先生の人脈を掛け合わせれば不可能な事なんてないんじゃないかと思ってしまうほどである。

全ての知り合いが超一流であり、北大で頑張っていらっしゃる方には失礼かもしれないが、先生が引き合わせて下さる方々は北大ではお目にかかれない切れ者揃いである。

 

先生の人脈のおかげで、私も学部生ながら筑波の超一流研究施設で実験させてもらえる事になった。

先生の大学院生時代の後輩が筑波で研究者をやっていて、そこで研究者の端くれとして武者修行させてもらえるチャンスを得たのである。

こんな貴重なチャンスを逃すわけにはいかないし、ここで結果を残せなかったら先生の顔に泥を塗る事になりかねないのでこちらも必死で毎日頑張っている。

筑波で受け入れて下さっている方から気に入ってもらえたようなので、これからも必死に食らいついていきたい。

 

私の2つ上の先輩はフランスNo.1の大学に3ヵ月留学して学会発表までしたらしいし、その他にも企業や京大との太いパイプのおかげで様々な共同研究プロジェクトが走っている。

大きなチャンスがこれほどそこら中に埋まっている場所なんて日本中を見渡してもそう多くないと思う。

勇気を出して京大卒の先生の元に転がり込んでみて本当に良かった。

これからは先生の期待に応えるだけではなく、先生の期待を上回る成果を出していきたい。

 

以上です。

 

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馬術競技からマラソンに転向した北大工学院のM1|国体馬術競技優勝&8回入賞|10000m36’33”|マラソン2°47’50”|100kmレース10°19’17”|英検準一級|TOEIC785点|ラン歴5年|乗馬歴10年|英語の学術論文2報(電気化学)|月間2万PVのブログ運営中|コメントやご相談はTwitterのDMまでお願いします。