先日、私は以下のようなレビュー記事を書いた⇓
そして今朝、エボライドで15km走った。
広島に帰省し、エボライドで15kmほど走ってきました。前に2km走った時には分からなかった事が色々分かりました。個人的感想を記事にまとめ、日曜夜までに公開します。 pic.twitter.com/Vpy0PbKwQn
— かめ@2021年6/13いわて銀河100kmマラソン (@hokudaineguse) February 14, 2020
15km走ったことにより
・上り坂や下り坂でどういったパフォーマンスを発揮するのか
・エボライドはどのような人にオススメなシューズなのか
など、シューズの詳細が分かってきた。
この記事ではエボライドを履いて感じたことを皆さんにお伝えしていこうと思う。
Contents
15km走った3つの感想
4’30″/kmがすごく楽だった
今日の15kmのランニングのうち、10kmを4’30″/kmで走った。
なぜ4’30″/kmか?それは、以前レビュー記事を書くためにエボライドを履いた時キロ5分~キロ4分で最高のライド感を味わえたからである。
キロ5とキロ4の中間あたりが最も心地よく走れるのではないか?と考え、私はキロ4分半で10km走ったのである。
予想通り、キロ4分半の10km走は最高に快適であった。
脚に力を入れなくても勝手に足が転がっていくし、適度に弾力のあるミッドソールが彼女のビンタのようにパシっと脚を後ろに弾いてくれた。
全くブレないフィット感が私のランニングをどっしりと支えてくれ、かと言ってキツ過ぎないアッパーがドクターフィッシュのように足を適度に和ませてくれた。
フォームをいじった訳ではない。
アディゼロジャパンやGT-2000のような他のシューズを履いた時と同様のフォームで走ったのである。
それでもエボライドは最高の走り心地を私に味わわせてくれた。
どこまでも走っていけそう!という全能感を味わいながら、15kmランを締めくくる事ができたのである。




上り坂では
15kmランの途中、勾配15%の激坂を走ってみた。そこで分かったことがある。
坂を上るときに酷使しがちなふくらはぎの使用を大幅に抑えられたのである。
ふくらはぎを使うまいと特別意識したつもりはない。
何も考えず坂を走ったのに、坂を上り終わった時




と感じるほど、楽に15%の坂を上ることができたのである。
ふくらはぎを使わず坂を上れた理由はエボライドのGLIDESOLEテクノロジー(シューズ前足部の弓型デザイン)にある。




前足部が反り返っていることで上り坂では地面を蹴ろうにも蹴られない。
それゆえお尻やハムストリングスなどの大きな筋肉を用いて推進力を生みだそうとするようになる。
大きな筋肉を使う事により足を置くようにして前へと進む走法へと変化する。
それによりふくらはぎなどの末端部分に負荷をかけずに坂を駆け上がることができるようになるのだ。
ふくらはぎが痙攣しがちな私には、この機能は非常にありがたい。
このシューズで坂練習すれば、やがては他のシューズでも同様な走法ができるようになるのではないか?と私は考えた。
上りの走りを教えてくれる先生のようなシューズ、それがエボライドである。
下り坂では
激坂を上ったのち、激下り坂を下ってみた。そこでも一つ発見があった。
普段下り坂を走る時よりピッチが多くなったのである。
ピッチを上げて速度を制御するのが私が下り坂を走る方法なのだが、このシューズを履いたら意識せずともピッチが上がったのである。
むしろ足がクルクル回ってピッチが多くなり過ぎたほどだ。
ピッチが多くなったことで速度調節が容易になり、ブレーキをかけずスムーズに下ることができた。
それにより前腿への負担を抑えて下り坂を走られたと感じる。
ピッチが自然と多くなった理由も、先ほど述べたGLIDESOLEテクノロジーにある。




前足部の反り返りが前方への素早い重心移動を促す。
その反り返っているソールに重心移動することで、いつの間にか離地する。
また着地して、すぐ離地する。
その繰り返しにより非常にスムーズに素早くピッチを刻むことができるようになっている。
ピッチを無理に上げようとすると小さな走りになりがちである。
しかし、エボライドは走りに一切の窮屈さをもたらさずに高ピッチ走法を可能にしてくれる。
下りの走りが苦手な人も、このシューズで走れば下りが得意になるかもしれない。
少なくとも私は下りへの苦手意識が少し弱くなったように思う。
以上がエボライドで15km走って感じた事だ。
エボライドはこんな人にオススメ
私が個人的にエボライドをオススメしたい人を以下に書いていく。
エボライドはこんな人にオススメ↓
・ズームフライが合わなかった人
・アシックスの新技術を試したい人
・ウルトラ用シューズを迷っている人
・耐久性のあるシューズを探している人
・キロ4〜キロ5で楽に走れるシューズを探している人
・メタライド,グライドライドからステップアップしたい人 pic.twitter.com/eRcCRHGO9b— かめ@2021年6/13いわて銀河100kmマラソン (@hokudaineguse) February 11, 2020
ズームフライが合わなかった人
まず、Nikeのズームフライが合わなかった人にこのシューズをオススメしたい。
ズームフライの反発はプレート由来の機械的なもの。
しかし、エボライドの反発はソール由来のナチュラルなものである。
カーボンプレートはないが、反り返ったソールデザインが大きな推進力を生みだしてくれる。
エボライドはフォームを変えずとも推進力の恩恵を得ることができるので万人受けするシューズだである。
クセがないため気に入る人も多いはずだ。
ウルトラ用シューズを迷っている人
ウルトラ用シューズを探している人にもエボライドをオススメしたい。
ウルトラ用シューズに必要な要素は3つある。
①軽さ
②踵・中足部のしっかりとしたホールド感
③硬すぎず柔らかすぎないクッション性
この3つである。
エボライドはこの3つを高水準で満たしている。
その上、GLIDESOLEのおかげで坂道もラクラク走ることができる。
これをウルトラシューズと言わずして何と呼ぶ?
エボライドはウルトラランナー待望のウルトラシューズである。
このシューズを履いたらすぐさま良いタイムが出せる訳じゃない。
タイム向上には継続的な練習が不可欠だ。
しかし、ちゃんと練習した後このシューズでレースを走れば練習してきた分の結果を期待できると思う。
ウルトラランナーの努力に応えられるスペックが、エボライドにはある。
耐久性のある練習用シューズを探している人



エボライドのアウトソールは非常に耐久性が高いAHARである。
そのため1,000kmは使えるのではないかと私は考えている。
同じくAHARを搭載したライトレーサーTSは1,000kmどころか2,000kmでも使えてしまう。
なのでエボライドにも同様な耐久性を期待できる。
練習でガンガン使えるシューズ。
それがエボライドである。
キロ4~キロ5で楽に走れるシューズを探している人
・サブ3.5を目指すランナーのレース用シューズ
・サブスリーランナーのジョグ用シューズ
これらのシューズを探している人にとって、エボライドは最高の一品といえる。
それは、シューズの構造がキロ4分~キロ5分で最も楽に走れるようになっているからである。
キロ4分~キロ5分ではコロコロ転がる感覚・クッション性・反発力すべてがうまい具合に調和している。
走っていて楽しい事間違いなしである。
キロ4分~キロ5分で走った感想を詳しくレビューした記事を以下に貼っておく。
走行感について気になる方は一度ご覧になって頂きたい。
メタライド・グライドライドからステップアップしたい人
エボライドの兄弟シューズとしてメタライドやグライドライドという商品がある。
これら2つのシューズから一段階ステップアップしたい人にとって、エボライドは間違いのない最高な選択だと言えるだろう。
エボライドはメタライドやグライドライドより軽量。
足が回る感覚はそのままに、より推進力を生みだすテクノロジーが詰め込まれている。
メタライドやグライドライドでは手が届かなかったあのタイムも、エボライドなら達成できるかもしれない。
革新的な新技術で是非あなたの目標タイムを突破して頂きたい。
このシューズは、あなたの夢を叶えてくれる。
最後に
エボライドで15km走って感じたことを記してきた。購入の際、参考にして頂けたら幸いである。